注意していただきたいこと早期教育について
いつからピアノを始めたらいいのか
尋ねられることがあると、
「5歳くらいかな。」
と、答えます。
5歳くらいになると、ほとんどの子は
幼稚園や保育園に通い始めています。
幼稚園や保育園では、歌を歌ったり、
音楽に合せて体を動かしたりという、
いわゆる、リトミックをしています。
そして、先生がピアノやオルガンを弾いているのを
間近で見たり、鍵盤ハーモニカやカスタネットなどの
楽器を演奏してみたりして、音楽にたくさん触れています。
音楽とはどんなものなのかを知っていて、そして、
ピアノをしたいな・・・と思った子はグ〜ンと伸びます。

しかし、5〜6年ほど前からテレビや雑誌などで
早期教育が採り上げられるようになり、
こちらの教室でも、
3歳からのレッスンを希望される方が増えています。
まだ楽器に触れたことが無い。
楽器を演奏できる人が身近にいないので、
楽器の楽しさがまだわからない。といった状態で、
「ピアノを弾きましょう。」
と、言ったとしても、
まだ小さい子にはあまり理解できません。
その上、ピアノの鍵盤の幅は
大人が思っている以上に広く、
小さい手で弾くのはとても疲れます。
あと、毎週レッスンに通わないといけなかったり、
覚えないといけないことが山ほどあったり、
家では毎日練習をしないといけなかったりと、
こどもにとって予想もしない事が
起こり始めることになるのです。
好きで始めた子には乗り越えられることなのですが、
そうで無い子にとっては、苦痛だと思います。
厳しい言い方になりますが、
早期教育をするには、お子さまにとって、
デメリットも多いということをご理解ください。

幼児期には、叱らない
おうちでの練習の時は、叱らないようにしてください。
ちゃんと出来ていなくても、頑張っていればOKです。
音楽は楽しくしたいですよね。
それに、こどもはお母さんが大好きです。
大好きなお母さんに叱られるのは、嫌なものです。
ピアノを弾いた時に叱られると、
ピアノが弾けなくなってしまうこともあります。
児童期になって、精神面も少しずつ強くなってくると、
多少叱られても耐えられるかも知れませんが・・・
あと、おうちで練習をしない時は、まず、
理由を聞いてあげてください。
その時は、たまたましなかっただけだったのかも
知れませんが、もしかしたら、
ピアノを弾くことが嫌なのかも知れません(T_T)
原因は、おそらく
覚えないといけないことがたくさんあるし、
楽譜を読むのがしんどいからだと思います。
練習が嫌だなぁ・・と思っている子は、
無理矢理続けさせても
そのうち全く練習をしなくなります。
あくまでも目安ですが、
ピアノが好きな子は、
『 自分から練習をする 』
『 「練習しなさい。」と言えば、練習する 』
です。
『 怒ったら練習する 』
は、ピアノが好きでも嫌いでもなく、
どっちでもいい状態です。
『 怒ってもなかなか練習しない 』
は、多分嫌になっています。
おこさまの本当の気持ちを
時間をかけて聞いてあげてください。

体調が良くない時は、休ませてあげてください
おこさまが熱がある場合は
休ませる方は多いですが、
・ 頻繁に咳が出る。
・ 鼻水が止まらない。
といった場合も、できれば休ませてあげてください。
ピアノの前に座っても、弾ける状態でなかったら、
レッスンになりません。
過去にも、レッスン中に熱が上がって、
おうちの方に迎えに来ていただいたことがあります。
特に、小さいおこさんの場合は、
我慢ができるラインとできないラインを
区別できません。
「ピアノに行く?」
と、聞けば、
「うん。」
と、答えます。
レッスンに行くかどうかの判断は、
おこさまに聞くのではなく、
おうちの方の適切な判断を
お願いいたします。

