2008 / 2009 / 2010
 
 
2010
 
 
 
 
 
五地蔵山(五地蔵沢滑走)
日時 : 2/7
ジャンル : スキー
場所 : 長野県
メンバー : やまお・大ちゃん・吉森・大滝くん
     
     
     
 
大滝くんオリジナルルートで高妻山を目指すも、深雪に行く手を阻まれ2053ピークで力尽きる
予定を変更して五地蔵山から五地蔵沢を滑走。
 
 
 
 
 
 5時00分:戸隠大橋 (1140m)
 7時38分:佐渡山下鞍部 (1575m)
 8時30分:高妻山東尾根取付
 9時43分:1826ピーク
11時38分:2053ピーク 着
12時10分:2053ピーク 発
12時50分:五地蔵山山頂 着 (1998m)
13時30分:五地蔵山山頂 発 (1998m)
15時28分:戸隠大橋 (1140m)


「次はどこへ行こうか?」と皆に相談したところ、大滝くんからメールで思いもよらない物が送信されて来ました。
思いもよらない物とは、彼が8年前に佐渡山から眺めた高妻山の写真に、登高ルートと滑走ルートが書き記され、更に詳細なルート図も付け加えられた計画表でした。(2週間前に僕が企画した焼岳とはえらい違い^^; )
近年の貧雪で実行には移していないと言う。
魅力溢れる彼オリジナルのルートに皆で挑戦してみました!

魚津インターに2時半に集合して、戸隠へ向かう。
高速を下りてびっくり、歩行者信号が埋まりかけていました。
さすが豪雪地帯、里でこの積雪かと正直唖然。
災害的な降雪&積雪量に先が思いやられましたが、4人なら何とかなるかな??


5時00分:戸隠大橋
先行者無し一番スタート。
昨夜もガッツリ降ったようで、スタートからスネラッセルです。


吹雪く雪にヘッドライトの明かりが反射して、目の前の状況はほとんど分からないまま進む。
途中でルートミスもありましたが、一先ず佐渡山の尾根に取付いた。
ラッセルはスネ所によりヒザ。


佐渡山下の鞍部を目指す。風がゴウゴウと唸って気味が悪い。視界も悪いためGPSを頼りに進んだ。
取付く尾根を一本間違えていた。
あまりの積雪で地形が変化して、この付近に通い慣れている大滝くんも驚いていた。


7時38分:佐渡山下鞍部
鞍部を少し下ったところで休憩を取る。
気温−10℃と、想像よりも気温は低くありませんでしたが、吹き付ける風にどんどん体温を奪われおちおち休憩も取れません。


8時30分:高妻山東尾根取付
雪に埋もれた氷沢川を渡り、目的の尾根に取付いた。
次第に斜度も増し、4人でもさすがにラッセルがきつくなってくる・・・。
気が付いたらまつ毛が凍っていました。曇ったサングラスは一瞬で凍りつく^^;
寒さとラッセルにひたすら耐えるのみです。


9時43分:1826ピーク
時折り雲の切れ間から太陽が顔を覗かせるも、すきっとしない。数分毎に突風に吹かれ指も顔も痛い。
気温もさらに下がり−12℃。
気温も低く視界も悪く条件はあまり良くない。
里までは直ぐに戻れない奥深い山。そう考えると少し恐怖心も芽生え出しました。


どんどん斜度が増し、ヒザ上ラッセルになりバテた体でジグを切るのも辛くなる。
大ちゃんがガシガシラッセルしてくれた。


11時38分:2053ピーク 着
1826ピークから標高差約200m上げるのに2時間もかかってしまいました。
山頂までは標高差残り約300m。このペースならもう3時間はかかりそうだ・・・。
この先は一旦尾根を下る必要がある。細尾根に雪庇が発達しているのも何となく見えた。
この状況(体力と天候)では、なかなか先へ進もうと思えなかった。


12時10分:2053ピーク 発
しばらく体力と天候の回復を期待して待機するも、寒さで皆震えだす^^;
帰りの時間も考えれば今日はここまでか??
それでもここまで力を合わせて激ラッセルに耐えて登ってきたので、皆このまま引き下がりたくなかった。
意見がまとまらず取っ組合い、ぶん殴り合った結果、ここから南南東に進路を取り尾根伝いに五地蔵山を目指すということで折合いがつきました(笑)


しばらく進むと五地蔵山へと繋がる尾根の状況が確認できました。
問題なく進めそうだ。


12時50分:五地蔵山山頂 着


13時30分:五地蔵山山頂 発
数ヶ所で念入りなピットチェックの結果、雪の結合も良好。
五地蔵沢を滑る事に。
天候も回復し始め、いよいよお楽しみの時間です。


吉森


大滝くん


動画:吉森提供


吉森

乾燥したパウダーが撒き上がります!これぞ激パウ。
アドレナリン大放出で登りの疲れもどこへやら^^
広く美しいオープンバーンが続き、ダイナミックな滑走が楽しめました。
(途中一ヶ所だけ崖が現れるので要注意ですが、右から巻けば問題ありません)


五地蔵沢を見上げる。
皆の滑走写真を撮るのも忘れて、滑りに没頭していました^^;


中腹から下部にかけてはクラスト&デブリの上にパウダーが乗った状態。
南東斜面の宿命か??残念!


沢の下部は美しい樹林帯が続きます。滑走後のクールダウンには最適です。


樹林帯を抜けると戸隠牧場。大雪原が広がり感動。


振り向けば戸隠山や五地蔵山が。
クロカンやスノーシューでのピクニックには最高のスポットではないでしょうか^^


戸隠牧場から大橋までは縦横無尽に沢が走っているので、雪の少ない時は徒渉に苦労するかも知れません。
不安定なスノーブリッジは渡りたくないと、大ちゃんジャンプ!無事着地。


何度か沢に行く手を阻まれながらも、無事足を濡らさずに帰って来られました。

トラックデータ:大滝くん提供
緑が今回断念した残りの行程。

残念ながら高妻山山頂には立てませんでしたが、条件が揃い次第必ずリベンジします!!

 
 
 
PAGE TOP PAGE TOP
 
      お問い合せ お問い合せ  
  Copyright (C) 2009 YamaYamao All rights reserved.