過去の相談  リビング不要論

このHPについて(メールより転載) 投稿者:鈴井  投稿日:2003/10/20(Mon)    
marksikame.gif はじめまして。
現在家を建てようと、いろいろとWEBを探しているうちにここのHPにたど
りつきました。

ここのHPを見てまさに私の心に稲妻が落ちたような気がしました。
なぜなら、ただ単純のコストの削減という事ではなく、生活から追って
いく家のあり方という飯塚様の「家哲学」(?)に大変心を打たれまし
た。
まさに家に対する自分の考え方が大きく変わったような気がしました。

私も家を建てるなら「自分の生活リズムに合った建物を」とはおぼろけ
ながら考えていたのですが、おおよそそのような建物は建築コストが必
然的に高くなり、やはり家を建てるというのは「妥協だらけの産物なの
かぁ?」とも思っていました。

しかし飯塚様の考え方や、コンセプト、コストダウンの方法等を拝見さ
せていただき、家に対する発想や捉えかたがとても斬新でかつ合理的な
考え方(つまり結果ローコストになっていく)だと感じさせていただき
ました。

たとえば、「リビングは南向きでなければならないと」いったい誰が考
えたのでしょうか?

私の生活リズムからいくと、台所やダイニングが南向きの方が良いので
はとも感じました。
なぜなら家内がキッチンやダイニングにいる昼間の時間がほとんどで、
リビングにいるのはほんの夜間(深夜)の少しの時間だけなのに、過去
の常識にとらわれて、南向きと決めていました。
採光だけを工夫していけば十分北側でのリビングだって十分なはずです。
おそらく各部署(?)の人の滞在時間を分析すると、ダイニングとリビ
ングダイニングでは1:9ぐらいの割合になると思います。
それなのに、まさにデッドスペースを一番良い場所に持っていくこと事
態がナンセンスだと感じました。
なのにプランを広げた時には、「まずリビングを南向きにして・・・」
とどうしてなってしまうのでしょうか?
発想が「常識」という枠の中から抜け出せないのでしょう!

このプランが良いか、悪いかはまだわかりませんが、そのような発想を
持ったことが無かっただけに、生活パターンからの家づくりを再度よく
検討してみたいと思っております。

飯塚様の考えが私の家づくりに大変活きていくと思い、ぜひこの思いを
伝えたくメールを差し上げました。

今後も飯塚様のご活躍に期待しております
ぜひがんばってください。今後もHPを何度も読み返していき、再度勉
強をさせていただきます

ここのHPがなければ、結構つまらない家をプランしていたと思います。
飯塚様に心より感謝とお礼を申し上げます
ありがとうございました


リビング不要論 いいづか - 2003/10/24(Fri) 21:31 No.249  

marksikame.gif 私がサイトで伝えたかったことを、正確に読みとって下さったのが嬉しくて、アップさせて頂きました。

ちょっと思いつきで書きますが、考えてみれば、3LDK、3DK、3Kというのはあるけど、3LKというのは無いですね。つまりこの、nLDKという表記法では、リビングは無くても機能する、単なる付加価値、オマケということなんですね。

そもそも、日本でいう「リビング」というのはなんなんでしょう?西洋的な入口からダイレクトで使う客間的な性格はないし、暖炉を中心としたコミュニケーションの場でもない。ソファーがある空間=リビングという紋切り型の考え方によって、無意味な空間が沢山つくられてきました。
ソファーのあるリビングは、単にテレビを見たり、ゲームをしたりするときだけに利用されるおまけスペース、どちらかというと個人活動の延長空間として利用されている気がしませんか?どうやら「だんらん」は、掘り炬燵や、ダイニングにはあっても、ソファーの置かれたリビングにはなさそうです。

ダインニングやキッチンを中心とする鈴井さんの考え方には賛成です。「食」を中心に据えることでコミュニケーションが生まれます。
大きなテーブルや様々なコーナーによって、家族から適度な距離感をとりながら、本を読んだり、コンピュータに向かったり、宿題したり、各人が思い思いの時間を過ごすことができるスペースには、家族は自然と集まってくることになるでしょう。

「いろり」のようなものを考えていただければ分かりますが、古来、家の中心はダイニングだったし、これからもきっとそうにちがいありません。「リビングは不要。ダイニングは個人的な活動にも対応。」そんな風に考えるのも良さそうです。