序  章

ある著書の中にこんな下りがあった

諺の一つに「ローマは一日にしてならず」というのがある。何ごとも楽をして成り立つものではなく
大きな成果は時間をかけて始めて成し遂げられるものだということだ、ということだろうが、
含蓄に富んだ諺だと思う。
さて、この「ローマ」という部分を、「●●●」という言葉に置き換えてみるとどうだろう。

あえて●●●の部分は趣旨が違うので伏せてありますが、私は置き換える部分に
   健康、治癒、改善、成功、努力幸せ などを入れてみていただきたいと思う

どれも手間暇をかけなければ手に入れることのできないものではないでしょうか
反対に時間をかけなくても行き着けるものには、不健康、病気、失敗といった忌み嫌う状態が上げられます
自分の好き勝手な生き方では健康も好運命も手に入れることは難しいのです
自然に即した日々の努力にあるということです


 

世の中の「常識」といわれているものは生きていく上で決して「正しい」ということではありません。
  あくまでも多くの人がそのような状態にある、そのようにしている というだけのことです。
       常識正しい
本来であれば、正しくない常識に縛られて生きる必要性は全くないのです、正しい真理に即して
信念を持って生きることです。誰がなんと言おうと・・・ただ執着や執念であってはなりません。

さて・・・
あなたの今までの生き方が、他人の言うことを素直に聞けない人間になってしまっています
一般人でも医者でも、非常に勉強できる人は、あまりにも常識にとらわれてしまう危険性を孕んでいる
知識が豊富にありすぎて、真に基本的で大切な考え方が疎かになってしまうような事態も起こってくる
医者なら医学以前の常識を失ってはいけないのである

肉体を切り刻む現代西洋医学の延長線上に健康は無いことにもうそろそろ気が付くべきです
西洋医学に35年たずさわり、完治しない患者、患者数が増えていくばかりの矛盾に気づいて欲しくて、
本来の自己治癒や自然の摂理に即した健康のあり方に注目した方法を記載したものです

長い間、かかりつけ医(医学)に診て貰ってもなかなか改善しないばかりか薬の種類だけが増えていく現実、
そして薬が増えるたびに新たな病名が増えていく現実。。。病気が治らない!
憂いや不信感をいだく毎日、そんな現代医学から距離を置いたところに本当の健康が見えてきます

病気の根元はすべてあなたの「生活習慣」・「食習慣」・「身の振る舞い」と、
誤った常識、そして、あなた自身の中にあります

まずは、疑いを持たずに  言われることを素直に実行することです
@薬をやめれば病気は治る
A身体を温めれば病気は無くなる
B病気のこと考えないで忘れ、笑顔で笑って過ごす



 西洋医学をすべて否定するものではありません。救急医療や蘇生医療は神業的な領域です。

しかし60兆個の細胞が関連しあいながら一人の生体を営んでいます。地球に暮らす人類は約62億人です、その1万倍もの細胞が織りなす生命体の謎を僅かばかりの専門家が、たかだか数十年で解き明かそうなんて身の程知らずとしか言いようがありません。医学は絶対真理ではないのです。人類がここに至るまで水の中で20億、地上で10億、30億年もかかって進化しているのです。壊れた人間の身体は黙って自然に即した活き方をしていれば、知らない間に修復してくれます。それが免疫を覚えた細胞達の自然治癒力です。その力を引き出すのはあなたなのです。

  あなたの考え方次第です。人生は心の置きどころ一つが大切なのです。


まれに感染症で広がる病気もあります、しかし病気の大多数はあなたの間違った
自然にそぐわない生活習慣の中に有るのだと言うことを自覚してください
     生んでくれた親が悪いわけではないのです
あなたは間違いに気がつかず、気づいても自分自身を変えようとしないままなのです
その間違いが高じて、目に見えたり、感じる不調や病気として発症したのです

豊かさを生み出したはずが、文明が人間を破滅に導く可能性は否定できません




たくさんの理由を挙げて、「・・・だから自分には出来ない」と言う人がいます。
これが無い、アレも無い、時間がない、忙しい、自分には向かない、しんどい、・・・

  と言う具合に必ずできない理由だけを見つけてくるのです。

どんなことに対しても、まず「何もない」という前提でやってみるのです。



人間は本能心と理性心の両方を持って生まれてきています。ものを食べたり、飲んだり、喧嘩をしたり、所有欲や妬みを感じたりするのは、すべて自分自身の命を守り、家族の繁栄を図る自己保存本能心のなせる技なのです。

人間は、しばしば、この本能心をベースとして判断を行います。しかし、それでは動物と同じです。もし状況を客観的に見ることができれば、もっと良い意志決定ができるはずです。

本能心を抑えることが重要で、そうすると、心の中に理性心が入ってくる隙間が生まれ、理論的に考えられるようになるのです。

問題は行動をどれだけ理性でコントロールできるかと言うこと。
本能をコントロールすることを覚えなければならない。それが理性を高め、正しい判断を行う能力を与えてくれるのです。そして最も大切なのが意識力です、これが強くないと本能や理性に負けてしまうのです。


自分の心の中に恐怖を描いて、夜も寝られない人が随分あるのではないでしょうか。
人間というものは、死ぬ時は死にますよ。何もなくとも、天変地異や交通事故でも死ぬ時は死ぬんですから。それよりは少し気の利いたことを考えたらどうだろうと思うのだけれども、それができない。このように神経過敏だと、哀れ惨憺たる状態になってしまうのですよ。

病原菌を束で食おうが、身体に抵抗力があったら菌になどに侵されやしないのです。抵抗力の弱い人間になってしまったのは、心の使い方に原因があるのです。病弱な人間を見てごらんなさい。

みんな 神経が過敏で、
        気が弱くて、

         やたらに  怒ったり、
                   恐れたり、
                     悲しんだり、
                       憎んだり、
                         悩んだり。