2002(平成14)年10月の日記


10月31日(木)

 今日も休講だけど朝のバイトと夕方のバイトはあるので出かける。その間がヒマなので、10時からエンプラ指導を入れておいた。M井くんといっしょにこんどの追分での合宿でN屋くんが発表する内容の確認。みんなクルマで行くみたいで、電車で行く人いないの? と聞いてみるとM井くんが「時間かかりすぎだよ」と。僕は今回行かないけど、行くとしたら電車だなーと言うとびっくりしていた。追分セミナーハウスは信濃追分駅から徒歩20分(byウェブページ)の場所で、軽井沢まで新幹線で1時間、しなの鉄道に乗り換えてすぐだ。新幹線は高そうだから在来線で行くにしても、横川で軽井沢行きのJRバスに乗り換えるなど変化があって楽しい。集合は午後のようだから早めに行けば横川の鉄道文化村だってのぞいていけそうで、そこで峠のおにぎりでも食べて……とプランは膨らむ一方なのに。

 午後は床屋へ行こうかなと思っていたけど中央理容専門学校の実習室が休みなのであきらめ、寝不足で眠かったこともあって机で爆睡。水曜のゼミの課題もしなくちゃいけないので、理工展休み期間中にもう1回は来なければいけなさそう。……そういえばM井くんやN島くんにシンポジウムの話をしたら知らなかったと言い、大聖・草鹿研で、しかもモーターショーのチケットも配られているのに知らないということは、先生が言わなかったのだろうか。

 チケットはB4のO戸くんが管理しているので彼が来るのを待つけど理工展休講期間中だし来ないかもしれず、M田くんに電話番号を教えてもらってかける。呼びだし音はなるので圏内にいるはずなのに出ない。海城高校バイトの時間になったので研究室をあとにして海城高校へ。この時点でも電話してみるけど同じ。

 コンピューター室はいつもスタッフは僕一人なのにこの日はT村先生が前に座っていた。やっぱり先生がいると教室は静か。生徒がいる前で先生が先生の席でえらそーにパソコンを触っているのを見ると、早稲田実業の事件が思い浮かんでしまう(^^;)。……そんなことはどうでもいいのだけど、先生が立ちあがって巡回を始める。ゲームでもやっている生徒がいたのか「そういうことは家でやれ」というセリフが何度か聞こえる。そのうち軽いゲンコツがとぶようになり、先生も大変だなと思っていると、しまいには「聞き分けのないガキだな」という捨てゼリフが飛びだし、ここまでくるとさすがにおいおい、と思ってしまう。海城に落ちてよかったなぁ。(笑)

 仕事が終わり、事務所で今月分のバイト代(7800円)をもらい、郵便局のキャッシュコーナーでお札は貯金して山手線に。ここでもO戸くんに電話を試みるけどやっぱり出ない。電話を家に置き忘れたまま出掛けてしまったのだろうか。……それなら夜にならないとダメだ。

 家に帰って、晩ごはんを食べ、「スパスパ人間学」を途中で切り上げて自室へ。何かやろうと思ったけどすっかり疲れていたので寝ることにする。20時前に寝るなんて久しぶり。O戸くんには電話をしなくちゃいけないので22時にいったん目覚ましをかけ、確かに鳴りはしたものの、止めて再び寝てしまった。


10月30日(水)

 今日から理工展期間で講義は休講。朝のバイトが終わったらさっさと家に帰って調子が悪いWindowsの上書きインストールでもしようかと思っていたけど、H田と東京モーターショウへ行く約束をしたので行くことに。本当は10時半に海浜幕張で待ち合わせのはずだったのに、一旦家に帰ってカバンの中の余計なものを置いたりカメラを入れたりしているうちに海浜幕張についたのは11時半になってしまった。逆の立場だったら内心激怒しているはずで、ひたすら謝るとアウトレットモールを見ることができてよかったとか言われる。

 今回のモーターショウは商用車のなので、目的はバス。まずクセニッツの小型ノンステップバス(浦安の「おさんぽバス」と同じタイプ)を見たあと、日野自動車のコーナーへ。土曜日にららぽーとで乗った日野製のノンステップバスに閉口していたのだけど、クセニッツのによく似たフロントエンジンタイプの新型車が展示されていた。尋ねてみるとすでに松本市などで走っている由。日野・KDDI・エリクソンで開発した「BTコンダクター」という、ブルートゥース搭載の携帯電話を使った乗客ナビゲーションシステムの実演もやっていたけど、時間が合わず、パネルで概要を見て次へ。

 トヨタでも似たような小型ノンステップバスを展示しており、こちらは後部に観音開きのドアをつけているので、路線バスにこんなドアは必要ないのでは、と思って聞いてみると、コミュニティバス以外にも送迎バスなどへの用途を考えているという。あと、トヨタと日野の共同開発による燃料電池バスを眺める。公道走行実験が始まっているけど、ここではただ止まっているだけなので、剥製を見ているような気分。パネルに「走行中にCO2を排出しない……」と書いてあるのがミソで、走行中には排出しなくても燃料の水素を製造する過程で排出するんだよな〜と、これも戦略のひとつなんだろうけれど、鉄道マニアの目から見ればずるく見える。

 次は日産自動車。「超・低排出ガス車」(3ツ星のステッカーの貼られた、税金が優遇されるクルマ)を展示している。3ツ星車は平成12年度規制値比で75%排出ガスを削減、と聞いているけど、まさか排出ガス全体が削減されるわけがなく、一体排気ガスのうちの何が削減されているのですか、と聞いてみると「ノックスとハイドロカーボンです」という答え。一般人が聞いたらさっぱり意味不明である。ハァ!? という顔をしてみせると「ハイドロカーボンというのは……つまり、HCです」と係が続けて言うけど、同じじゃないか。ノックスは「NOx」。つまりNO(一酸化窒素)とNO2(二酸化窒素)、総称して「窒素酸化物」。ハイドロカーボンは炭化水素、要は燃え残った燃料(でいいんだっけ?)ということなのだけど、やっぱりCO2やCOは減っていないらしい。係の人は「そうですね、COは削減してませんね」と言ったあと、少し間を置いて「COは削減しなくてよいことになっているんです」などと信じられない言葉を発してきた。削減しなくてよい「こと」になっていれば、やらないとメーカーが明言しているのだから、いよいよ石原都知事には頑張ってもらわないと。

 日産ディーゼルへ行ってみる。日産ディーゼルといえば7月に九州・大阪へ行ってヒアリングに同席させてもらった国土交通省の幹線物流モーダルシフト補助で大阪の「エコトラック」という会社が日産ディーゼル製の大型天然ガス車で東京と大阪を燃料補給なしで走らせる、という計画が承認(ただし補助金はなし)されたので、そのクルマは展示されているだろうかと探してみても置いていない。係に聞くと中型のしか展示していないという。中型の天然ガストラックはそのあと三菱でも見たので、ガスタンク8本を搭載した航続距離500キロ超という(ギャグのような)天然ガス車を是非見てみたかったのだが……。

 そして三菱ふそう。やはりノンステップバスがあったので見てみる。小型車は今そこらへんを走っている使えないノンステップバスで、どうして車内が狭くてさらに後部に段差があるのか、日野やクセニッツはフラットな小型ノンステップバスを開発しているではないか、と指摘すると「それらと違って、フロントエンジンではありませんからどうしても客席の下に前輪がきて突起が出てしまいます。そしてリアエンジンですので後部は床を高くせざるを得ないのです」という。だったらフロントエンジンにすればよい話で、そうしないのかと聞けば「ハッキリしたことはなんとも申し上げられないのですが、そういった話はないです」とのこと。そして大型バス。ヨーロッパのノンステップバスに比べて車内が狭い。これじゃ車イスが通れないし、でも気のせいかなぁと思って聞けばやっぱり「このバスは車幅が2.3mと狭いのです。普通の大型バスは2.5mあるのですが、コストの安いノンステップ車をという要望が高いので幅は中型と同じ2.3mで車長を大型バスに合わせ、大型と遜色ない輸送力を確保しています」という。たった幅20センチの差でそんなにコストが違うものですか、と聞いてみると「確かに作りは同じですし、あとは材料費の差程度なのですが、他社さんがそういう価格設定をされていますので」。日本の福祉車両の「コスト」とはそういうふうに決まるのか。

 あとはいすゞやホンダなどを見て、ホンダのブースでドライブシミュレータを体験。床下に油圧か何かで自在に傾けたりできる装置がついていてゲームセンターなんかよりはよほど実感的だけど、さすがに加速感などは実車に遠く及ばず(本当にリアルな映像を見せれば目の錯覚で加速感を与えることができる)、2回ぶつけてしまった(笑)うえに酔ってしまった(^^;;)。スズキが2人乗りサイズの軽自動車を展示しており、やっと国産のコミューターカー(ドイツの「スマート」タイプのクルマ)ができたかという感想。ただ、商用車のモーターショーということもあってか助手席部分にはさまざまな事務機器を搭載して「走るオフィス」などというCFが掲げられていると鉄道マニアには面白くない。

 あとはH田にお伴して部品メーカーのコーナーを見て会場をあとに。中央エントランスにシンポジウムの告知があって、そのなかのパネルディスカッションのパネラーに草鹿先生の名前があってびっくり。テーマは物流で大いに関心ある分野。ひにちは明後日で再履修が必須となる。……再入場スタンプを手に押してもらったけど明後日では消えてしまっているはずで、招待券がもう一枚手に入るかどうか。H田くんはこのシンポジウムのことを知っていたとのこと。「だから金曜日に草鹿先生が来るよって言ったのに」と言われ、そういえば言われたっけか、と思いだしつつも、てっきり「モーターショーを見に」来るのだとばかり思っていた。ううう。。。

 幕張メッセを出てカルフール内にあるスターバックスを履修。てっきり期間限定商品だと思っていた抹茶クリームフラペチーノがメニューに載っており、それを食べる。マイタンブラー割引で420円。よく考えてみるとワセ弁の唐揚げ弁当(値下げして400円になった)より高いわけで、相当な贅沢だよなと思う。本日のコーヒーを飲むH田と、増えつづけるクルマに規制をかけるか否かで意見を交換(全然意見が食い違っていた)あと、京葉線で帰る。海浜幕張始発東京行き「わかしお」が増発されていてホームに停車していて駅員が特急券を手売りしており、よく見ると常備軟券。東京駅までノンストップなので乗る必要はないけどあのキップだけ欲しい〜、と思って財布をのぞくと小銭がなく、乗らないくせに500円の特急券に1万円札でお釣りをくれとは言いづらく、やってきた快速電車に乗車。12月改正で南船橋に停まるようになるけど、千葉市から習志野市・船橋市・市川市をすっとばして浦安市にある新浦安は次の駅。

 普段は19時半まで講義があってそれから帰ってすぐ風呂に入って局へ行くのだけど、それがないので22時ごろまでゆっくり寝ていられるぞ、と思っても逆に普段と違うリズムだとうまくいかず、結局夕飯まで1時間ほど寝ただけで、むしろ局に着く時間が普段より遅く、2時間ほどしか寝られなかった。2時からの番組中に音声が2分ほど停まり、スタジオの中では分からなかったけど社員の方が大変そうだった。


10月27日(日)

 12時に運営スタッフの部室に集合して武蔵野美術大学の「芸術祭」にフライヤーをまきに行くので、午前中は洗濯をしたり机の脇に積まれた新聞切り抜きをスキャナで読み取らせたり。スキャナ用のADFを買ったので1日分の切り抜きをセットしておけばあとは別なことができるので楽。

 11時過ぎに家を出たところで今日の選挙に行っていないのを思い出し、夜8時までには帰ってくるよていではあったけど先に行って参議院議員補欠選挙と浦安市長選挙に票を投じる。

 12時半ごろに学生会館を出発して東西線・西武線を乗り継いで武蔵野美術大学最寄りの鷹の台駅へ。高田馬場では「急行拝島・西武遊園地 この車両は拝島ゆき」(笑)がやってくれば便利なのだけど、あいにく次の急行は本川越行きだったので駅員にどうやって行ったら早く着くか聞くと、上石神井で拝島行きの各駅停車に乗り換えて小川で西武国分寺線に乗り換えてください、と言う。家を出るときに乗り換え案内で検索したら東村山まで急行に乗ってそこで国分寺線に乗り換えたほうが早そうだったけど、駅員が言うので言われた通りに上石神井と小川で乗り換える。

 鷹の台駅から玉川上水ぞいの土の道を歩いて武蔵美へ。……金曜日の関根先生の講義でヒートアイランド現象について言及があったのを思い出し、舗装されていないこの道はかなりの抑止効果があるんだろうなと思ったものの、昨日の雨でところどころぬかるんでいて少々歩きにくい。

 武蔵美には2時過ぎに着いて、16時半ごろまであちこちを見ながらフライヤーを配る。ビラじゃなくてちゃんとボール紙に印刷したものだからもらったそばからちゃんと見てもらえ、配りがいがある。ここに来る途中や構内で運営スタッフの他局の人と会ったときHくんが「露店はだいたい30くらいしかない」と言っていたようにキャンパス内には余裕があり、早稲田みたいにあれ買ってくださいこれ買ってくださいこれやってます、などともみくちゃにされた挙げ句に手元にはどうでもいいビラばかり、なんてことがないことも、フライヤーがちゃんと見てもらえる要因のひとつだろう。

 制限はあるものの早稲田祭のようにお酒の販売が禁止されていないので、そういうお店が集まったエリアへ行くと活気があるというか、賑わいがある。露店とはいってもちゃんと座るところが用意された露店で、武蔵美には建築もあるからかけっこうちゃんとした造りの露店が多く、本格的だ。

 16時半ごろに持ってきたフライヤーをすべて配り終え、鷹の台駅方面へ帰途につく面々とは別れて武蔵野線の新小平駅へ歩き出す。西武線なら高田馬場まで330円、JRなら新宿まで450円と120円の差があるけど、武蔵野線なら都心をぐるっと迂回するものの西武線・山手線・中央線・京葉線を乗り継ぐよりも速く、しかも乗り換えなしで帰れる。持ってきた千葉支社版の時刻表を見ると新小平発の時刻は載っていないけど西国分寺発が17:02とあるので新小平は17:05ごろだろう、と歩を早める。東京行きは30分おきな上に、その電車でも新浦安には18:26なんていう時間になってしまうので乗り遅れるわけにはいかない。途中にあるモスバーガー小平小川町店は買いモスで履修し、古本屋やレストランの「馬車道」などの寄りたいスポットが次々とあらわれる青梅街道をひたすら歩いて、新小平駅には17時ちょうどあたりに到着。駅の時刻表を見ると東京行きは予想どおり17:05。運賃表を見ると新浦安まで890円とあってびっくり。高田馬場までの定期券があるからこの駅からなら新宿までの450円で帰れるのであって、都心への定期券を持っているのはやっぱり強い。

 もともと貨物線として造られただけあって、府中本町方面に貨物列車が1本通過していったあとにやってきた東京行きは予想に反して大混雑。えー、なんでこんなに混んでるのー、と思いをめぐらし、次の新秋津で座れたころに、この電車の始発駅である府中本町は府中競馬場の最寄り駅じゃないかと思いだして納得。乗り換えなしで帰れるのはよいけど1時間20分もあるんじゃ時間をもてあますんじゃないかといった心配をよそに、座れた途端に爆睡。北朝霞、南越谷あたりで一瞬気がついたほかは西船橋でガラガラになるまでずっと寝ていた。……これだけでも120円余計に払った甲斐はあった。

 夜はプログラムのお勉強でもしようとソフトをインストールしたら1時間もかかってくたくたになってしまい、結局それだけで寝てしまう。先生が「この課題やると根性つくよ〜」と言っていた(このプログラムはその課題とは違うけど)のは、こういう性格だと知っていて言ったのかもな〜とふと思い至る。


10月26日(土)

 朝起きたらスーパー銭湯に行こうと思っていたのに、水曜の夜に銭湯行ったし別にいいんじゃないかな〜とか思い始めて午前中はうだうだ過ごしてしまう。……いくのやめたっ、と思うと逆に行きたくなり、結局昼ごはんを早めに食べて出かける。

 いつもの「ららぽーとの湯常盤殿」で1時間半ほど過ごして座敷でソフトクリームなんか食べながらInterLinkで日記をつけたらなんだかくたびれてしまった。前々回、日曜に来た時は朝一番だったし、前回この時間に来た時は平日だったから、それに比べると人だらけだというのも気になり、お風呂に入りに来て疲れるなんて本末転倒。そういえば、新浦安−本八幡の回数券がもう使う見込みはないのに余っているし、払い戻しても210円しか返ってこないからそれだったら次回は西船橋にあるとかいうスーパー銭湯に行ってみるかな、と思う。

 もと船橋そごうを改装したららぽーとウエストの中の100円ショップへ。エレベータやエスカレータなどはそごう時代のままで(エレベータのドアが開閉するときに「ピヨピヨピヨ……」というのまでそのまま)、壁などを見てもところどころそのまんまに残っている箇所が目立つ。いろんなテナントが入ってお客さんはたくさんいるけど、賑わっているというより騒がしいという印象を受ける。そごうデパート時代の正面入口付近に入ったマルイザッカが入り口の目の前に大きな壁をこしらえてしまったものだから、1階にいると以前は見えたはずの外が見えずに、どっちがどの方向なんだっけ、と、幼稚園の頃から来ている場所なのに方向感覚を失ってしまう。

 100円ショップではInterLinkやMDウォークマン用のクッションケースや部屋の中でCDを整理する用にケースをいくつか購入。InterLinkがちょうど入るA5サイズのクッションケースはなかなか売っていなくて気付いてみればInterLinkはすっかりキズだらけでいまさら…という気もするけどないよりはいいかなという感じ。MDウォークマンはこのあいだ修理したときに「落下にご注意ください」と修理明細票に書かれていたのと、以前カメラを直したときに「直接ぶつけなくてもカバンの中でウォークマンなどの固いものとくっつけておくと細かい振動などが共振して壊れてしまうことが考えられますので、タオルでくるんでおくなどするといいと思いますよ」と言われていたので、ちょうどいい大きさのはなかったけどCDウォークマンサイズのを購入。……所詮100円ショップの商品だからだろうけど「本品を落としたり、ぶつけると中身が壊れる恐れがありますのでご注意下さい」などと書いてあって、なんのためのクッションケースなんだよーという感じ。

 あとはブックオフで参考書を2冊ほど引き取ってもらおうと思っていたのはやめにして、ちょうどやってきていた南船橋駅ゆきの送迎バス(ららぽーとのは土日祝のみ運行)で南船橋駅へ。日野自動車製の小型ノンステップバスで、ノンステップはノンステップだけど車内が狭すぎて車イスなどとても通れそうにない。おそらく後部ドアから乗って、目の前にあるイスを跳ね上げて(=それまで座っていた人は立たせて)固定し、また後部ドアから降りるのだろうけど、こんなのでは車イスの人が気まずい思いをするだけで全然意味がない。海外のノンステップ車はその点で非常によくできており、日本の自動車メーカーは何のためのバリアフリーなのかということをもう一度よく考えるべきだろう。


10月25日(金)

 いつもどおりバイトをして2限の交通論を受け、昼食は三品の赤カツ玉(800円)。

 ここ何日か無精をしていて今日の午後から本庄へ行かないかと先生に言われていたのを断るのを忘れていて、4限・5限の授業があるとは伝えてあるけどさすがにだまって行かないのは悪いと思い、どうせ留守電になっているんだろうから一方的にしゃべって切ればいいんだよなとも思いつつ電話をかけるとこういうときに限って先生が出る。やっぱり授業に出ることにしますので…と言うと「それもいいけど僕の授業にも出ろよ」と言われてしまう。2限の「熱エネルギー変換工学特論」のことだろう。その時間は杉山先生の講義に出ていますので、というとそれ以上は言われなかったけど、一度後期の時間割はメールで先生に送ってあるのに見てないのだろうか。「それじゃまたあとで」と言われて電話を切ったけど、今日は行けませんという電話をしたのに「またあとで」って何だろうなぁ、と謎は尽きない。

 ガイド室でしばらく過ごしたあと14:20の理工バスで移動して4限の「都市計画特論D」。戸村先生は都市の先生というより建築の先生で、個々の建物のことを取り上げて話をする。今日は「海の造形、山の造形」の話で、海と山のイメージをそれぞれ3つずつ挙げなさい、といって学生にそれぞれ当てていく講義形式は好きなのだけど、スライドを使った解説になると寝てしまうのでせっかくこの時間だけ理工に戻ってきているのにもったいない。いっしょに受けているS藤くんは「この授業切ろうかなぁ」などと言っている。。。

 戸村先生の講義が10分ほど延びて、22号館に移動して「現代都市・地域論B」の教室に着いたころには16:40になっていて20分も遅刻。今日から先生が土木の関根先生に替わり、今日は都市水害の話。既存の大地の上に都市があり、川はもともと低い場所を流れるべくして流れているヨーロッパと、川が運んできた土砂が堆積した三角州の上に都市があり、都市化した時期にたまたま流れていた場所を堤防で固定して川にしているだけで、「天井川」がいくらでもある日本の都市は根本的に違う(=ヨーロッパの治水はあまり参考にならない)という話と、数百年に一回の雨に備えたコンクリート護岸の川を造って生活と川を徹底的に分離するより、水害が起こりうる地域だということを市民に徹底した上で1年間365日に1回あるかないかの洪水のときは逃げる、というふうにしたほうがよいのではないか、という話は、特に後者は富山和子の『水と緑と土』(中公新書)に通じるものがあって興味深かった。2年前の東海豪雨の被害は、もし30年前に同じ雨が降ったとしても起こらなかった、ともいう。

 5限が終わって、社学学生読書室に本を返してから東西線で高田馬場へ出て新宿へ。山手線の車内で朝のバイト先に以前いた方とばったり会ったりして、新宿駅から歩いて工学院大学のイブニングセミナーへ。今日のテーマはまちづくり。


10月24日(木)

 体育祭の日。1〜4年まで毎年体育を履っていたので体育祭の日が休みの日になるのは初めて。…とはいえ、朝のバイトと夕方の海城高校のバイトはあるのでその合間に世田谷線でも乗りに行こうかなと思っていたけど、モスの場所などを調べておくのを忘れ、来週から理工展休講もあることなので、家に帰ることにする。

 10時半ごろに帰宅たあとは昨晩はあまり寝ていなかったのでぼーっとしながら12時まで過ごす。そんな折、インターホンがなるので出てみると「○○の者ですが水道管洗浄のお知らせに参りましたので、玄関までちょっとよろしいですか」とか言い、何だか怪しいなーと玄関に出れば、この近所でその水道管洗浄を頼んだ人がいるとかで、車を止めたり機械の音がしたりするのでもし迷惑なことがあったら車や機械の移動程度のことはすくにやるので遠慮なく言ってください、と言って帰っていった。おそらく早稲田祭運営スタッフの地域担当の面々もこんなふうに近所の家をまわっているのだろう。

 洗濯物を洗濯機に放りこんでから昼ごはんを食べて軽く昼寝。昼ごはんは先週中に母が作って冷凍にしてあった焼きそば。……高校生や浪人生のころはこんなときくらい自分で何か作っていたものだけど。。。

 13時ごろ起きて洗濯の終わった洗濯物を干す。ちょうど雨も上がり、まだ曇り空だけど外に干してから再び出かける。

 海城高校で2時間過ごしたあといったん研究室に立ち寄る。大久保キャンパス内のテニスコートには「今日の体育祭は中止です。出席は取りません」という貼り紙が。研究室ではCDを2枚焼いたあと会計のN島くんに4月に買ったPCの代金をやっと受け取る。

 家に帰ったのは19時ごろで、夕飯は茄子の炒めものと豚の生姜焼き。父がもらってきたというコージーコーナーのケーキもおいしくいただいて、20時からの日テレの名前は忘れたけどクイズ番組を見る。「スタジオの中の100人は小さな日本と考えられます……」のナレーションが何度も繰り返されてしつこいというか押しつけがましいのとか、いくつか気になる点を除けばなかなか楽しめる番組。

 22時から5時まで水道工事(さっきの話とは別)だというので風呂には入らずにさっさと寝る。


10月22日(火)

 朝のバイト中、昨晩の日本テレビ「プラス1」で取り上げられた埼玉と神奈川でのJR線の運賃格差に関するレポートを社員の方が見ているのを見て、テレビの報道なんていいかげんなもんだなぁと思うことしきり。私鉄線と競合する区間の多い神奈川県内のJR線には特定運賃が設定されているのに対し、競合路線がほとんどない埼玉県内のJR線にはないことはかなり以前に朝日新聞か埼玉新聞かどこか(失念)が取り上げていたし、合わせて取り上げられた、千葉県内の線路改良で実際の距離が短くなったのに運賃計算上の営業キロがそのままになっている話は毎日新聞が取り上げていた話。内容についてもいかがなものかと思うところはあるけれど、それ以前に、他の報道機関が報じたことを同じ内容で報じているだけでも手抜きであることはなはだしい。しかも、(ニュース番組だから当たり前だけど)番組制作会社ではなく日本テレビ本体、しかも報道部が取材(新しい論調や主張もないのだから取材といえるのかどうかは別として)したというのだから、あまりのお粗末さにあきれる(実際に電波に乗せるのは日本テレビだから、どこが制作しようと同じだけど)。……マスコミ、特にテレビなどは「第4の権力」と呼ばれて久しいのに、その姿勢は無責任にも程がある。こんな番組づくりだったら映像表現はともかく、企画立案程度なら僕でもできそうだ(というより、実際にやって注意されたのは私です(^^;))。

 バイトが早めに終わったので、NSビルまで歩いて千葉銀行でバイト代を引き出し、新宿郵便局で貯金。土曜日や昨日に家の近くの千葉銀行でおろしておくのを忘れ、別に急ぎのお金に困っているわけではないけれど、いつまでたってもほったらかしになりそうだったし。新生銀行などならセブンイレブンのATMでも無手数料で預金が引き出せるし便利なのだけど、なにぶんある程度まとまったお金を預けておかないと(新生銀行なら30万円)口座維持手数料をとられるので社会人になるまでおあずけである。本当は、銀行ではなく郵便局に直接バイト代を振り込んでくれれば文句ないのだが。(というより、都内にも支店やATMの多い銀行で通帳を作ればよかったのにという気もする)

 まだ10時前だというのに小腹がすき、京王線改札の近くにある立ち食いそば屋で天ぷらそば(300円)。2限の「交通論」を終えて、昼ごはんは22号館の近くに新しくできた「油麺にこにこ」で油麺(500円・大盛無料)。油そばは高校生の頃にインスタントラーメンで食べて以来で、早稲田通にあったあの店は結局行かずじまいだった。1回だけ、鉄研や汽車旅愛好会の先輩のK作さんやS野さんといっしょに行ってみようとしたことはあったけど昼ごはんどきだというのに客が一人もいなくて「やばいよ、やめようよ〜」とK作さんが言っていたのを思い出す。……この店のはそんなに油っぽくなく、普通に食べられる味。

 杉山ゼミも終わって、地下鉄と総武線を飯田橋で乗り継いで秋葉原へ。ソニーサービスステーションで修理に出していたMDウオークマンを受け取り(修理代8400円也……“ソニータイマー”の悪名高きソニー製品を買うなら延長保証をつけておくんだった、トホホ)、多慶屋で研究室に置いておく用の自転車用空気入れを買って帰る。夕飯はこれも父が作った親子丼。


10月21日(月)

 創立記念日。土日や祝日には何かと用事を入れてしまうけどこの日はなし。早稲田−立教も土・日で終わってしまったので本当にオフ。……夏休みの北海道でお世話になった人に手紙を書いたり、春休みの旅行の写真を送ったり、VisualBasicのお勉強をしたり、部屋を片付けたり、、、やらなければいけないことはたくさんあるけど、何もしない日にしたい。

 休みなのはウチの大学だけなので、朝のバイトは普段どおり。それが終わって10時半ごろ家に帰り、朝寝坊して布団もしまわずに家を出たので簡単に片付けてメールをチェックしたりして11時半ごろに昼ごはんを食べる。母が昨日から旅行に行ってしまったので、父が作った牛丼。

 新浦安12:27の各駅停車で南船橋へ行き、12:40のホテルサンガーデンのバスでスーパー銭湯常盤殿へ。13時までなら「朝風呂チケット」500円で入れる。スタンプカードにスタンプが4つたまり、ソフトドリンクのサービス券をもらう。あと4回来れば1回タダになる。

 2時間と少しくらい体を洗ったり湯船に浸かったり縁台で寝たりして過ごし、15時を15分くらい回ったころに出る。別に急がないので脱衣所でも20分くらいかけて服を着て、食堂でソフトクリーム(抹茶とバニラのミックス。250円)なんか食べる。InterLinkでも持ってくるんだったなーなんて思いつつ、16時過ぎに常盤殿を出てららぽーと送迎バスで船橋競馬場駅へ移動してブックオフ船橋競馬場駅前店へ。地域子会社への移管が進む京成バスだけど、このららぽーと無料送迎バスは今でも京成電鉄直轄。まだ船橋付近のバスを走らせる子会社ができていないこともあるのかもしれないけれど、別に競合する他社が出現したわけでもないし、ららぽーとから一定の収入があるはずだから、合理化する必要もないのだろう。

 ブックオフではいろいろ見て回った末に『しっぷうどとう』1〜3巻(ビッグコミックス)、『読売VS朝日 社説対決50年』(中公新書ラクレ)(いずれも1冊100円+消費税)を購入。本棚の間を色々な本を眺めながら歩いていると、中学・高校生のころって帰りはよく東京駅地下街の古本屋へ寄っていたっけなぁと思い出す。最近はマンガを除けば参考書とか論説とかそんなのしか読んでいなくて、たまには小説とかも読みたいなぁと、膨大に並んでいる100円の本を見ながら思う。そんなヒマどこにある、というのが現実ではあるのだけど、いつの日か本を読む時間くらいちゃんと確保できるゆとりある生活がしたい……ネットをやめればすぐにできそうではある(笑)。

 そうしているうちに17時を過ぎて、ふたたびららぽーとゆきのバスに乗り、ららぽーとから南船橋駅まで歩いて17:16の京葉線。浦安もずいぶん充実した街になってきたけど、やっぱり南船橋はいいよなぁと思う。今日は寄らなかったけどららぽーとの中の無印良品なんか新浦安のとは比べ物にならないくらい大きいし、実は浦安にはブックオフがない。船橋競馬場駅に出入する京成電車を眺めながら、京成沿線に住んでみるのも悪くないなぁとか思い描いたりする。実籾とか大久保とか。……京成で都心に出るなんてすごく時間がかかりそうだし、実家に住んでいる限りは可処分所得だって大きいし、なんてことがすぐに脳裏をよぎるので、社会人になってもまずやりそうにない。


10月19日(土)

 朝7時ごろ起きて、8時ぐらいからお風呂に入ったり朝ごはんを食べたりしたのちに、10時前に家を出て早稲田−立教戦のある神宮球場へ。

 エール交換が終わったころにスタンドに入ると普段の面々が見当たらず、もしかしたら立教側なのかなーと何人かに電話したらやっぱりそうらしい。吹奏楽団のK原くんもいないし、しばらくはいつもK原くんが座っている席のすぐ近くに座って1人で応援。そのうちK原くんがやってきて守備の間はしゃべったりしていた。就職がやっときまったそうで、某特別国家公務員の幹部候補生で採用されたというから、それじゃぁ来年1年間は幹部候補生学校で広島の江田島じゃないか、と言ったらずいぶん詳しいねーとかいう話になって、防衛大の話などに話が及ぶと1年違いで同じ千葉から防大を受けて合格して同じルートで見学をしていたということが判明。

 帰りは、母にフィルムを買ってきてと頼まれていたのだけど、新宿へ行くのも面倒なので東京駅構内にある「さくらや」へ行ったら、フジカラーの感度400の36枚撮り10本パックが2480円+消費税で売られており、びっくり。ヨドバシで売っているものとはモノが違うのかもしれないけれど、今度はここで買おうか…。

 家に帰ってスキャナに木曜日に買ってきたADFを取りつけていろいろ試してみるけど、どのモードで取り込んだらよいのかよくわからず、月曜日にバイト先で聞いてみることにする。バイト先では社内ネット向けに切り抜きをスキャナ(同じエプソンの)で読み取っているので参考にはなるかも。

 夕飯はサンマで、食べ終わってしばらくネットをしたりしてから21時には寝たものの、寝ている間にこんな季節だというのに蚊に刺されたらしく足のあちこちがかゆくなって0時ごろに起きてしまう。キンカンを塗って蚊取り線香を引っ張り出して再び床につくものの、一度起きてしまうと寝られず、それだったらと起き出して自家製の梅酒を飲みながら日記をつけたり。


10月18日(金)

 2限の「交通論」が終わって鉄研の部室で弁当を食べて、誰もいなくなったころにイスを並べて少し昼寝。1学の1階ラウンジは吹き抜けだったからずいぶん天井が高かったんだよな〜と、すぐ目の前にある天井を見ながら思い出す。

 理工に歩いて行って4限の「都市計画特論D」。それが終わると自転車に乗って22号館まで走り「現代都市・地域論B」。寝ているよりはいいかとInterLinkを広げて日記をつけながら講義を聴く。さすがに金曜の5限にもなると疲れる。……1年の金曜5限は体育で剣道を履っていたんだっけ、、、ずいぶん体力があったものだ。そのときいっしょだった、映研のM井くんとは卒業式のときに電話がかかってきて以来会ってないけど、なにをしてるだろうか。

 5限が終わると、次はゼミなので再び自転車を走らせる。少し時間があるので再び学生会館へ行くのだけど、記念会堂脇の駐輪場から入り口までが遠すぎて閉口する。戸山キャンパス側には非常口がある(施錠されていて外からは開かない……非常口だから中からは開くのかも知らないけど)だけで、鉄研の部室はその戸山キャンパス側のE棟にあるのにW棟(=戸山公園側)にある入口までぐるっと回っていかなければならないのだから、全く困ったもの。講義の合間に行こうとすると不便な学生会館ではあるけど、ほとんどの講義が終わった時間帯(いまどきの“生徒”ふうに言えば“放課後”)だからエレベーターは大盛況。

 BIGBOYで食事だそうなので直接行って待っていようかなとも思ったけど、一旦研究室へ行って、みんなで出かける。するとすでに先生は先に店の入り口で待っており、やばいよ、どうすんだよ、みたいな話になっていて、先に待っていれば得点が高かったかもしれないなとふと思ってしまう。

 ファミレスってのは意外と高いので何を注文したもんかなと思った挙げ句に一番安い「手ごねビッグボーイハンバーグ」(480円)にサラダセット(560円)をつける。自分で払うわけではないので遠慮せずに高いのを食べればいいのだろうけど、別に三品の赤カツ玉みたいな目玉のメニューがあるわけでもないし、同じ店のメニューなら値段と満足度はそれほど比例しないので、こんなもんかなといったところ。

 その後のゼミでは、例によって課題なんかできているわけがなかったのだけど、先生のコメントが以前までの「そのくらいやってよ」から「そのくらいやれよ」に変わった。ほかのM1にも「かなり基本のところから教えてあげて」と言ってくれたので、学部2年生の内容だろうが何だろうが遠慮なく聞くことにしようか。……「定圧比熱となんとかとなんとかとエントロピーがどうとか……」ってわかる? と聞かれてもさっぱり分からないのだけど、どうも学部2年生のレベルの話らしい。

 一旦研究室に寄ると、10月30日からの「東京モーターショウ(商用車)」のチケットが研究室にあるらしく、M2にはすでに渡ったのであとはB4>M1>B3の優先順位で分けること、という掲示があったので名前を書いておく。一般車のモーターショウにはほとんど興味がないけど、今回はバスを見に行きたい。


10月17日(木)

 番組を終えて4時ごろに帰宅して、MDにとった同録をカセットに落としながら1時間半ほど寝る。自分で聴いていても疲れるしゃべり方である。

 5時半には起き、いつものようにバイトが終わって大久保キャンパスへ向かう。なんだか研究室には行きたくない気分で、机に置きっぱなしにしていた2限の「都市構造特論」の資料を取りに寄っただけで直接教室へ行く。

 S藤くんといっしょに受けている「都市構造特論」は中川先生が30分近く遅れてやってくるのにS藤くんが不満をもらしながら始まる。欧州における街の視点の話から、街の顔となる広場などの話になり、スライドでの説明になったところでうとうとしてしまう。ハッと起きると話は日本に移っていて、「広場」「通路」「公園」という単語が黒板に並び、新宿駅西口の「西口“広場”」が昭和45年ごろの学生闘争・べ平連・フォークミュージック等々の規制のために「西口“通路”」と名称が変わり、現在では再び「西口“広場”」という名称にはなっている例を挙げて、「人がたまることができる空間」という意味の“広場”が日本には不足している、というような話をしていて、一番肝腎の場所を聞き逃してしまったではないか、と、やっぱり深夜の生放送はどうしても翌日に影響するのだろうか、とふと思う。

 S藤くんといっしょに昼ご飯を食べ、52号館1階の空き教室で昼寝。情報系の学科の1年生全員にノートパソコンが支給されたのにともなって去年辺りに改装された部屋で、各席ごとにコンセントがあるからInterLinkを取り出して日記でもつけようかとは思っていたけど14時半までしっかり寝る。

 15時には少し早いけど海城高校へ行き、コンピューター室TAのバイト。TA席のPCの履歴を見るとタイピング練習のサイトがあり、それでヒマをつぶしたりInterLinkを取り出して日記をつけたりしながら、生徒たちが思い思いのことで「PowerPoint」のスライドをつくったりCDをつくったり(なんとCD-Rドライブがついている)しているのを眺める。中には「ゲームはいけません」の貼り紙を無視してゲームに興ずるのもいるけど。

 終了後、校門を出ると警備員さんに「ちゃんともらえた?」と聞かれ、バイト代は月末にもらうんだけどな…と思っていたら「卒業証明書をもらいに来たんじゃないの?」と言われる。海城卒の浪人生だと思われたらしい。普段から30代くらいに見えると言われているのに1〜2浪くらいに見えたのだろうか。仮に僕がずっと浪人していたら6浪になってしまうけど、海城では多浪も珍しくないのだろうか。

 新大久保から新宿まで山手線でひと駅、ヨドバシカメラへ行って昨日頼んだADFを受け取る。15800円+消費税。北海道から帰ってきて、キーボードに5000円、CD-Rドライブに10000円、で、今回スキャナ用のADFに16000円少々で、ほんの1ヶ月足らずの間にPCに30000円以上投資した計算。これだけ稼ぐのに時給2000円のバイトをしたって15時間かかるのに、使うのはあっという間だなぁと、あらためてしみじみと感じる。……そういえば国交省の仕事や自動車工学TAの勤務表をまだ出していないので、さっさと出して労働債権を早く回収しないと。

 家には18時半前には帰ることができ、お風呂に入ってから夕飯。夕飯はギョーザで、食器棚から陶器のビールグラスを持ってきてそれでビールを飲んでみる。けっこう細かい泡がたって、具合がいい。家で飲むのにエンジェルリングが出たのなんてはじめて見た。

 さっそくADFを取りつけて新聞切り抜きの整理を……と思ったけど、だらだらとネットをしていたら22時になってしまい、寝る。たまに早く帰ってきてプライベートの時間が取れたと思ったらこのざまで、「小人閑居して不善をなす」とはまさにこのことか。


10月16日(水)

 バイト終了後、ヨドバシカメラへ寄ってADFの在庫を聞くと店員がわざわざ奥から持ってきてくれ、値段を聞くとyodobashi.comと同じ15800円。取り置いてもらえるかどうかも聞いてみたらOKということなので、明日の夕方に買いに来ますとお願いする。秋葉原だと開店は早い店で10時、たいていは10時半〜11時開店で、それに対して9時半開店のヨドバシカメラの西口本店は便利。

 2限の「交通システム工学」の教室に行くとほとんど学生がおらず、よく思い出してみると第1回目の授業で休講とかって言ってたっけ。手帳を見ると確かにそう書いてあった。

 研究室のPCでメールをチェックしたりしていると、N島くんが「課題やってる〜?」と聞いてきた。ひとつも提出できていない水曜のゼミの課題のことである。んー、少しずつやってるんだけど、なかなかね〜、と答えると、「院試で少し勉強したんじゃなかったの?」とN島くん。院試のレベルはせいぜい2年生の「工業熱学F」程度だし、それだって、専門科目は各分野から2題ずつ出題されている中から2問選択のところで、熱の2問目が難しくて、1問は熱で解答したけどもう1問は材料力学を解いたくらいなんだから……、というと「大聖研を受けるのに、そんなことしたの?」と言われてしまう。彼には以前にも「大聖研にいるんだから、大聖先生の課題はやらないとまずいでしょ」と言われたことがある。それはそれで一理あるのだろうけれど、もう23歳の人間なんだし、義理で入試問題を選択したり、義理で勉強する歳でもないだろうと思う。……熱工学をやりに大学院へ進んだのではないというのがなかなか理解されないようで、居心地が悪い。

 午後の「都市システム解析」では、グループワークの班分け作業。中川先生が提示した都市・地区には入っていないけれど、できれば本庄がやりたい、と申し出ると快諾してくれ、中川研の4年生と2人で取り組むことになった。……発表は12月4日で、よく考えてみたらそんなに時間があるわけではない。本庄は5月の100キロハイクのときに通っただけだからほとんど未知の場所で、どんなふうになるやら。

 再び研究室に戻って、城壁都市について少し調べものをする。城壁都市についてはつい最近になってその言葉を知り、門内先生にそう言ったらあきれられてしまいそうである。

 5限のゼミは金曜日に延期らしい。詳しい話はよく分からないのだけど、18:45ごろから理工向かいの「BIGBOY」で先生が夕食をごちそうしてくれたあとでゼミになる、とか何とか。それはいいけど、金曜のその時間は先週に引き続いて工学院大学のイブニングセミナーへ行くつもりだったので、直前にいきなり変更されるのは困る、という感じ。どうも学生はヒマだと思われているらしい。……どうして教員が学生の都合に合わせる必要があるのか、という向きもあるようだけど、逆に学生は初めから予告されている授業時間については予定を入れずに空けてあり、そのうえでほかの時間に予定を入れているわけで、一方的に変更されるのはかなわない。

 6限のB3のゼミは、はじめはM1の2人が進行していたところへ、途中になって先生がやってくる。次回は「エンジニアリング・プラクティス」(=プレ卒論)の中間発表の準備をしよう、といって終了になり、口ぶりから、どうも早稲田祭の日に追分セミナーハウスで合宿という話は現実のものになっているらしい。どうして早慶戦に早稲田祭、それに理工展が集中している日にわざわざ合宿を設定する必要があるのか、考え直してもらえないか、と先生にはずいぶん前にメールを打ったけど、読まれなかったか黙殺されたようだ。11月3・4日が早稲田祭、とは私のスケジュールには春から決まっていたことで、直前になってゼミ合宿が割り込んでくるだなんて、これはさすがに容認できない。夏休み中の4年生の中間発表の合宿も休んだばかりだけど、行くつもりはない。……そもそも、この期に及んで明確な日時すら私には伝わってこない(私の耳に入った情報を最大限集約しても、“どうやら”11月3・4日“らしい”、という程度にしか分からない)のだから、行く義理もないだろう。

 終了後、M井くんとB3の学生とエンプラの課題について話しているとき、M井くんが修論を書かないということを初めて知る。なんで、と聞くと国Iに合格して来年4月から国土交通省に勤めることになった由。退学することが決まっているのなら、僕だったらさっさと退学して就職後およそ40年近くはやってこないであろう長い休みを満喫するのに。後期の学費も要らないし。あるいは復学か何かを考えているのだろうか。


10月15日(火)

 バイトのあと、西早稲田キャンパスで「交通論」、杉山ゼミを終えて、理工には行かずに帰る。

 昨日、O村が「録画したアニメビデオがたまったので整理する」とか言って秋葉原でビデオキャプチャーを見ていたけど、整理といえば僕の部屋でたまっている新聞切り抜きはどうするよ、とADFについて検索してみる。昨年から始めたJRでの新聞切り抜きバイトでは1日にA4用紙10〜20枚程度の切り抜きが発生して、全部取っておいてあるので大変な量になっている。スキャナで取り込むのを試みたことがあったけど1枚1枚セットして読み取らせるのは大変で、それならADF(オートドキュメントフィーダ=重ねてセットしておけば自動的に1枚ずつ取り込んでくれるやつ)がついている研究室のコピー機のスキャナ機能を使って……とこちらも試してみたけど画質がよくなく、頓挫していた。僕が持っているスキャナにはオプションでADFがつけられるようになっているのだけど、スキャナを買ったのは4年前だし、ヨドバシや秋葉原でスキャナ売り場をのぞいても透過原稿読み取りユニットは置いてあってもADFは置いてなく、現行機種のカタログを見てもオプションにADFが載ってすらいないので、もう売っていないのだろうかと長いことあきらめていた。最近になってジャンク屋をまわってみようかと思い始めていたけどO村に「ネットオークションでも探してみたら?」と言われた次第。

 とりあえずYahoo!オークションを見てみたけどそれらしいのはなく、説明書に載っているADFの型番をgoogleで検索してみると、どうやら互換性のある後継機種が存在するらしいことがわかる。で、そちらの型番で検索すると今度は価格比較サイトがヒットし、これはまだ店頭で売っているらしい。定価20000円のところ、名古屋の通販サイトで16000円、秋葉原のソフマップで17500円。ヨドバシにもあるかなとyodobashi.comで検索するとちゃんとヒットして、15800円で「在庫僅少」とあった。明日は帰りが遅いから、明後日の帰りにでもヨドバシへ行ってみようか。


10月14日(月・

 6時ごろ起きる。休みの日にしては早いけど、普段の月曜日だったらとんだ寝坊。

 7時ごろに昨日の残りの焼けそこないの焼きおにぎりを食べたりして、ららぽーとのスーパー銭湯「常盤殿」へ。時刻表を見て7:39の各駅停車があるぞと少し早めに駅に向かったら、まだ7:30だというのに電車が1番線(=待避線)ホームに入っているのが見え、ずいぶん早いんだなともう一度時刻表を見ると、7:39は上り電車で、下りの各駅停車は7:34の次が7:46だったという典型的なボケをかましていたことが判明。

 あわてて南船橋までの回数券を購入して7:34のに間に合い、南船橋に着けば7:44。ホテルサンガーデンからの送迎バスは7:55発と書いてあるので待っていると、一目でディズニーリゾートの客と分かる家族連れをたくさん乗せたバスがやってきて、入れ替わりに僕一人が乗るとまだ7:50だというのにさっさと発車してしまった。武蔵野線からのオレンジ色の電車が駅に着くのが見え、いいのかなと思いつつ、5分ほどでホテル前に着くとさっき以上にディズニーのお客が列を作っており、毎時00・15・30・45分発だから、8:00ちょうどにバスを出すにはこのくらいのタイミングでないと時間どおりに出られないのだろう。……先週の常盤殿のフロントの対応を見ても、このバスで常盤殿に行くお客はほとんどなさそうだし、むろんこの時間にホテルにやってくるお客もまずいないだろうから、問題ないのだろう。ただ、電車でやってくる特異なお客の僕は、気をつけないといけない。

 8時のオープンと同時に入り、1時間ほど過ごして出る。家を出るときは1時間もあれば充分かなと思っていたけど、なんだか物足りない気分で、なんとか何も用事のない休日を作りたいなと思う。

 先週、南船橋駅の時刻表をもらっていたので、9:15のバス・9:22の各駅停車とうまく乗り継いで家に帰り、昨日ダメだったCD-Rドライブを取り外して、再び京葉線に。約束の時間の10:30には5分ほど遅れたけど秋葉原駅でO村と待ち合わせ、そこらへんを見ながら11時を待ってWonder Cityのサポートセンターへ。

 また昨日と同じように検品が始まり、今度はちゃんとコピーが焼けてしまう。「OSか何かが悪いんじゃないですか〜」とそのまま返そうとする店員に「これを買ったとき、おたくの店員に『これに対応したライティングソフトがあれば動くんですよね』と聞いたら、そうだと言ったから買ったんですよ、それを今さらOSがどうとか言われたって、困ります。そういうのは購入する時点で言ってもらわないと」等々言うと、「そんなんじゃ、どのドライブつけたって同じだと思いますけどね」などと捨てゼリフを残していったん出て行き、戻ってくると「そうおっしゃるのでしたら返金します。この枠の中に記入してください」……面倒な客だと思うとさっさと金を返してサヨウナラかこのやろーと腹が立ったものの、代金を返してもらって店を出る。

 こういうことがあった後なのでさすがにWonder Cityやクレバリーでは買う気が起こらず、いろいろ回ったあとでO村推奨のリコーのやつをツクモで交換保証(製品そのものの不具合ではなく相性やら何やらで動かなくても同等品か差額を出せば上位機種と交換してもらえる)500円をつけて購入。リテール品だったこともあって10813円也。ずいぶん高くついてしまったけど、動かなかったりしてまた秋葉へ来るはめになったりするよりはいいか。

 家に帰ってさっそくつけてみると見事にバックアップコピーが焼けた。なぁにが「どのドライブをつけても同じ」だバーカ、である。手持ちのライティングソフトで問題なかったとあれば、(ライティングソフトなどがついてこない)バルク品でもよかった(この製品のバルク品はなかったんだけど)んだよな〜、などと思い始めてしまうけど、相性ではなくて故障に関してはメーカーの保証がついてるんだし、いいか、と思うことにする。……しかし、ツクモの店員も「それ(返品したやつ)で動かなかったのでしたら、どの製品なら動く、とは申し上げられないのですが」などと言っていた(仮に太鼓判は押せなくても、相性問題の多い機種と比較的起こりにくい機種くらい知っててもらわないと困る)ように、どうも秋葉原だからといって店員の商品知識はちゃんとしてるとも言えないところが、O村のような専門家ではない僕としては心もとないし、そんなんでいいのか、といったところ。


10月13日(日)

 ずいぶん寝たなぁと思ったけど、起きてみれば7時過ぎ。久々になにもない連休なので効率よく使いたいもの。

 いろいろやりたいことはあるけど、先日CD-Rドライブを買ってきたことでCD-ROMドライブが捻出でき、もうひとつマシンができるパーツが揃ったので作ってみよう、と、その前にCD-Rドライブがちゃんと動くのか確かめてみる。。。。。。と、書き込みができないことが判明。ソースCDを変え、メディアを変え、いろいろやってみたけど結果は同じ。買った店のサポートに電話してみるけど電話中なので、しかたなく昼ご飯を食べてから持っていくことにする。

 13:11の快速電車で秋葉原に行き、サポートセンターに持ち込んで動作チェックをしてもらうと、見事に書き込みが始まり、まいったなぁ、と思っていたら途中で書き込みが止まってしまい、店員さんが「やっぱりおかしいですね。代替品をお持ちします」と新品を持ってきてくれた。

 再び電車に乗って新浦安へ戻れば15時過ぎ。2時間もあれば秋葉原へ行って用を済ませて帰って来れるなんて、やっぱり都会暮らしはいい。……家に帰ってさっそくPCに取りつけてみたものの、、、、、、、さっきと同じエラー。。。

 あの2時間はムダ足かよ! と思いながら再びサポートに電話してみると今度は出て、「う〜ん、電話ではドライブか悪いのかOSなどが悪いのか分からないので、また持ってきてもらえませんかねぇ」って、、、まったく。。。

 夕飯は、父が庭に造ったウッドデッキでバーベキューだとかで17時から。食べ終わってもまだサザエさんの時間で、良い子は早く寝るべし、と19時半に布団にもぐったけどさすがに寝付けず、20時半ごろ起きだしてメールをチェックしたり。………しかしまぁ、CD-Rドライブに振りまわされた1日で、同じ値段だったんだから素直に研究室でも使っているNEC製のを買ってくるんだった。


10月12日(土)

 今日から3連休。六大学野球も早稲田の試合はないし、本当の休み。ただ、2年前に履修した「馬術」関連で、きょうの東伏見での早稲田−学習院対抗戦にあわせてなにかあるらしいとK原くん(=いっしょに履修していた応援部の人)に聞いたので、行くついでに生協に寄って本を何冊か買おうかなと。

 で、東伏見のほうは何時に行けばいいのかよく分からず、K原くんに電話してみると「なんかねー、応援部はお呼びじゃないらしくて、よくわからないんだ〜」という話で、K原くんも準硬式野球の応援のほうに行っているとのこと。しかし、どのみち研究室に来ているはずの本は取りに行かないといけないので昼ご飯を食べてから家を出る。

 生協で本を買うので金券ショップで図書券を買おうと、いったんは新浦安のダイエーの中にある金券ショップに足を向けたものの、あそこは500円分が485円で、確か新宿なら480円だったはずとそのまま13:03の快速電車に乗る。……ところが新宿の大黒屋に行ってみると同じ485円で、萎える。しかも2000円分買ってから、もう1冊本を買う予定があるのを思い出し、もう500円分買っておくんだったと後悔しきり。

 研究室に行くと分厚いVisual Basicの本が届いており、リュックに詰め込んで自転車に乗り、西早稲田の生協書籍部へ。『マスコミ就職読本 放送・広告篇』『就職ジャーナル11月号』『こち亀』131巻を購入。2143円也。再び理工に戻って自転車を置き、高田馬場駅から西武線に乗ったところで『こち亀』を開いてみると読んだことあるなぁ、という感じ。コンビニで『ジャンプ』を立ち読みしたときのだろうか、それにしても表紙にも見覚えがあるんだが…と思いつつ奥付を見ると「2002年8月7日第1刷発行」とあり、すでに持っている巻だった。。。。。。コンビニや生協に置いてあったので、あー、また出たのか、と特に確認もしないで買ってしまい、いくら生協の10%引きや図書券を金券ショップで買ってケチケチしても、こんなことをやっているんじゃ意味がないではないか。。。自分のバカさ加減にあきれる。。。

 そんなこんなで東伏見に着いたのは15時。いくらなんでも遅すぎるよな〜と駅を出ると、学習院の応援団とおぼしき学生が道具を担いで駅に向かってくるところで、馬場へ向かう途中でも早稲田の応援部のリーダー下級生(確か2年生)ともすれ違い、やはり終わったあとらしい。応援部が帰るころには当然一般客は帰っているわけで、会場とおぼしき場所に行っても知っている顔はひとつもなし。駅前のサンクスで雑誌をいくつか立ち読みして再び西武線で高田馬場へ。。。

 せっかく西武線に乗ったのだから、高田馬場駅の西武線構内にあるスターバックスを履修。前回、羽田空港のスタバで食べそびれた「抹茶クリームフラペチーノ」を履修しようと思っていたのに、あれから2ヶ月も経っているからかメニューにそんなものは載っておらず、3ヶ月前に大阪空港のスタバで履修した「ランバフラペチーノ」のトールサイズにする(タンブラー割引で420円)。「神戸タンブラーでお待ちのお客さま、お待たせしました」という店員に、この辺りでは売っていないタンブラーなのによく知っているな(「神戸」と分かりにくい文字で書いてはあるけど)と感心しながら受け取り、混んでいたので相席をお願いしてInterLinkを広げて1時間くらいかけてたまっていた日記をつける。なんだかんだいってこの一週間はてんてこまいだったのか、田中耕一さんのノーベル賞受賞を知ったのっていつだったっけ、なんてことがもう思い出せないでいる。。。

 帰りは電車の中で、さっき買った就職本を読みながら、そんなに就職活動って大変だったかな〜と去年京成電鉄を受けたときのことを思い出しつつ、鉄道会社を受けたときは特にしなかったけど、OB訪問というのは就職先のミスマッチを防ぐ上で大切なんだなと痛感。実際にアポイントをとって会うまでが大変みたいなことが書いてあるけど、バイト先は鉄道会社の本社だし、記者クラブが隣にある広報部が仕事場で、さらに契約上の雇い主は新聞社(専門紙だけど)で記者クラブ(残念ながら「ときわクラブ」ではない)に詰めている記者の方からも「いつでも遊びに来ていいよ」と言われているのだから、仮にマスコミを目指すのだとすればずいぶん恵まれた環境じゃないか、と思う一方で、「いつでも来ていい」と言われながらもほとんど行っていないのに、就活間際に急に顔を出すようになるなんて変だよなぁ、という気もする。。。


10月11日(金)

 バイトのあと山手線を高田馬場で降りて中央図書館まで歩いて東京新聞と昨日の日経流通新聞に目を通す。図書館は飲食禁止なので、馬場歩きの途中にカロリーメイトを買って食べながら歩く。

 2限の「交通論」は有料道路の料金問題に話が進み、この辺りは知らないことだらけなので熱心に聴くも、やはり途中でうとうと。昼休みはガイド室へ行くけど昼ごはんはおあずけ。でも、ガイド日誌に「ガイド室で昼ごはんを食べるのをやめよう」と書いたら「それは、やりすぎですよ〜」と言われてしまう。……う〜む。

 鉄研の部室で弁当を食べ、4限はさぼって、ちょうどいた4年でいまだ進路が固まらないK林を連行して就職ガイダンスへ。別に聴かなくてもよかったような内容だったけど、そんなもんだと思っただけ収穫だった(……でないと、就職ガイダンスに行っていないというだけで不安になってしまいそうだったので。

 5限の「現代都市・地域論B」は22号館202号室。行ってみるとすごい大教室なのに学生はちらほら。しかも大半が寝ており、僕も寝てしまう。寝るくらいなら帰ったら、とも思うのだけど、出席表の裏に感想を書いて(寝ているので書くのが大変)講義終了時に提出なのでそうもいかない。

 5限が少しオーバーして18時に終わり、生協で明日使う東伏見までの計数券を買って、18時半からの工学院大学のイブニングセミナーを聴講するつもりなのに三品で禁断の赤玉(560円)。三品からなら地下鉄より歩いたほうが早いかなと思って歩いたけど、高田馬場駅に着いた時点で18時半を過ぎていた。山手線で新宿へ移動して、地下道を通って工学院大学。地下道に面した入り口から入ったところはラウンジだけど、ビラやポスターの類は皆無。整然としたラウンジで学生がちらほらと弁当を食べている光景に、おめーら本当に大学生か、と言いたくなる。

 3階の教室で行われていた「イブニングセミナー」のテーマは「電気自動車の普及を促進する利用法」。自動車関連ではウチの研究室が最先端のはずで、もう電気自動車はかなり限界が見えていてメーカーも乗り気ではないし、ガソリン車の効率もかなり向上しているので今後はハイブリッド車や燃料電池車……という雰囲気だというのに「電気自動車の普及促進」とは興味深い、と思って聴きに行ったのに、ウチの研究室がメーカーと開発した超小型電気自動車の共同利用実験(しかも2年前の)の紹介までに終わり、質疑応答では「ちょっとわかりません」「電気自動車にも限界はある」「ガソリン車にもいいものが出てきている」とかいう回答が目立ち、がっかり。……と同時に、やっぱり早稲田は最先端を行っているんだね、と実感。


10月10日(木)

 1時45分ごろに起きて2時から番組。それまで寝ているので、2時までの「夜もラジオぼーや」でU佐美さんが私の番組にネタを振ってくれているのを聞いておらず、本当は起きて聴いていられるのがベストなのだけど次の日がフツーにあるのでそうもいかない。

 3時に終わって3時半には局を出て4時に帰る。父が「こんな時間にどうした」と言ってきたけど、先週あれだけ怒っていたのをもう忘れてしまったのか、あえてとぼけているのか、、、、

 1時間ほど仮眠して、昨晩セットしておいた洗濯機から洗濯物を取りだして干し、朝ごはんを食べていつもどおりバイトへ。なんだか胃が荒れているような感触なのは、寝ていないからなのだろうか。かつて試験前などに睡眠時間を削っていたころも似たような感じで、そのころはコーヒーをたくさん飲んでいたから、と思いこんでいたのだけど、昨晩はコーヒーを飲んでいない。

 2限の「都市構造特論」ではついうとうとしてしまう。3限は切ることにして水曜のゼミの課題を、と思ったけどとてもそんな状況ではなく寝る。昨晩は先週より寝ているとはいえ、それ以外の日の睡眠時間が減っているというか、ぐっすり眠れていないのがいけないのだなと思う。

 海城高校のバイトの時間になってしばらくぶりに行ってみると、今日は試験期間中で仕事はないとのこと。で、まっすぐ帰ることに。明るいうちに家へ帰るなんて久しぶり。


10月9日(水)

 バイトののち、2限の「交通システム工学」。眠くて眠くて仕方がなく、講義開始2週目にして疲れがたまっているのだろうか。やっぱりお風呂は寝る前に入っておいたほうがよく眠れるんだなぁと、思う。先週はそうしていたので。

 3限の「都市システム解析」は少し早めに終わって、空き教室で昼寝。生協の書籍部へ寄ってVisual Basic 6.0の本を注文。日曜日に選んだのに月曜日はISBNコードを控えてくるのを忘れて(あとで考えたらネットで検索できるんだった)、火曜日は理工に来なかったので今日になってしまったけど、今週中に届かないと連休明けの火曜日になってしまって次の日はB3のゼミだから、何とか今週中に届きませんかと聞いてみると、問屋に問い合わせてくれて、明日届けます、と言ってくれる。個人で注文すると時間がかかるのに、校費(=国公立大ではないので「公」費でなく「校」費)だと研究室まで持ってきてくれる上に、こういった少しくらいの無理も聞いてもらえる。事務所ともども先生の威光はバカにならない。

 M1のゼミは休みで、今日のリエゾンオフィスの講演会(=理工学部リエゾンオフィスというところが月に1回程度の頻度で開催している講演会。社会で活躍している理工出身者を毎回呼んでいる)がNHKの人だったので、聞きにいく。告知では17:45まで、だったのに質問やら何やらで18:10くらいまで延び、人事担当者の説明を聞くのもそこそこに教室を出る。……急いでB3のゼミへ行ったけど、別にいなくても構わないような内容だったし、会場に残っているんだったかなぁという気もした。さらに学生も参加できる懇親会まであったそうで、せっかく人事担当者(技術採用の担当だそうだけど)の人もいたのにもったいなかったなと残念しきり。

 先生のいないB3ゼミは終わるのも早くて(先週よりは遅かったけど)、新大久保の松屋で「牛焼肉定食」(580円+ごはん大盛60円)の夕食ののちまっすぐ家に帰り、いったんお風呂に入ってから局へ。22時前には着いてさっさと寝るぞ〜、と思ったけどRecルームを使っている人がいて、しかも予約表では23時までになっていたのに結局0時近くまで使っていて、ミーティングルーム内にあるイスで寝る。


10月8日(火)

 寝坊してしまって、起きたのは5時45分。朝ごはんはパンだったのでしっかり食べざるをえず、6時49分の快速電車になる。東京駅で7時16分の快速電車に乗って待っていたら「発車の時間ですが、7時10分ごろ御茶ノ水駅で信号機故障があり、各駅に電車が停まっております。しばらくお待ちください」と放送が入り、そのうち「新宿へお急ぎの方は山手線をご利用ください」になって、「中央快速線・各駅停車ともに電車が止まっております。運転再開には時間がかかりますので、新宿へお急ぎの方は山手線か地下鉄丸ノ内線をご利用ください」に変わった。

 山手線で新宿までだとおよそ半周だから論外として、丸ノ内線の新宿駅も北側にあるのであんまり歩きたくないな〜と、いったん丸ノ内線に乗って赤坂見附で銀座線に乗り換え、青山一丁目からは大江戸線に乗って新宿へ。大江戸線ならバイト先の某社のすぐ裏手に出口がある。着いたのは8時ごろで、ふだんなら20分くらいのところが45分はかかった計算。バイト先には東京駅で電話しても誰も出なかったけど、赤坂見附でかけたときには、もう中央線が止まっていることが伝わっていて話が早かった。鉄道会社の広報だからあたりまえか。

 2限は西早稲田で「交通論」なので馬場歩き。いったん中央図書館に寄って本を返したり新聞を読んだりして過ごす。2限が終わって、どこでお弁当を食べようかなといろいろさまよった挙げ句、鉄研の部室へ。改めて思うけど、学生会館はキャンパスからずいぶん遠くなったもの。3限〜4限の杉山ゼミは、Y田先生の道路公団民営化問題に関するテーマ。

 16時ごろ終わって、ガイド室にちょっと寄ってまっすぐ帰ろうと思っていたけど、ガイド日誌にいろいろ書いていたら大隈会館を出たのが17時半になってしまった。


10月7日(月)

 普段バイトが終わったら一旦研究室に寄るのだけど、きょうは直接2限の「農村社会学」の教室へ行って寝て待つ。

 2限が終わって学生会館へ。自転車で行こうかとも思ったけど、学生会館駐輪場の駐輪許可をまだ取っていないので歩き。鉄研の部室で昼ご飯を食べて2時くらいまでだらだらしたあと、地下2階の立て看スペースで早稲田祭の立て看づくりを手伝う。

 16時前に学生会館を出て三品で赤玉(560円)の夕食。赤を食べたあとの授業って眠いんだよな〜と思いつつ、5限の「都市交通計画研究」(商研)に出たら、受講者が2人から3人に増えていたけど、先生の話を聞きながらウトウトしてしまう。。。やっぱり少し物足りないくらいの大玉でよかったのかも。5限を少し早めに終わらせてもらって17時50分の理工バスで移動して、6限の「都市計画概論E」。昨晩はあまりよく眠れなかった(でも先週の日曜の晩もあまりよくは眠れなかった)のか、なんなのか、疲れて仕方がなくてスライドでの説明のところで寝てしまう。

 6限が終わって、もう疲れたから研究室には寄らないで帰っちゃおうかなぁとも思ったけど、6限で一緒だったS藤くんがお茶がタダで飲めるところ(理工カフェではない)を教えてくれ、お茶を飲んだら少しは元気になって研究室へ戻り、K藤くんに分からないことを教えてもらいながら水曜のゼミの課題を少しやってみたりする。

 家の近くのユニマートの営業がきょうまでなので、ポイントカードのお金を返してもらおうと帰りがけに寄ったら、今日の営業は19時で終わりだった。297ポイントたまってたのはまぁどうでもいいとして、カードを作るのに100円かかっていたのでしまったという感じ。報道によれば1〜2週間後にはマルエツになるとのこと。


10月6日(日)

 PHSの目覚まし機能をそのままにして寝たので5時前に起こされる。。。でももう一回寝て、次に起きると8時。

 先週の水曜に行ったららぽーとのスーパー銭湯が意外によかったうえ、13時までなら土日でも500円でしかも日曜は朝8時から営業しているので、行ってみることにする。……でも、朝ご飯を食べてネットをしたりしているうちに9時半になってしまい、神宮での早稲田−明治戦が13時からだから家のお風呂でがまんしようかなぁとも思ったけど、とにかくリュックにお風呂の道具を詰めて、下りの各駅停車が9時43分なのを確かめて家を出る。……昨日は早稲田まで自転車で行ったうえにお風呂に入らないで寝てしまったので体じゅうベタベタだし、朝起きてから顔も洗っていなかったので電車で出かけるのは気が引けないでもなかったけど、これからお風呂に入りに行くのに家でお風呂に入るのもバカバカしい。

 休日の湾岸道路は混むので電車にしたのだけど、車内から見てみると流れていて、首都高湾岸線のクルマはもちろん、その向こうの湾岸道路の下り線のクルマもどんどん電車を抜いていく。道路が渋滞しているとこの上ない優越感に浸れるけど、電車はもっと速く走らないといけないのだなと思う。クルマだって行徳警察署の辺りでは取り締まりをやっているし、電車には信号待ちだってない(駅には停まるけど南船橋まで途中駅は2つ。湾岸道路の信号の数よりずっと少ないし、停車時間も短いはず)から電車もそんなに遅くはないはずだけど、駅に行くまでと駅から目的地までの時間を考えると、このくらいの距離だと確かに“クルマのほうが便利”なのかもしれない。

 南船橋に着いて、スーパー銭湯に隣接しているホテル(正確には、スーパー銭湯がホテルの一施設でもある、というのが正しい)の送迎バス乗り場へ行ってみると9時55分のバスがちょうど行ったばかり。次のバスは15分後で、Webサイトでは南船橋駅から徒歩15分とあるので、これは歩いたほうが早そうだと歩き出す。開店したばかりのららぽーとに入り、旧:船橋そごうのあった部分へ行くと、以前は「ベイプラネット」と称していたのが「ららぽーとウエスト」になっていて、ずいぶん様変わりしていた。ちょうど1周年を向かえたみたいで、先週の水曜日にクルマでこの辺りに来たはずなのだけど、やっぱり歩いているとこうしたところが目に入るし、ちょうどミズノショップが入っているのを見つけて切れかかっている靴ひもの替えを買おうとする(置いてなかったけど)。自由が丘駅周辺の商店街がクルマの乗り入れを禁止するそうだけど、全国的に衰退が激しい中心市街地において正しい施策と思う。

 徒歩15分のはずがすっかり30分かかってしまって、スーパー銭湯に到着。帰りのバスの時間をフロントで尋ねると、「ホテル前から15分おきに出ています」としか返事が返ってこない。だから、その15分おきってのは具体的に何分と何分なのさ、と聞いても要領を得ない。なんでそんなことを聞くのかといった顔をされる。「バスはホテル前に着きましたよね?」などと言うので、来るときはバスが出たばかりだったので歩いてきたんですけど、と告げると余計変な顔をされた。ここのパンフレットには「南船橋駅から徒歩15分」って書いてあるのになんで歩いて来たって言っただけでそんな目で見られなきゃいけないんだと思うけど、ここは200台分の駐車場もあるし、駅から送迎バスで来る人などほとんどいないのだろう。……よく種村直樹の旅行記に出てくるシチュエーションである。奥から少しはえらそうな人がやってきて、「朝7時半から15分おきということですので、多少ずれることはあるかもしれませんが、30分、45分……というふうに出ているはずですよ」とやっと教えてもらう。

 脱衣所へ行くと財布の中に100円玉がないのに気づき、またフロントに行くのはやだなぁと思いつつ「これ100円玉にしてもらえますか」と500円玉を差し出すと「脱衣所に両替器がありますのでそちらでお願いします」とあしらわれる。……彼女の目に私は『玄人のひとりごと』(「ビッグコミックオリジナル」で連載中)で南倍南に素人扱いされる人そのものに映ったことだろう。。。。。。

 後のことを考えるとずいぶんあわただしくて30分くらいで出て、ホテルサンガーデン前11時15分のバスで南船橋駅へ。先月末で閉鎖になったザウスの前辺りで東京行きの各駅停車が出ていくのが見え、間が悪い。……12月のダイヤ改正で快速が南船橋に停まるようになって運転間隔もきれいになるそうだから、あと2ヶ月の辛抱である。駅構内のNEWDAYSで神宮で飲む用のポカリスエットを購入して11時32分の各駅停車。道がすいているから、クルマだったら電車に乗るころには家に着いていたんじゃないのかという気もする。

 駅からの帰りがけに「カメラのきむら」で写真の焼き増しを頼み、帰宅。洗濯をしたりお昼ご飯を食べたりして家を出たのは13時半近く。東京六大学野球Webサイトで第一試合の慶應議塾−東大戦の速報を見ると長引いていそうだったので、大丈夫かも。写真を受けとって13時34分の武蔵野快速。信濃町駅から神宮球場へ向かう途中でH田くんのお父さんに会い、すでに試合が始まっていると聞いて急ぐ。

 2回表辺りから見始めた早稲田−明治戦は6-2で早稲田の2連勝。明日は講義に専念できそう。

 夜に新宿コマ劇前で六大学応援団連盟のパレードがあると聞いたけど、やることがあったので総武線の千葉方面に乗る。まずは御茶ノ水で降りてミズノショップへ。試合が終わったのが17時前で、すでに時計は17時半。小腹がすいたので吉野家で牛丼並盛(280円)。ミズノショップで靴ヒモの新しいのを買い、再び総武線で秋葉原へ。秋葉原ではまずCD-Rドライブを物色して「ワンダーシティ」というお店で6980円のを購入。これは40倍速書き込みで、4月に研究室用のを買ったときは16倍速で8500円くらいしたから、キーボードともども安くなったものである。次は御徒町へ行こうと歩き出し、途中のソフマップをのぞいて前回は見つけられなかった某ゲームのサントラを中古で購入(2450円+消費税)。時計は19時近くになっており、さらに本屋でVisual Basic 6.0の本も選ぶ予定だったし、多慶屋で買おうと思っていたモノは別に急ぐものではないので御徒町行きは取りやめ、ラオックスの本屋へ。いくつかの本を見比べて、5500円もする『3週間完全マスタ−Visual Basic 6.0』(日経BP社)がいいなぁ、と思ってしまう。でも、ほかの本よりくわしそうだし、順を追って説明しているのも気に入った。


10月5日(土)

 昨晩早く寝たわりには、起きたのは5時半ごろ。

 大学に置きっぱなしにしていた自転車がなくなってしまったので家で使っていない自転車を1台持っていこうと前から思っていて、朝のバイトがなくて、かつキャンパスがあいている土曜日に持っていこうと思っていたのだけど、今日なら水曜のゼミの課題をやるという用事もあるし、7時か8時くらいにさっさと出かけて、課題に取りかかって10時ごろには神宮へ行こう、と考える。

 ところが、ご飯を食べて、いろいろやっているうちに家を出られたのは9時45分。大学へ直接行くのではなくて、まずは神宮球場へ寄ってからにすることにする。

 で、2年くらい使っていなかった自転車なのでブレーキはちゃんと効くんだろうか、と試してみた途端に、前輪のブレーキのワイヤがブチっと切れてしまった。さすが海辺の街浦安。錆びていたらしい。……後輪ブレーキはちゃんと効くし、いまさら別な自転車を探すわけにもいかないのでこのまま乗っていくことにする。

 ふだん自転車で都心へ出るときは、葛西橋通り〜永代橋通り〜東京駅、といった感じだけど、たまには違う道が通ってみたくて、湾岸道路〜レインボーブリッジ〜三田〜神宮球場と進んでいこうと思う。地図を見ると少し遠回りだけど、湾岸道路なら歩道も広くて歩いている人は少ないはずだから快適に行けそう。かつてだったら葛西臨海公園〜新木場のあいだにある荒川を渡る一般道の橋がなくて(当時は首都高だけだった)行けなかったルート。

 湾岸道路に海側から入って(湾岸道路は首都高をはさんで上り車線と下り車線が分かれていて、今回入ったのは上り車線)、舞浜大橋を過ぎて葛西臨海公園付近で交差点の立体交差の工事をしていて歩道は京葉線の向こう側へ迂回させられる。で、新木場へ渡る橋のところへ来たら、なんと歩道へ行く階段やスロープがない。京葉線の電車から見たときはちゃんと歩道がついていたのだけど、その歩道は橋のたもとから見ると途中でプチっと切れている。ふざけんなである。結局葛西橋通りへ行かなきゃいけないのかな、と萎えながらそちらのほうへ向かうと、下り車線側にはちゃんとらせん状のスロープがついていて橋を渡れるようになっていてそちらを上っていく。そういう情報はちゃんと上り車線側にも書いておいてほしいもの。上り車線側は、ただ単に車道に「自転車・歩行者通行禁止」と書いてあるだけだった。

 それにしてもクルマの多いこと。橋といっても真ん中が高くなっている橋なので最初は上り坂。通行しているクルマの大半はディーゼルエンジンで走るトラックやバスで、その傍らでペダルをこいでいると吐き気がして咳き込んでしまう。……北海道から帰ってきて約2週間がたったけど、北海道のきれいな空気の中ですっかりヤワになってしまったのだろうか、それともこれが正常な体の反応なのか。

 見ていると空荷のトラックの多いこと。「Tokyo Disney Resort Good Neighbor Hotel」とロゴをつけたバスも数人の乗客を乗せただけで何台も走っている。どうしてこれだけのトラックを自力で回送させる必要があるのか、どうしてディズニーリゾートとホテルを結ぶバスはホテルを巡廻するのではなくてホテルごとに走らせる必要があるのか、どうして新木場のゴミ処理場に運ばれてくるゴミは小型トラックを何台も連ねて運ばれてくるのか、乗っている人、走らせている人、運転している人には分かるまい。以前、「熱工学演習」でモーダルシフトについて述べたところ、「自動車ほど便利な乗り物はない」などとという意見があった。ぜひ湾岸道路の広々とした歩道で自転車に乗ったりジョギングをしてから言ってもらいたいものである。東京都が考えているディーゼル車規制に対しては中小の運送業者が生き残れない、として延期や緩和の要望が出ているという。沿道の環境をこれほどまでにしてまで、彼らは運送業という職を得なければならないのか。

 そんなことを考えながら新木場を過ぎて、横に添っている高架橋が京葉線からりんかい線のものになる。高架橋には、北海道の美幸線の未成線区間の橋についていたような銘板がついており、見てみると「しゅん功 昭和56年○月」などと書いてあるのが読める。りんかい線の開業は1996年のことだけど、はじめは京葉貨物線の一部として途中まで造られ、計画が中止になってから15年近くも放置されていたのだ。当然、途中に旅客駅なんか造ってあるはずがなく、東雲駅を下から見ると、側壁を取り払ってホームを取りつけているのがよく分かる。本来そこには架線柱が立つはずだったろう台の上にはホームがかぶさっていて、その台と、架線柱用に切り欠きがつくってある高架橋がそれを物語っている。……そういえば、葛西臨海公園付近の京葉線の高架橋にも「塩浜起点○KM」とか書いてあったっけ。塩浜といっても市川塩浜ではなく、りんかい線の天王洲アイル駅の手前から分岐している線路の向こうにある、りんかい線の車庫に隣接している東京貨物ターミナルから延びている貨物線にある貨物駅の名前(だったはず……確かいまは川崎貨物駅と改称)。

 国際展示場駅付近でも、ゆりかもめの延伸工事で歩道が迂回路になっていて、2ヶ月前にきた東京ビッグサイトを見ながら先へ進む。そしてお台場。ここからレインボーブリッジなのだけど、そこらへんで数人で立っていたお巡りさんに、自転車でレインボーブリッジを渡るには自動車用のナビ看板に書いてあるとおりに行けばいいのか、と聞いてみると、レインボーブリッジは自転車では渡れませんよ、と言われてしまう。確かレインボーブリッジには歩行者用の通路があったはずでは、と訊ねてみれば、歩行者用の入り口はエレベータになっていて自転車が載らないのだそう。。。プシュ〜。

 結局自転車で都心に出るには、東雲まで戻って晴海通りに入らなくてはいけないと教えられ、来た方向へ引き返す羽目に。湾岸道路からは1本入った道で、近未来的な建物の多い湾岸道路沿いと違って、20年くらい前の無粋な集合住宅などが目立つ。ローソンでポカリスエットを買うとずいぶん混んでいて、何があるんだろうと店を出るとすぐ目の前に有明コロシアム。その向こうに東京ビッグサイトがあるはずだけど、有明コロシアムの影で見えない。晴海通りに入って、石川島播磨重工業の工場あたりで、臨港貨物線の廃線跡を見ながら自転車をこぐ。この辺りに来るのは3回目。1回目は中学生のときに自転車で、2回目は大学2年だったかの時に夜中に鉄研で模型をクルマで運んだ帰り、夜明け直後に訪れた。この廃線は越中島の手前で途切れていて、亀戸から越中島貨物駅まで今も使われている貨物線にはもうつながっていないのだけど、また使うつもりがあるのではないかと思うほど、レールから踏み切りから何からすべて残っている。

 豊洲駅周辺の商店街、勝どきのトリトンスクエア、等々ゆっくり訪れてみたいところだけど、素通り。勝鬨橋付近で晴海通りが平成17年に6車線になるという看板が立っていたけど4車線の勝鬨橋はどうするのだろう、そういえば勝鬨橋は可動部分に都電の軌道の跡があるとか聞いたけど見当たらないなぁ……などと考えながら東銀座・銀座・数寄屋橋を通り過ぎる。新聞屋さんがよくチケットをくれた、東銀座の松竹セントラルという映画館は跡形もなくて、ガラス張りの新しいビルになっていた。高校生のころはよく行ったんだけど……。

 銀座を過ぎて日比谷公園を過ぎれば内堀通りと名前が変わって桜田門。何回か来た国土交通省の建物を横目に国会議事堂の目の前を通り、国会図書館、自民党本部を右に見て青山通りへ。ここまで来れば神宮球場まであと少し。青山通りでは向こうから、右翼の車(といっても真っ黒なバスじゃなくて、小さいジープみたいの)が北朝鮮問題についてスピーカーでがなりながらやってきて自民党本部のある(いま僕が走ってきた)道へ入ろうとしたところで検問のお巡りさんに止められ、「ハイ、毎度ご苦労様」と言ったかと思うと、しばらくして「天皇陛下万歳、日本政府よ恥を知れ」とか言って引き返すのを聞いて、なんだかK田が呑み会の席で言っているセリフや口調とあまり変わらんなぁと思わず笑ってしまう。

 12時ごろ、神宮球場にやっと到着。都内に入ってからというもの、交差点が自動車優先でつくられているので自転車では迂回しなければならない個所ばかりで、いったい自転車が日の目を見るのはいつの日のことやら、といったのが正直な感想。霞ヶ関の官庁街での移動は公用車ではなくて自転車の利用を促進……とか聞くけど、どこまで実効性があるのやら。

 予定より1時間も遅くなってしまったけど、11時からの早稲田−明治戦はまだ4回表。K内やW田、H田のお父さんと応援。試合は7-0で早稲田が“快勝”(=by六大学野球連盟Webサイト)。終わったのは14時過ぎで、15時ごろ出られればいいか、と第2試合の慶応義塾−東大も少しだけ見ていく。1回表で慶応義塾が4点を入れてしまい、そこで球場をあとにする。

 代々木の手前で明治通りに入り、大久保キャンパスへ。15時半ごろで、昼ご飯も食べていないし、このまま三品まで走って赤玉を食べよう、と行ってみたけど「臨時休業」の貼り紙。仕方なく理工へ戻って「ラーメン大統領」へ。替え玉食べ放題だったのに、いつの間にやら3玉目から100円取るようになっていていた。理工生といえども大学生、それなりに食べるのだろうか。最初の1杯を入れて3玉で終了。

 で、やっと研究室に着いたのは16時過ぎ。机に座ってからまずやったのはam/pmで買ってきたアイスクリームを食べること。食べている間に先生が入ってきて、すごい間抜けなところを見られてしまう。珍しく土曜日にやってきて机に座っていると思ったら、おやつを食べているだなんて。

 さっそく水曜のゼミの課題。昨日K藤くんが教えてくれた先は配布されたプリントに書いてあるそうなので読んでみるも、真ん中から先に書いてあることがさっぱり理解できない。研究室に来たときはK藤くんがいたけど帰っちゃったし、学生読書室でそれっぽい本を借りてきて読んでみたけど、先生のとは違う手法のよう。……20時半くらいまで研究室にはいたけどこれ以上ひとりで考えていても仕方がないので帰ることにする。(ォィ)

 学生会館で広報の面々が立て看をつくっているはずだったので行ってほんの少し手伝って、22時ごろ東西線で帰途に。


10月4日(金)

 バイト終了後、今日の2限は何だったっけなと思いながら研究室に着いてから机に貼ってある時間割を見て、11号館で「交通論」だったんだと気づく。2限は大聖先生の「熱エネルギー変換工学特論」の時間でもあるので他のM1はそちらに行くわけで、本当は堂々と出ていけばいいんだけど、なぜかこっそりと研究室を出て10:35発の理工バスで西早稲田へ。今日の内容は「鉄道の経営形態」で、国鉄からJRへの変遷。この辺りはほとんど知っている内容である。

 ガイド室でガイド日誌や日程表をチェックしながら昼ご飯を食べたけど、どうも最近ガイドの間での意識が低下しているようで、とりあえ