住宅の企画

建築企画と呼ばれるジャンルがあります。一言でいえば建築目標を設定し、建築目標を建築条件に転換する作業です。実現の可能性を検討するのも、この企画の段階で行われます。通常、建築の企画は専門的な知識を持ったその道のプロが行います。しかし、戸建て住宅では建築の素人である住まい手が中心になって行わなくてはなりません。 住宅の企画の全体像は下記のようなものです。

  1. 土地の取得
  2. 立地・敷地条件の把握−周辺環境、地盤調査
  3. 社会・環境条件の整理−法規整理、将来計画など  
  4. プロジェクト目標の設定  
  5. 類似事例の調査  
  6. 設計者の選定  
  7. 施工者の選定  
  8. 居住者の決定−権利調整  
  9. 資金計画−ローン、資金調達  
  10. 維持管理計画  
  11. 規模の設定  
  12. 概略平面の作成−ブロックプラン、配置  
  13. 空間イメージの整理  
  14. 主材料の選定  
  15. 性能の設定−断熱性能、耐震性能、耐久性  
  16. 構造、工法の想定  
  17. 導入設備の検討−ランニングコストの検討  
  18. 工期、竣工時期の想定

あまり強調されることはありませんが、多くの場合、住まい手は様々な選択や決定を通して、知らず知らずのうちにこの企画の作業を行っています。一般的には設計者、施工者がある段階まで整理することが多いと思います。しかし、最終的な判断は常に住まい手が下さなければならない。判断を誤れば、イメージと異なるモノができる可能性が高く、最悪の場合、欠陥住宅ができることだってありえるわけです。ですから、できるだけはっきりとした目的意識をもって計画を進めることが何より大切です。