過去の相談  施主支給について

材料支給 投稿者:タイガーマスク 投稿日:2005/07/12(Tue) 12:22 No.621    
marksikame.gif いつも楽しく拝見しています、教えて下さい

木造住宅の場合...
施主が木材メーカー(製造元)のオーナー等と近い関係にある場合、
設計者に材料リストを作成してもらい、
工務店の指定場所に支給する、

単純に言いますとこうですが鉄鋼メーカーがよくこんなにしています
作り手側(鉄工所)は買い物が少ない〜外に出ていく費用が少ないのでリスク軽減〜思いきった入札が出来る、、、となります

家の場合は如何でしょう?愚問ならばお詫びします


Re: 材料支給 タイガーマスク - 2005/07/12(Tue) 16:52 No.622  

marksikame.gif すみません、本HPを読み返しますと色々重なるコメントも多々ありますネ、条件次第で答えは一つではない事は承知しています
先生のお考えをひとつ宜しくお願いします



Re: 材料支給 いいづか - 2005/07/14(Thu) 23:16 No.626  

marksikame.gif 施主支給は一般の方が考えているほど簡単でないし、かなりリスキーである、ということを一度書きたいと思ってました。来週あたりにまた書き込みます。


Re: 材料支給 タイガーマスク - 2005/07/15(Fri) 08:53 No.627  

marksikame.gif お返事に感謝致します
鉄鋼の場合 私は受注者側(施主)ですのでユーザー(施主)の立場で考えますとリスクが大きいように感じますネ
楽しみにしています、ありがとうございます


Re: 材料支給 タイガーマスク - 2005/07/15(Fri) 08:56 No.628  

marksikame.gif 訂正:受注者側(工務店)・ユーザー(施主)


Re: 材料支給 いいづか - 2005/07/19(Tue) 22:40 No.631  

marksikame.gif まず、一般的に言って大部分の工務店の見積書には、工事金額の10%程度の経費が計上されているかと思います。超零細の工務店の場合、本当にこういう経費率でやれるのかもしれませんが、工務店でも真っ当な経営をしようと思ったら、20〜25%位の経費をみなければやっていけないそうです。したがって、ほとんどの場合、各工事金額にその差分の経費が上乗せされていると考えていいと思います。

施主支給されると、上乗せ経費は無くなってしまうので工務店は明らかに損します。だから、どこかでつじつまをあわせるために、施主の分からないところで調整することになるでしょう。材料は支給であっても、工事費を安くするために手抜きをするかもしれないし、普段使わない職人にやらせるかもしれません。あるいは支給しないところで、いつもは使わない安物を使うかもしれません。よって「素人対施工者」という構図でいくら支給したところで、コストを下げられるかどうかは実際問題よくわかりません。

エアコンの様な一般的なものなら別の話ですが、そもそも、仕入先と何らかの密接な関係があるといっても、たまたまその仕入先を使う個人が、いつもつきあいのある法人よりも安く仕入れられるのか、という疑問があります。(私が施工者なら、そんな一見の客に安くするようなとことはつきあいたくないです。。)

工務店は瑕疵責任がありますから、通常の場合は、材料を原因とする不具合は工務店が責任を負います。材料を現地に納品するまでには、材料リストの作成・発注・配送・受取り・保証手配等々、運賃に加え、様々な事務的な費用がかります。だから、材料費に経費がかかるのはある意味当然です。

CM方式の場合は、リスクは施主が負い、上記の繁雑な現地納品までの事務手続きは設計事務所が設計料の中で行います。設計料の中でやるといっても、CMの場合の設計料は通常の設計施工分離の場合よりも高額ですから、必ず安く出来るというわけではありません。施主がリスクを負うのは、自分でやるのと同じです。

結局、事務手続きは誰かにお金を払ってやって貰い、下手すると10年瑕疵を受けられないようなリスクをを負うわけですから、手放しで勧められるような方法ではありません。木造住宅なら、特に木材は注意を要すると思います。

施主支給をする場合は、まず、知識豊富な設計者の協力によって、設計の仕様をはっきり決め、ネット金額や経費率をオープンにでき、技術力が高い工務店に依頼するという場合でないと、コストダウンの効果がないと思います。ただし、こういう恵まれた状況では、おそらく支給しなくても、世の中の水準よりコストは抑えられているはずですから、あえて支給してリスクや作業と見合うだけ減額できるのかどうか、というのは微妙な所です。

ちょうど「施主施工」が、下手なできあがりのリスクがあって、施工で想像以上に苦労するの対し、「施主支給」は不具合のリスクがあって、事務作業で想像以上に苦労するということです。どっちも悪いことではないので、施主に敢えて挑戦する強い意志があるなら、私としてはどちらも応援しますけどね。


Re: 材料支給 タイガーマスク - 2005/07/22(Fri) 14:44 No.633  

marksikame.gif ご丁寧なお返事誠にありがとうございます
よ〜く考えれば敢えてリスクを背負い込むメリットはあまりありませんネ
でも家づくりを考えてこんな事もあんな事も検討するのは楽しいです
(先生の労力まで巻き込んで申し訳ありませんが)
ありがとうございました