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異所性 脂肪  異所性脂肪(肥満)
(((実際の検査画像を掲載しながら説明)))

この異所性脂肪に自覚症状を感じないので本人の知らない間に進行してしまう

まずはyoutubeでの報告こちらの動画参照
ためしてガッテンでの報告こちらのpdfファイル参照

実際のレントゲン写真およびCT画像はこちら

現代人はとかく肥満を気にします
本当は自分が食べたものすべてが原因だということを考えたくないのです
美味しいものを食べていることを認めたくない、美味しいもの すなわち 太る要素がてんこ盛りの食品

その結果、おなかデブ、おしりデブ、全身デブ、皮下脂肪を蓄え続ける一般的な肥満、目に見えないところに増える脂肪・・・内臓脂肪

ここまでは見た目や検査で本人が自覚できるおでぶさん

しかし、実は最近多い肥満 それが異所性脂肪による肥満、外見上はそんなに肥満に見えない
その肥満になるターゲットは小柄の人に多い

肥満になる要素は二十歳頃までに確立されているという



異所性脂肪と内臓脂肪、その違いと共通点〜脂肪の落とし方は同じ

最近、「内臓脂肪」「皮下脂肪」に続く第3の脂肪として、「異所性脂肪(いしょせいしぼう)」が注目されている。

内臓脂肪も皮下脂肪も、中性脂肪がたまって脂肪細胞が大きくなったものですが、異所性脂肪は脂肪細胞が貯まる場所ではなく、
肝細胞やすい臓・骨格筋など「臓器を形作っている細胞にたまる」点が異なる。


本来なら脂肪がつかないところまでつくわけですから、皮下脂肪や内臓脂肪が先にたっぷりとついている、見た目にも肥満体型の
人はもちろん警戒すべきです。

しかし内臓脂肪とは〜皮下脂肪との違いと共通点 でも記したように、個々の脂肪細胞が
内臓脂肪などで膨らんでいったにせよ、脂肪細胞の数は成人するまでにほぼ決定され、
増えるわけではない。


脂肪細胞の数は人によって個人差があり、当然少ない人もいますが、そのような人の場合は体内に過剰となった中性脂肪が、見た目は
痩せ型体型を保ったままで、異所性脂肪として臓器に付着していくわけです。

食べても太らない、やせの大食いタイプだと安心していたら、健康診断で血糖値やLDLコレステロールの
数値が高く出て、驚く人もいる。

他にも脂肪肝や痛風・すい炎なども、異所性脂肪によって引き起こされる代表的な病気と言われているが、 太りやすい人は、余った中性
脂肪を皮下脂肪や内臓脂肪で吸収する余地が高いと言えますが、やせた人の場合は少ない脂肪細胞がすぐに一杯になり、実質的な臓器
細胞にまであふれ出すイメージ。


異所性脂肪が溜まりすぎかどうかは、このように外見上からは判別しにくいところがある。。


幸いなことに異所性脂肪は、「内臓脂肪を減らすのとまったく同じ方法で」減らすことができます。

どちらも本質は中性脂肪です。


メタボ世代に新たな脅威「第3の脂肪」
 日本、韓国、中国、台湾、シンガポールの8万5千人を対象に、BMIと心血管疾患死リスクとの関連を調べた前向きコホート研究の結果が
発表され、BMI値が高すぎる場合も低すぎる場合もリスクが高まるという結果でした。低すぎる場合は、脳血管疾患のリスクも心血管疾患の
リスクも高くなります。

 肥満と病気の関係は、なかなか複雑です。最近では、皮下脂肪、内臓脂肪に続く「第3の脂肪」に関心が高まっています。この第3の脂肪は
心臓、筋肉、肝臓にたまる脂肪で、生活習慣病を招く重要な要因になることがわかってきました。やせている人も油断禁物。健診などで血糖
値や中性脂肪、肝機能などの検査値が引っかかっていたら、第3の脂肪の蓄積かもしれません。

蓄積するはずのない場所にたまる脂肪
「第3の脂肪」という新たな厄介者の存在にいま、関心が高まっています。体の中には、大きく分けて皮下脂肪と異所性(いしょせい)脂肪が
あります。異所性脂肪の中に内臓脂肪と今話題の「第三の脂肪」があります。第3の脂肪は、心臓、肝臓、筋肉など、今のところ14か所の
臓器に溜まると報告されています。


脂肪は臓器の周りにたまったり、その臓器の細胞の中にたまったりして、健康障害を引き起こすことがわかってきました。皮下脂肪や内臓
脂肪など、これまで脂肪が蓄積すると考えられてきた場所以外にも脂肪がたまることがわかってきたのです。
皮下脂肪、内臓脂肪に続く存在だから「第3の脂肪」と呼ばれるのですが、筋肉や内臓など通常は蓄積するはずのない場所にたまるので、
正式には「異所性(いしょせい)脂肪」と言います。それが心臓であれば心筋梗塞、膵臓や筋肉なら糖尿病など、日本人の生活習慣病を招く
重要な要因と考えられています。


やせている人に蓄積しやすいという厄介者
第3の脂肪が厄介なのは、やせている人ほど蓄積しやすいこと。それは、太っている人よりやせている人のほうが、備わっている脂肪細胞の
数が少ないことに理由があります。
食べすぎや運動不足などで、消費されずに余ったエネルギーは、脂肪として皮下脂肪にたくわえられます。皮下脂肪の脂肪細胞は伸縮自在
の貯蔵タンクのようなもので、新たな脂肪をたくわえると大きく膨らみます。1つひとつの細胞が外見的にも膨らむ、これが肥満です。
やせている人に比べて太った人には皮下脂肪細胞の数が多いので、より多くの脂肪をため込むことができます。一方、やせている人はそれ
ほど多くの脂肪はため込めません。結果、貯蔵タンクに収容できなかった脂肪が向かう先が、内臓脂肪および第3の脂肪なのです。



心臓の周りにたまると超悪玉ホルモンを分泌
内臓脂肪がたまると、さまざまな悪さをする悪玉のホルモンが分泌され、メタボリックシンドロームをもたらし、全身に悪影響を与えていることは
ご存じでしょう。しかし、内臓脂肪ではない第3の脂肪が心臓周りに蓄積すると、局所的に心臓の血管や心筋に悪い影響を与えることがわかって
きたのです。
そもそも心臓の周りの脂肪は、アディポネクチンという良いホルモンを出して、血管を拡張させることが知られていました。ところがある程度の
量を超えると、この良いホルモンが減り、血管を収縮させる方に傾いていってしまうのです。また超悪玉というわれるホルモンが分泌され、
マクロファージという炎症細胞を血管壁に呼び込み、血管の炎症を起こすことがわかってきました。


心臓の周りの脂肪が多いと、冠動脈の石灰化を起こしやすくなります。また心房細動という不整脈も起こりやすくなり、結果として心臓の動きを悪く
してしまう可能性も示唆されています。
第3の脂肪は、心臓の周りに溜まるだけではなく、心筋細胞の中までため込まれることもわかってきました。心筋細胞の中まで脂肪が入り込むと、
心臓の収縮力が低下するとも言われています。
同じような現象が、肝臓にもおこります。脂肪肝です。アルコールを飲まなくても肝機能異常を指摘される方の中には、メタボリックシンドロームに
伴う脂肪肝の方、あるいは皮下脂肪が少ないため、見かけはやせているのにしっかり内臓に溜め込まれてしまって脂肪肝になっている人がいると
考えられます。
筋肉に脂肪がついた場合は、インスリンの効き目が悪くなり(インスリン抵抗性と言います)、糖尿病になりやすくなりますし、腎臓に脂肪がついた
場合は、高血圧や慢性腎臓病を起こしやすくなる、と言われています。


第3の脂肪は運動などで落としやすい
皮下脂肪という逃げ場がなくて、腸間膜に脂肪が溜まった人(いわゆる内臓脂肪の人)は、メタボリックシンドロームという名前がついて、おなか
周りが肥っているリンゴ型肥満です。おなか周りにはそれほど脂肪がついてなくても、心臓、肝臓、筋肉などに第3の脂肪がついている人は
「隠れ肥満」です。
太っている人もやせている人も安心できない第3の脂肪ですが、内臓脂肪と同様に生活習慣の改善で比較的減らしやすいことがわかっています。
運動をすると初めに燃焼されるのが第3の脂肪で、数時間の運動で効果がみられると言われます。
やせているからと、これまで運動に関心のなかった人もこれからはぜひ、運動を習慣化してください。まずは仕事や家事など普段の生活のなかで、
こまめに体を動かすことから始めましょう。できるだけ歩くことは、最も手軽な運動法です。それに加えて、ときどきは筋肉を鍛えるトレーニングを
組み入れることも、第3の脂肪をためない効果が期待できます。


「異所性脂肪について」
皮下脂肪、内臓脂肪とは異なる、第3の脂肪と呼ばれている異所性脂肪が最近注目を集めています。異所性脂肪とは本来ほとんど脂肪が存在
しない非脂肪組織に過剰に存在している脂肪のことをいいます。異所性脂肪が存在する臓器は主に膵臓、筋肉、肝臓、心臓(血管周囲)であり、
過栄養、高脂肪食、運動不足の結果、皮下脂肪蓄積や内臓脂肪蓄積が一定レベルを超えると、余ったエネルギーが異所性脂肪として蓄積され、
メタボリック症候群や糖尿病、動脈硬化等の病態に関わってくる事になります

1.膵臓への脂肪の蓄積(脂肪膵)
肥満により膵臓内に脂質が蓄積すると血糖を下げるホルモンであるインスリンの合成が低下したり、インスリンを分泌する細胞が壊れて減って
しまったりすることでインスリンの分泌が低下し、糖尿病の発症につながります。

2.筋肉(骨格筋)への脂肪の蓄積(脂肪筋
肥満により筋肉の細胞内に脂質が蓄積すると、インスリンの作用が低下するため筋肉内への糖の取り込みが低下し、糖尿病の発症につながります。


3.肝臓への脂肪の蓄積
(脂肪肝、NAFLD:非アルコール性脂肪性肝疾患)

肥満により肝細胞内に脂質が蓄積すると、肝細胞内への糖の取り込みが低下したり、肝細胞からの糖の産生が増加したりするため糖尿病の発症に
つながります。また、NAFLDの重症型であるNASH(非アルコール性脂肪肝炎)では肝炎から肝硬変へ伸展し、肝臓癌発生の原因になることがあります。


4.心臓周囲脂肪(血管周囲脂肪)
肥満により血管(動脈)周囲の脂肪が増加すると、脂肪から産生された物質が血管の壁に直接影響し、悪玉コレステロールの蓄積による仕組みとは
異なる仕組みで動脈硬化を引き起こすと考えられてきています。特に心臓周囲脂肪では心臓を栄養する血管である冠動脈の動脈硬化を引き起こし、
狭心症や心筋梗塞の原因となる可能性が示唆されています。
 
このように異所性脂肪は糖尿病をはじめとした生活習慣病の発症に深く関わっており、その予防には健康的な生活の基本である適量の食事と適度の
運動を常に心がけ、できるかぎり標準体重を維持することが重要です。
*標準体重(kg)=身長(m)×身長(m)×22