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農業技術の匠 今井守夫氏と米づくり |
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「農業技術の匠」を農水省の認定第一回目に新潟県でただ一人称号を与えられた
受賞理由は【環境負荷軽減型有機栽培無農薬栽培による安全安心で高品質、良
食味な南魚沼産コシヒカリ栽培技術の確立】であるという。 |
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昭和30年代から米作りと向き合う50年で稲から教えられた人生
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今井氏が長年向き合ってきた稲(米)の生態と人間が生きる原点とは同じだった
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今井氏との出会い |
私が磁化水の原理に出合ったのは平成11年の頃である
健康にいいと言うことを知り、装置の自主開発に東奔西走していたそんな時に稲の
発育実験を重ねて農業用水つまりは田圃の水すべてを磁化水にしてしまう、稲の
発育を助ける実験に付き合っていただいた内のおひとりで、今もなおお付き合いを
させていただいている
今ご覧のHPノートを作っていくうちに、今井さんとの対談でしっかりとした稲への取り
組みの信念が私の知り得た医療の知識とオーバーラップしたのです
稲を自然に即した育て方をするのも、人間が自然に即した生き方で健康に生きるのも
全く同じだったのです
種は違えども稲も人間も全く同じ生態であることを今井さんから教えられる日々です
冒頭のような「農業技術の匠」を与えられるにふさわしい人物でもある
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今井氏とは |
今井さんという人はどんな方なのか・・・全国小学校5年生の社会の教科書に米作りの
農業者として登場している
南魚沼産コシヒカリのブランド名に鎮座せず、偽りのない本当の米作りを続けてきた
人物でもある
食糧管理法下の頃は美味しいであっても、美味しくない米であっても売れる値段に
差はなかった。コシヒカリ栽培当初は六日町地域は土地も痩せていて良質米は
不可能と考えられていたがこの地方に適した最高の米ができると指導されて試行
錯誤を重ねてきたのである
栽培技術を自分一人のものにせずオープンにしている 利欲で生きていない 凄い
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米作りの信念 |
雑談の中でいつも感じることは、稲の性質をしっかりと感じ取ってその育成に適応
するように育てている
狭い地域の中でも少し場所が変わればその肥育条件を変えている 手間暇をかけて
育てる南魚沼産コシヒカリに愛情を注ぎ人間のご都合主義ではなくあくまでも「稲」の
立場で植え付け時期も他の農家よりも遅い、まわりの田圃が植えつけが済んでも
今井氏の田圃はまだ代掻きをやっている
遠目で一番最後まで田植え作業をしている姿は誰かと思えばそれは今井氏なのだ、
植え込みの間隔も粗くして根の張りをよくしている
「何時何時までに植えれば必ず収穫できる、
農家同士競うように早く植える必要はない」
と言う 体が体得している『感』があるようだ
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思うこと |
畦の草刈りであっても虫の生態を知った上で時期をずらして行うので稲の農薬を
必要としない、虫の発生する時期と稲の成長時期をずらせば無理なく良い米ができる
虫だって貢献していることに気づく農家は少ない
(病気にならない生き方1冒頭を参照)
まさに水と土と虫と雑草と稲と自然の中で稲の気持ちがいいように
稲になった気持ちで育てている
収量ばかりを気にする農家とは根本的に違う、売り上げの金額などまったく無頓着だ
今井氏の有機栽培法は稲藁のスキ込みと糠(ぬか)の堆肥、そして真鴨達との連携
クスリを使う必要はないのである
人間の病気も稲の病気も人間の無知が引き起こす現象だ
人間も薬を必要としないことが大半である
己の病気は己の生き方が間違っているからだ、それを正せばいいのです
今井氏と話をしていると稲と人間・・・同じなんだなあ と感じる
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育苗も生産性の高いハウス栽培ではなく、稲にストレスのかかる露地栽培だ
昼夜の温度差、風雨などのストレスをかけることでしっかりとした稲になる
人間も温室育ちでは軟弱になるのと同じだ |
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地道な作業 |
夕方鴨君たちはお家へ帰ってくる |
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毎日朝夕、真鴨を放したり小屋に誘導したりする 手をかけないと
獣(狐)などに食べられてしまう・・・田んぼは1枚ではないので大変な作業だ
米にかける信念は到底一般人では理解しがたいものがある
今井氏はこの作業が楽しいとにこやかに言う
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