材木町のしゃおしゃんを閉める際には、新しい工房兼試飲サロンは２００９年秋頃にオープンしたいと思っていました。が、自分たちで改修する方針で進めており、大幅に改修が遅れる見込みです。

改修は、イベントや通信販売の合間を見て、昨年から少しずつ進めています。

まず、住居にするため、以前大家さんが住んでいた家で、その後物置になっていた建物の内部を整理し、断熱材を切って押し込み、胴縁を打ちつけ、波トタンを打ち付けました。床にも断熱材を敷き、コンパネを敷き（細かいところは切らないとはまりません）、カーペットを敷き、どうにか住めるようになりました。（これから冬が越せるかが問題です！！）

試飲サロンにする予定の建物は、元・養鶏場だったものです。３０年くらい前まで養鶏をしていたそうですが、１３年くらい前に消毒して、鉄器の工房として使っていたものです。長さ２０メートル以上あります。外観は、トタンが古く錆びている上に、窓がないため、防水シートが張られています。一見して、廃墟のようです。この外観は、当分（数年以上？）変わらない予定です。

この建物の中に、試飲サロンの他、私たちの仕事場や休憩室もあります。

試飲サロン予定の、壁のない軒下のようだった場所に、雫石の工務店「住工房森の音」さんにお願いして、大きなサッシを付けてもらいました。これで、雨風がしのげるようになりました。試飲サロンからは、養鶏場跡のコンクリート、牧草地、水田、小岩井の森、そして空が見えます。鳥や虫の声を聞きながら、ゆったりと一碗のお茶に向き合い、新しいお茶体験をしていただきたいと思います。基本的に、試飲サロンは、完全予約制で、相席はなく、一組ごとのご案内を考えています。

試飲サロンは、内壁が断熱材むき出しの状態なので、これから板張りをする予定です。その前に細かな下地処理がありますので、時間がかかりそうです。２０１０年春には、少しは落ち着くと思います。それまでは、工事途中だったりして落ち着きませんが、それでもよいというお客様には、随時ご相談の上、ご案内しますので、ご連絡ください。

なお、試飲サロンのご利用の際には、ご利用料金をいただくことを検討しています。来春には、利用料金を決めてご案内いたします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　焙茶工房しゃおしゃん　前田千香子

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