燻製
12月14日 オヤジ連合
たとえば滔々たる流れが一つ。
それを右岸から眺める者と、左岸より見る者、二つの部族が存在すると、とり敢えず思っていただきたい。
右岸に立つものは批評家たちである。
左岸に立つものは創る側である。
流れには橋がなく行き来が出来ない。
右岸に立つものが突然発心し、対岸に立つべく流れへ飛び込む。すると忽ち河の流れは彼の体を下流へ押し流し、ほうほうの態でたどりついた左岸は、彼の見た位置より甚だしく下流である。たやすく行きつけると思っていた対岸は、もはや見えない、はるかに離れている。
見る現実とそこに立つことは極端な距離にはばまれているのだ。
そんなこともあるよ、だから批評はね、誰にだって出来るさ、けど現実には批評するだけさ。俺は川下でも左岸を行きたいね。
(中略)
「言い方変えればそれはあれでしょ?なにも創作者と批評家に限らん、実際に黙々とやっとるもんと、やりもせんでああだこうだ能書きばかりたれる奴、そういう風に置き換えてもいいんでしょ?」
「その通り」
「したら僕判るわ。すごくよく判るよ?最近はアレだもね、右岸に住む奴やたら多くて、左岸の方はアレ、----過疎ですもンね」
-----------------「左岸より」倉本聰
オヤジ達は「左岸」の人であり続けたいと願う。


という長い前置きがあって、今回は燻製作りである。場所はJUKEさんの山小屋。段取り及びスモークハウスの設計は経験者のJUKEさんが決めてくれたので、私はその構想に沿って電動工具を駆使してスモークハウス作り。
この電動工具は「念の為」という感じで持っていったものなのだが、ドリル、ジグソー、グラインダーが大活躍である。


煙突用の穴はまずドリルで穴を開けジグソーで簡単に型抜き出来るし、極太の針金はグラインダーで切断できる。
思ったよりスムーズに仕事は進んでいく。
JUKEさんは主に食材の下地作り。今回は初回ということもあってソミュール液などの面倒な下ごしらえは無し。
取り敢えず燻製らしきものが出来ればそれで良しということになっている。
私は初めてのトライだし、JUKEさんだってそれほど経験があるわけじゃない。(・・と思う)
まずは燻製作りの概要が判ればいいのだ。
スモークチップを燻し煙突で段ボールに煙を送り込みそれで燻製に仕立てようという我々の計画だが、なかなかいい作戦に思える。
(1)
熱源は七輪で熾した炭である。(七輪があるというのは今や奇跡に近いのではないか)
今回の材料といえば、サーモン、ニシン、ウィンナソーセイジ、豚肉、チーズの5種類。
味付けというか、下ごしらえはすべてJUKEさん。




そして、とうとう燻煙の始まりである。

電気屋さんでもらってきたテレビの空き箱
煎餅の空き缶がスモーカーになった。
煙突がうまく入った。
両面テープを使ってアルミホイルを貼り付ける。
クレージーソルトをふりかける。
結構うまく並んでいる。(自画自賛)
七輪が渋い。
期待と不安
MILKYさんも様子を見に来た。
ところで、燻製の出来具合であるが、15日の夜の時点で確認出来ていない。
段ボール箱が大きいために、温度がなかなか上がらずまだ完成に至っていないのだ。
JUKEさんが四六時中スモーカーに張り付いて面倒を見ているのだが(ご苦労様です)、自分が燻製になってしまうと嘆いていた。
明日には味見出来ますよね、JUKEさん!
それからこれをご覧の方で何かいいアドバイスがありましたらよろしく御願いします。

電動工具が本当に役に立った。極太の針金に細工をしているところ。