過去の交信  鎌倉・ハニカム床の家

ここではお久しぶり 投稿者:森山 投稿日:2004/12/16(Thu) 10:31 HomePage  
marksikame.gif 飯塚様
「カツドウの家」は、良いですね。16日までとのことで
できれば見学したかったのですがちょっと無理でした。
この家はですね、なんかカーン(注1)の住宅に似ているのですよ
開口を含めた外観の造り方がですね
内部も広がりとして住宅を超えたスケール感がありますね


私のほうは、もう次々完成しているのですが、とうとう
工事費で坪35万円代のところまでいっちゃっています。
30坪で、工事見積もり980万円とか1120万円でっせ
ここまでの予算で、尚、設計事務所が関与する必要がある
のであろうか・・という疑問もありますが

やっぱりね、工務店だけでやったものとは一味違うものには
なったと思います。
ここまで行くと、とうとう外壁などはクボタの12o厚のサイ
ディング(当然塗装済み品)しか使えなくなってしまいました。
http://www.ars-nova.co.jp/img-box/img20041215184150.jpg

注1:ルイス・カーン
戦後の世界の建築シーンの中で、最後の巨匠と呼ばれた。その建築は
求心的で骨太な空間の骨格と劇的な光の扱いで、宗教建築でないにも
かかわらず、敬虔で静謐な印象を見るものに与えてくれる。
図書館や美術館をはじめ、バングラデシュの国会議事堂など巨大な建造
物の作品が多いが、小規模の住宅でも数多くの秀作を残している。
特に、小さな家であればあるほど、その開口部の扱いは繊細で見事。

カーサ・ブルータスでも特集やってましたから、ここをご覧の建て主し
候補生の方も一回見とくといいですよ。TVや雑誌に出てくるデザイナー
ハウスとは、全くレベルの異なる正真正銘の本物ですから


Re: ここではお久しぶり 鎌倉Y邸(仮称)主人 - 2004/12/16(Thu) 18:30 No.471  

marksikame.gif 森山様

初めてHPに登場します。この家の建て主です。(家の名称は飯塚さんと相当な数を提案しあってますが、合意に至らないうちに竣工してしまいました)

飯塚さんから鈴木研メーリングリストに書いていただいたご感想も見せていただきました。この家のことをかなり良く書いていただき(ですよね?)ありがとうございます。プロの眼からは気になるところもおありでしょうが、今はまだ、ホメ言葉だけを聞いていたい心境です。きっと建築家もそうにちがいありません(笑)。

明日引越しで、いきなり生活感に満ちることと思いますが、飯塚さんがディテールに宿らせてくれた神々を追い出すことのないように心して暮らしていきたいと考えております。よろしければいつでも見にいらしてください。そしてもっと誉め称えていただきたいです。

施主候補生の皆様へ

約1年がかり(土地探し含るともっと長い)でここまでこぎつけました。プロセスを楽しむ覚悟さえあれば、こんなに面白いオモチャはないです。そしてそのオモチャでは、この先もしばらく飽きずに遊べそうです。結果的に、これまでで一番安い買い物をしたと思っています。あなたも建築家をこき使う王様になってみませんか(笑)。←建築家に殴られそうだ。

この家に関わっていただいた全ての人に感謝しております。


Re: ここではお久しぶり いいづか - 2004/12/24(Fri) 01:22 No.473  

marksikame.gif Y邸ご主人、なにかアカデミー賞の授賞式のスピーチみたいですねえ(笑)。

ご主人のいう「鈴木研メーリングリスト」というのは「BBS」
http://www.msuzuki-lab.com/guestbook/index.htm の間違いで、そこで書いていただいた森山さんのご意見は↓

「う〜ん、この家は確かに増沢恂さんを彷彿とさせるものですが、内部で階段と吹き抜けを介してのスキップフロアの感じは、安藤さんの富島邸や濱中さんのYレジデンスhttp://sa.il24.net/~hamanaka/yah.htmlの垂直性の光井戸的なスキップと同様のように見えて、フロア1〜2、2〜3への間で階段の配段が変えてあるのがミソですな。2〜3への連なりがゆるやかになっているせいで、前後に、上下にとてもゆったりした感じがありますね。だから、ファサード側の巨大な開口と連動する水平方向への光と空間の連続性があってふわふわした感じがよく出ています。また、この窓の枠の見付け内に薄い床版が噛みこんでいるのも「通ごのみ」という感じがします。スケール感を消し去っているため家が大きいのか小さいのかわからん。そこはカーンのエシェリック邸やフィッシャー邸のようでもあります。亜鉛めっきのスチールワークも丁寧で、ローコストという感じは全くないですね。キッチンを集成材側に合わせたのはどうかなあと、メタル側にしたほうが、ラーチ合板性の内部壁のジャイアントファニチャー的な趣と対比的効果がでたのでは? この家とても完成度高いと思います。 」

というようなもの。専門的で一般の方には難しすぎるので、上記のように噛み砕いて書いて頂いたのでした。ありがとうございます。カーンのエシェリック邸やフィッシャー邸は20世紀住宅の最高傑作で、これはちょっとほめすぎですが、大きいのか小さいのかよくわからんと言うのは全く仰るとおり。確かに器としては非常に小さいのですが、それを感じさせないようにはできたかなと思います。

森山作品は、外部は周囲の住宅地の風景にとけこんでいるように擬装しながら、内部に全く異質な風景が広がっているとか、夜になるとランダムな窓が町並みを表示するとか、なにかひねりの利いた手法が隠されているはず。森山さんは建築家不在の領域に敢えて切り込んでいく特攻隊長でもあるのでした。これからの建築家はそうでなくっちゃいけませんね。


それでは、良いお年を!! 森山 - 2004/12/31(Fri) 16:19 No.477 HomePage

marksikame.gif 鎌倉Y邸(仮称)主人様
お返事ありがとうございます。
ぜひぜひ拝見させてください。
ええ、ご期待に沿うよう全力で渾身で徹底的に褒めましょうぞ

いいづか様
どうですか!!年頭の予言(引用ですがね)のとおり、がんばった人にはそれ相応の結果が出る年なのです。
さてさて、来年はどんな年なのでしょうね


Re: ここではお久しぶり いいづか - 2005/01/05(Wed) 11:53 No.478  

marksikame.gif 森山さんが2004年始めに書き込み下さった予言↓
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
甲申の意味
甲:殻が割れる、芽を吹く、隠れていたものが露見
申:伸びる、伸ばす。良いことも悪いことも・・・
丁度60年前は、本土爆撃が始まり、南洋から撤退の
遅れにより多くの犠牲が出た年でもあります。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
なるほど。全く予言通りです。前会社から、いい時
期に撤退?することもできたし、よい一年でした。


無題 投稿者:いいづか 投稿日:2004/12/24(Fri) 13:39 No.475  

marksikame.gif カーンのスケッチなどが見られるページ発見。
http://www.design.upenn.edu/archives/majorcollections/kahn/likidxname.html