過去ログ  恒例の森山さんの予言 −2007年

恒例のご挨拶 Name:森山 Date:2006/12/31(Sun) 03:01 No.959    
marksikame.gif 飯塚様、ならびにページをご覧のi+iファンの皆様
本年もいろいろと楽しかったですね、私は実際はかなり苦しかったのですが、、(ホンと伸びた新芽は悉く刈り取られましたね)まあそう仕向けたということにすればうまく剪定できたのでしょう。特に周辺環境は剪定された感があります。
さてさて来年はいかがなものなのか
2007年(平成19年)はですね丁亥(ひのとい)ですね
「ひのと」とは火の弟、「火」の陰側、轟々と燃え盛る灼熱ではなく、おだやかな、隠れた火を象徴。同時に、丁はぐぐっと勢いを増す樹木の幹の意味でもある
「亥」は生き物としての豚、猪をそのまま指すのでなく、その骨もしくは芯。また「とざす、とじる」「終局」なども。
そういった意味で亥は、核(最後に中心にあるもの)、また咳(のどが詰まると息を勢いよく吐く状態)のツクリでもあります。
ということで来年は、しっかりとした幹の変化は未だ目につかず隠れており、むしろ目に見える部分は枯れはて終る。ところが、実は真の生命力がその内部に閉ざされて存在していくでしょう。
ということになる、ズバリ!「目立ったら負けかな」ということにして、ひそかに実力を醸成しつつ潜行です。やはり潜水艦戦略ですね、ディーゼル潜から原子力にエンジンを換装できるかどうかです。つまりこれを建築で例えるなら来年は今後10年間続けられるような生き続けられるようなテーマやデザインスタイルを構築するための年ということになるでしょう。そして、自分の中の目についていた部分や虚飾や張りぼて的な部分は剥がれ落ちてスケルトンになる。
一方、短期的な発想をしたものは全て枯れ果てることになるでしょう。
ほんじゃ、よいお年を! 年明け早々にでもお会いしましょう


Re: 恒例のご挨拶 いいづか - 2006/12/31(Sun) 14:59 No.961  

marksikame.gif 森山さん毎年ありがとうございます。
2006年の森山さんの予言は過去ログをみると、
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さて世の中は、「大乱が過ぎ去り、つわものどもが夢の跡」といった星回りですが、戦後収給でいろいろと大変でしょう。これを建築業界で見るなら、ひとつのトレンドの終わり、増長した部分や驕慢に走ったものは断罪されてしまうことになる。すでに今年の後半から偽造問題などすでにそんな動きが始まってますよね。お互い、来年は実直に淡々と進みましょう、今までやってきたことの無駄を省いて、戦力を引き締める必要がるでしょう。

平成18年丙戌の歳の意味は
丙:ひのえ、草木が伸びてその姿があきらかになること
戌:いぬ、まさかりの刃、削りとる、ほろぶ、落葉
ということであり、伸びた新芽を剪定する必要があることを示します。

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てなものですが、これに対し飯塚は

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年の予言は「伸びた新芽を剪定する必要がある。」ですか。意味深ですな。これは来るもの拒まずの姿勢を改め、仕事は選んでじっくり行くこと(笑)、と勝手に解釈して、なんとか今年もがんばりたいと思います。しかし、元旦から仕事という有様。大丈夫でしょうか(笑)。

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などとお気楽にお返事してます。この時、2006年にあんなことやこんなことがあろうとは想像もついていないのでした(笑)。もちろん仕事を選んでいる場合ではなく、元旦から本日大晦日まで、休んだ日を指折り数えられる忙しい一年でしたが、なんとか無事に新年を迎えられそうです。

さて、2007年は「本質と虚飾」の対比が浮き彫りになる年ということですね。これを踏まえて、i+iの来年の抱負を今、考えました。

最近のメディアやWEBに登場するデザイン住宅のトレンドを俯瞰すると、「すぐにドロドロになったり、トラブルがおこることが想像される上に、特異な形態をつくることが目的化した虚飾の建築(若手建築家に多い)」と、「上品なディテール、素材感をもつが、空間自体の面白みに欠ける、哲学のない建築(○大系建築家に多い)」に二極化しているように感じます。

i+iの2007年の目標は、そのどちらにも回収されないような建築づくり。建主と対話してつくりあげるという進め方をすると、建主というのは元来、保守的なものだから(というか生活のことまじめに考えているということなんですが)、どうしても親切設計路線にならざるをえないので、何らかの飛躍が必要になりますよね。やっぱりそこんとこがいつも課題です。

住宅特集の一番新しいやつに、「施主を言い訳材料にするな」という篠原さんや石山さんの発言が出てくるんですが、なるほどねえ、と思いました。住宅のオリジナリティ、新しさ、空間の気持ちよさ、などというものは、施主の満足度とは別の次元のものですからね。
森山さんが以前書いてくださった様に、家づくりの究極の目標は、施主と設計者も当初は全く想像できなかったものをつくりあげることですが、そこで、「形の自動生成ルール」みたいな無関係な単なる形遊びを登場させてしまうのは良くない風潮だと思っています。そういう意味で森山さんのアーキタロットとか、以前このBBSにあったアフォーダンス的な発想とか、大いにヒントになる気がします。

てなことで、森山さん、新年そんな話で大いに盛り上がりましょう。