過去の相談  窓枠について

窓枠について 投稿者:sus14 投稿日:2005/05/13(Fri) 18:39 No.564    
marksikame.gif はじめまして。今年に入って新築することを決め、現在
プランを練っています。

初投稿で質問なのですが、雑誌やネットで公開されている
家で、窓やドア枠のない家を見かけることがあるのですが、
どういった仕上げ方をしているのでしょうか?
いろいろ考えてみましたが、どうもいい方法が思い浮かびません。
カツドウノイエでも一部窓枠のないところがあるように
見えるのですが、よろしければ仕上げ方などを教えてもらえないでしょうか?


Re: 窓枠について いいづか - 2005/05/16(Mon) 21:38 No.568  

marksikame.gif 随分マニアックですねえ。でも新鮮な話題。

枠のない窓とか枠のないドアだけじゃなくて、幅木がない事例なんかも雑誌なんかみてると結構多いです。そういう見切り材がないとかなり室内はスッキリして見えるのですね。でも、やっぱり掃除機かけるときには幅木があった方がいいし、サッシは結露するし、出隅は傷むのです。だから枠も幅木も入れるのは原則で、目立たせたくないなら、枠や幅木を壁と同じ色で塗装するとか、見付け寸法を小さくするのが基本です。

壁材に固い材料を選定したり、ちょっとディテール工夫して、枠幅木無しにしている人はそれでいいのですけど、幅木なしで石膏ボードを床にあてちゃってたり、無断熱サッシと石膏ボードをくっつけたり、窓まわりで石膏ボードの出隅つくって納めちゃっったりしてる人が意匠事務所に意外に多いのですよ。雑誌の写真は話半分で眺めないと危ないです。

飯塚が窓まわりで枠無し風に見せるときは、サッシはトステムで言えばシンフォニーマイルドとか極力結露しにくい、インテリアが樹脂のサッシを使い、クロスを巻き込んで枠を隠してます。一見枠無し風だけど、仕上げの下にちゃんと枠が入ってるってことです。但し下枠は拭けなくなるのでクロスを貼らずに木のままで塗装をかけて枠を見せています。


Re: 窓枠について sus14 - 2005/05/17(Tue) 20:41 No.569  

marksikame.gif 飯塚回答ありがとうございます。

「雑誌は話半分で」というのを聞き、納得というか安心しました、、

枠や幅木は存在させつつ目立たないようにしてやるのが
一番良い方法のようですね。
クロスを巻き込むにしても、サッシが簡単に結露してしまっては
確かに怖いですね。ペアガラスもそうですが、樹脂サッシも検討して
いこうと思います。

クロスをサッシで巻き込むという方法ですが、地震などで揺れた場合、
クロス等が破れてしまいそうなのが心配ではないですか?
(見付け寸法を小さくし、目立たないよう塗装するというのなら安心ですね)


Re: 窓枠について sus14 - 2005/05/17(Tue) 20:49 No.570  

marksikame.gif すいません、飯塚「さん」が抜けてました。

枠を消す方法は素人ながら考えていたのは、仕上げ材の上に、
枠とツライチになるようにもう一枚追加で板を貼って、その上から
クロスを貼るなりして仕上げるというのが一つ(コストが、、、

もう一つは、枠と同じ幅と色の細い木を、枠と平行に壁中に貼り付けて
しまうというものです。
(これもコストがかなりUPしそうですが、、これを利用して
棚などをつけられないかと考えています)

コストをできるだけアップせずに済む方法となると、
やはり塗装が最有力でしょうか。



Re: 窓枠について さかた - 2005/05/17(Tue) 22:23 No.571  

marksikame.gif またまた御邪魔します。窓枠についての質問ですが、当たり前のことですが、その材料が存在するのにはそれなりの意味・理由があるからです。
幅木などは飯塚さんが指摘しているように、掃除機を使う場合などはそれがないとひどいことになります。(壁材が傷むことですね)枠などは異なった材料の接点等で施工誤差などの「逃げ」を取っています。その材料を無くすということは、その逃げをなくすことですから、実際は相当のディテール検討や施工精度が要求されるわけです。

最近の雑誌に登場する作品でそんな例を見かけますが、熟練の設計者の作品とそうでない設計者の作品では見えかたはおなじでも中身は全く違うことも多々あります。後者の場合は当然施工後になんらかのトラブルが発生し、行く末は「ぼろ雑巾」です。

ですから実際の施工者の力量(施工精度)に合わせて納まりを検討することが現実的ではないでしょうか。設計者の立場では、できるだけ少ない材料で構成したほうが空間はすっきり見えるわけですから、そのへんのさじ加減が設計者の力量ってところですかね、いいづかさん。

枠の仕上げの件ですが、何かと汚れが目立つところですから、基本的に拭くことができる材料がいいですよね。住宅であればおっしゃるとおり塗装が現実的だと思います。


Re: 窓枠について いいづか - 2005/06/07(Tue) 22:17 No.593  

marksikame.gif 建築界には、アントニン・レーモンド→前川國男→大高正人という、しっかり系ディテールの系譜?(テクニカルアプローチと呼ばれる)があって、その大高事務所の番頭である、さかたさんが言うんだから、もうそりゃ議論の余地はないっていうものです。

普通、枠というのは、しゃくり(枠とボードが空かないように枠にボード厚分の溝を掘ること)と幅木納まりの関係で、10mmくらい壁から出っ張ります。SUS14さんはそれが気に入らないわけですね。
ツライチにもう一枚張るのは会議室の練り付け合板張りなんかでやる方法。可能ですが、仕上げがクロスだとしたら、やりすぎです。その後の枠見付にあわせて25×10位の細かい木を張る方法?は、妄想系で傑作ですが、そういうことができるのは劇場の内装やはり現実的じゃありません。(日曜大工でちょっとづつやるならできるかもしれませんけど。)

そもそもクロスなんかでしゃくる必要あるのか、という話はありますが、公式の場でそういうこと書くと叱られるので、やっぱり塗装で逃げるしかないということになるんだろうと思います。


Re: 窓枠について sus14 - 2005/06/18(Sat) 17:52 No.601  

marksikame.gif さかたさん、いいづかさん回答ありがとうございます。

枠にしても幅木にしても、その存在は重要であり、なくした
場合のカバーの仕方が大変難しいのがよく理解できました。

大変参考になりました。本当にありがとうございました。