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2010
 
 
 
 
 
焼岳・南峰(黒谷滑走)
日時 : 1/24
ジャンル : スキー
場所 : 岐阜県
メンバー : やまお・大ちゃん・吉森・大滝くん
     
     
     
 

中尾温泉発、北面大地経由で自身憧れであった厳冬の焼岳・南峰(2455m)に立つ。

念願だった黒谷を滑走。

 
 
 
 
 
 4時58分:中尾温泉奥林道除雪終地点 (1215m)
 5時38分:焼岳北面台地取付 (1400m)
 9時35分:焼岳北面台地上部岩場 (2150m)
11時40分:外輪山 (2400m)
12時19分:焼岳・南峰 着 (2455m)
12時54分:焼岳・南峰 発 (2455m)
14時30分:黒谷と林道の合流地点 (1300m)
14時40分:中尾温泉奥林道除雪終地点 (1215m)


山でスキーをするようになってから、厳冬期の焼岳は僕にとって憧れの的。
念願だった黒谷を滑走し充実感溢れる山行でした。


4時58分:中尾温泉奥林道除雪終地点


5分ほど歩いた所で二股になった林道を右に進む。


帰りはこの堰堤を左岸から巻いて下りられるはず・・・。暗くて状況がよく分からなかった。


5時38分:焼岳北面台地取付
この建物が目印。ここから尾根に取り付く。
取り付きは広く緩やかですが、すぐに急な尾根が現れスキーを脱いでつぼ足で登った。
思いのほか手こずりタイムロス。


時折り黒谷の状況を確認しながら気持ちのいい樹林帯を進む。
黒谷下部は水が出ているのが確認できました。


北面台地から焼岳を望むも、目的地はガスの中。


写真:大滝くん提供
緩やかだった台地も次第に斜度が増してくる。
2000m付近で森林限界を超え、クラストした急斜面となった。ここでアイゼン歩行に切り替えた。


9時35分:焼岳北面台地上部岩場
ここで一旦体勢を整えて行き先を探る。この先はクラストとパウダーが交差した急な岩稜。
地形、雪質が複雑に絡み合い安全に歩けそうな場所を探りながら一歩ずつ慎重に進む。
氷化していなかったのが、せめてもの救いでした^^;


凍りついた岩に目を奪われた。


次第にガスも晴れ現実離れした世界が広がりました。
行く先に立ちはだかる険しい行程も明らかに・・・^^;
帰りは北面台地を滑るか黒谷を滑るかで悩んでいましたが、もはや登ってきた危険地帯を滑り降りるのは自殺行為。
選択の余地は無くなり、帰りは黒谷に決定。


完全にガスが晴れた。


景色を堪能しながら高みを目指す。


写真:大滝くん提供
11時40分:外輪山
ようやく外輪山にたどり着く。


外輪山から焼岳北峰・南峰を望む。
噴煙を上げているのが北峰。 右のピークが目指す南峰。


ようやく険しい岩稜が終わり、この後はウキウキで緩やかな斜面を歩き山頂へ。


12時19分:焼岳・南峰 着


写真:大滝くん提供


左から吉森・大ちゃん・大滝くん・やまお


360度の大パノラマ。槍穂を望む。


12時54分:焼岳・南峰 発
いよいよ黒谷を目指します。行きも怖いが、帰りも怖い^^;


クラストバーンの上に30センチの新雪。
底なしパウダーとはいかないものの、ご覧の通りスプレー上がりまくり。


黒谷エントリー。
上部は地雷多数。こけたら止まらないアイスバーン。慎重に降ります。


黒谷を見上げる。


しばらくクラストとパウダーが交じり合う難しい滑りが続く。 吹き溜まった場所は素晴らしいパウダーです^^
所々ピットチェックを行いながら滑り降りる。


写真:大滝くん提供
やまお


写真:大滝くん提供
大ちゃん


動画:吉森提供
谷での長居はタブーですがこの日は一日気温も低く、斜度の緩い場所や両脇の尾根からの背庇雪崩の危険が無さそうな場所を選んで撮影を行いました。


黒谷下部にさしかかると、いよいよ水が出始めた。
左岸、右岸と何度か渡り、堰堤にたどり着く。


14時30分:黒谷と林道の合流地点
堰堤を左岸から巻いて無事林道に合流。
朝付けたトレースでジェットコースターを楽しむ。


14時40分:無事帰還!


道の駅・上宝から焼岳を望む。
双眼鏡を覗き込み、とんでもない所を登って滑り降りて来たものだと皆で盛り上がった。


トラックデータ:大滝くん提供

仲間・天候・雪に助けられ最高の山行となりましたが、 今回のルートは自分達の実力からみて時期尚早。
この山行を通して、冬山に対して取り組むべき課題をいくつも見つけることができ、そういう意味でも非常に充実した山行となりました。
挑戦した価値は十二分にあり!

 
 
 
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