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治療について

●患者さんの要望を実現することこそが治療において一番大切なことだと考えています。 「喜んでもらいたい」という心からの思いは落語に向かう思いと一緒です。
 たとえば、治療スケジュールについては、結婚式のため一度装置を外したり、海外赴任のため自分で取り外しできる装置に切り換えて帰国後に治療を再開したり、患者さんに最適な治療計画を、常に患者さんと相談しながら一歩一歩進めます。
 出っ歯、八重歯、受け口等、具体的な症状と治療の説明はご来院いただいた折に譲り、ここでは、矯正治療に臨まれるにあたり、私として、是非聞いていただきたい点を3つほどお話しいたします。

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1.歯を動かす治療で

●まず、歯の移動は力ずくではないことです。板に打ち付けた釘を横に引っ張っても、抜けてしまうだけで、するすると横方向に移動したりはしないのです。歯の移動は、砂に刺した棒を横に動かすのに似ています。歯の周りには、骨を溶かして吸収したり、骨を作り出す細胞があります。その細胞を、小さな力で刺激してあげると、骨を溶かしたり、作ったりしはじめるのです。そして、歯が少しでも動き始めると、歯の周りの細胞は動かされてできた空間を、やがて、骨を作って埋めはじめます。そんなふうに歯は動いていくのです。骨の様子を見ると、あたかも小さな骨折の治療を繰り返しているようです。ですから、健康な歯と骨の状態を保ちながら歯を動かすには、それ相応の時間と気配りが必要になります。

 矯正治療は患者さん自らの深い理解と協力が欠かせません。くわえて、なにより、患者さんの「必ず治すんだ」という強い決意が求められるのが矯正治療です。

 そんな決意は持ち続けられそうにないと思われるかもしれませんが、大丈夫。矯正治療は目に見える治療です。日に日に、着々と、いい方向に歯が動いていくのが嬉しいです。だから心配しないで。着実に良くなっていく歯並びを見ながら、嬉しい嬉しいで、毎日を過ごしましょう。

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2.歯を動かさない治療で

●次ぎに、骨はしっかりと硬くなるまでに1、2年の歳月を必要とすることです。それは、歯の移動が完了した後の「歯を動かさない期間」のことです。歯が移動して、納得のいく歯並びになったとしても、骨が硬くなるまでは、その歯並びを維持する治療が必要なんです。

 その間は、患者さんご自身で取り外すことの出来る装置を用いて治療します。装置を装着しいてないときには、咬む力や、「歯周組織の力」や、「骨が萎縮する力」で、歯は移動することがあります。

 この「歯周組織の力」とは歯の移動に伴って歯周靱帯というゴムのような組織が引き延ばされたことで、縮もうとする力です。この縮む力で歯が移動するのです。また、「骨が萎縮する力」というのは、加齢で骨がすこしずつですが小さくなっていく生理的な変化による力のことです。中年になって下の前歯に凸凹が出てきたり、歯が抜けてしまう大きな原因の一つがこの「骨が萎縮する力」です。

 この「歯を動かさない期間」は、毎日の装置の使用はもちろんですが、なにより、ご自身の歯をよく観察することが大切です。

 当院ではほんのわずかの歯のズレは来院したその日に元に戻す治療が可能です。

 定期的な通院より、毎日の中でご自身で異常に気付いてもらうことがとても大切です。

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3.歯の根っこを並べる治療で

●最後に、「年をとっても抜け落ちない歯並び」とは前後から骨の板でしっかりと歯の根っこが支えられ、また、その歯の根っこがほぼ平行に並んでいる歯並びだということです。


 矯正治療というと歯の骨の外に出ている白い頭の部分を並べるモノと思われている方が多いのですが、実はそれ以上に、骨の中に埋もれている黄色い根っこの部分を並べることが大切なのです。斜めにはえている歯の頭部だけを削って見た目だけ真っ直ぐな歯に見えるような治療をしても、根っこまで真っ直ぐでないと、折れかかった割り箸のようなものです。根っこがそろっていてこそ、抜け難いいい歯並びなんです。 矯正治療で大切なのは「きれいな根っこの歯並び」を作ることだと私は思っています。


●相談無料です。お気軽に。ご相談をお待ちしています。