「子供の絵」  2002. 8.30

 


子供の時のような自由な絵が描けなくなっている。

下の絵の作者(当時5歳)によると、画面中央は牛、右手の緑色の芋虫のような物はにんじん、4隅の緑色の物体は花とのこと。モチーフ、色、物の大きさ、構成、すべてにおいて自由。変な常識や先入観にとらわれていない。すごいスピードであらゆる事を決定してゆく。

次の絵も同じ作者の作品。縞模様は家らしい。木と間違えて家に蝉がとまっているとのこと。事もあろうに絵の中に字が書いてある。しかし、考えてみれば絵の中に字を書いてはいけないという決まりはないし、蝉の声を表現したいのだから、文字で書く。それでいいのである。

なによりも魅力的なのは、子供は絵を描く、ものをつくるということに喜びを感じているということだ。結果よりも過程そのものを楽しんでいる。大人たちのものづくりにおいてはこの「楽しむ」ということが忘れられているのではないか。