過去の相談  基礎立ち上がりの開口

床下通路 投稿者:松葉 投稿日:2005/10/02(Sun) 23:24 No.670    
marksikame.gif はじめまして!
マイホームの建築にあたり、できるところは自力で施工、できないところも内容を可能な限り理解したいと思い勉強中ですが、内部基礎を欠き込む床下通路のことで、どうしても調べがつかない点があり、相談に伺いました。
予定しているのは、2×4工法の平屋で布基礎です。
建築関係の本で、床下通路の配置場所の注意点として、「1階開口部(ドアなど)の直下は避ける」という記載が見られるのですが、これは何故なのでしょうか?
基礎外周部の換気口については、鉛直力のかからない窓の下に配置するのが基本、という記憶から、つい内部基礎も同じだろう、という先入観があったのですが…。
どうぞよろしくお願いいたします。


Re: 床下通路 いいづか - 2005/10/08(Sat) 20:11 No.678  

marksikame.gif 布基礎の場合、どんな教科書をみても、「半島型、島型は好ましくない」と書いてあるはずです。これは、言い方を変えれば、「主要な外壁、間仕切り、柱などの直下の基礎立ち上がりは連続せよ」ということであり、個別にその部分を計算せずに床下通路などを設けるなら、その部分の基礎を根入れを深くする、あるいは、基礎のH寸法を全体的に大きくする、といった方法で、基礎立ち上がりの高さ(梁せい)を確保するのが原則なんだろうと思います。そういった補強を考えないなら、基礎パッキン方式などで、地中梁は連続させておくべきです。

さて、外周部換気口の話で「換気口は鉛直力のかからない窓の下に配置する」と書いていらっしゃいますね。土台が変形しては元も子もない(もともと木材は繊維と直交方向に力を受けるのには弱い)ので、柱の直下に床下換気口を設けるのはもちろんダメですが、地中梁にかかる応力はスパンの中央で最大になり、かつ窓はスパンのほぼ中央部であることが多いので、「窓の下に配置する」というのは、換気的には良くても、構造的にみると正解とはいえず、ルールとしては不適切ではないでしょうか。(ちなみに建築知識2003年4月号には、床下換気口の設け方として「床下換気口は、スパンの長い立ち上がりに設けるのは避け、耐力壁の直下中央、スパンの短い立ち上がりに設ける」とあります。)

また、外壁でも、間仕切りでも、内壁でも開口部の両脇は耐力壁である(あるいは結果的になってしまっている)ことが多く、基礎が連続していないと、台風や地震時に力をうまく伝達できませんし、鉛直荷重的に見ても、開口部直下の基礎は地盤の反力をうち消す上載荷重がないので、開口部直下の基礎には壁がある部分より大きな力がかかるように思います。(ちょっとこの辺私も理解が不完全です。ゴメンナサイ。)

ところで、防湿コンクリート付きの布基礎にするなら、ベタ基礎にする方が割安と言われているのですが、ベタじゃダメなんですか?ベタであれば、性能保証機構の「性能保証住宅標準仕様」という冊子に、床下通路部の鉄筋の補強要領がのっています。

以上、この手の話、知ったかぶりすると微妙なニュアンスが正確でないことが多々あるので、普段なら構造家に確認する問題ですが、無料の相談でウチの有能な構造家を使うことは残念ながらできませんので、自力で回答してみました