過去の相談  異常な湿気

異常な湿気 投稿者:八木 投稿日:2003/10/27(Mon) 12:45 No.250    
marksikame.gif はじめましてこんにちわ。
今回こちらのホームページを拝見して、住まいについての疑問等すごく勉強になっています。
素人の私には専門本をみてもなかなか理解が出来ずこのようなホームページを探していました.
是非アドバイスいただきたいと思いメールをさせていただきました。

平成5年築の木造3階建て賃貸アパートを平成14年12月30日に(1階部分1世帯のみ約68u3LDK全て洋室フローリング)を二人でかりました。
内けんしたとき、全室にあるクローゼットの異様な臭いと湿気を感じました。不動産いわく約8ヶ月空家状態で
雨戸も閉めていたため換気をすれば問題ないだろうということでした。
ちなみに以前は大家さんが住んでいたそうです。

私達はまだ荷物がない状態で敷布団をリビングにひいて寝ました。もともと設置してある掘りごたつのみ。
すると次の日、敷布団の裏がべたべたに濡れていました。びっくりして不動産に連絡したところ空家だったから換気をして様子を見てくださいのことでした。
外にまわり換気工を見てみたら猫の毛等が詰まっている状態でした。それらを取り除き、その後もとにかく換気をしました。

しかし、床からの湿気はあるし、クローゼットの臭いはするしでクローゼットも開けっ放し状態、フローリングもすごくひんやりしていました。
様子をみても一向に良くなる気配もありませんでした。私達は不動産に言われるように換気と掃除をしつづけました。
3月末頃、他の部屋を使用してみようと洋室にござをひきベッドマットをおき寝ていました。一週間後ベッドマットをあげてみると、ござが真っ黒の状態でマットもカビだらけになっていました。この状況を説明したら、そろそろ梅雨の時期になるから床下換気扇を付けましょう。ということになりました。しかし、床下等調べることありませんでした。

5月にここを建てた工務店が来て、付け方の説明では、換気口は全部で9個所ありその内、北東側の4箇所に床下換気扇を取り付け、南西側の換気口から吸気させるというものでした。全て外からの取り付けでした。効果が出るまで1〜2ヶ月、徐々に良くなるので様子を見てくれといわれました。
 その後も湿気の状態は変わらず6月末頃それどころか、全部屋クローゼットにかかっていた衣類、タンスの中にはいっていた衣類、床に白い斑点、床の上に置いてある家具、その家具の下、床に面してるところから次々カビだらけになりました。掃除しても掃除しても手におえないくらいでした。洗濯してもまたカビる。。。衣類などのカビはとにかくすごい状態でした。部屋の匂いもすごく、このあたりから私の体調に変化があったことにきがつきました。鼻がむずむずし、風邪もひいてないのに咳がでつづけ、皮膚が痒くなり、顔にまでボツボツ赤くでるようになりました。自分の大切なものが次々カビるのが正直精神的にもきていました。
洋服がカビるという話は聞いていましたが今まで体験したことがなかったし、衣類だけでなく、かばんや家具やパソコン等本当にショックでした。
 この間なんども不動産に来てもらい状態を見てもらいましたが、大家と工務店が床下換気扇を4台もつけたし、万全な状態だ。湿気はないはずだし、カビが生えるほうが理解できない、私達が住んでいたころはなにもなかったし、湿気もなかった、今年は雨も多く自然現象にはどうすることも出来ない、換気の仕方が悪いのでは。。など散々言われ、床からの湿気等の原因を調べてほしいという私達の話は何も聞かず状態で、話になりませんでした。

しかし、状態は変わらないので私達はなぜ床が湿っぽく、次から次へとカビが生えるのか、、とにかく原因を調べて欲しいと依頼しました。(夏なのに部屋はひんやりしているためクーラー要らずでした。)それでもそんなはずはないといわれまともに考えてくれないのです。(現状をみていても)
9月に床下無料診断というのを知り、大家に了解をえて業者に来てもらいました。
 台所の床下収納から中に入ってもらいました。しかし、台所から先に進むことができなくそれ以上判断することが出来ませんでしたが床下の土はかなりの湿気でした。フローリングの板は薄く下の面は多くのカビが付着していました。
その後大家と業者との話合で基礎のハツリ工事をすること、調湿剤を入れるということになり、まずはハツリ工事をして中の状態を見ることになりました。
すると、全ての部屋、廊下、各部屋のクローゼット、トイレ、すべてが基礎コンクリートで仕切られており通気口もなく、通気がさえぎられている状態でした。
アパートの外は塀でおおわれています。内基礎ハツリ工事は結局8箇所行われ、調湿剤は560キロ敷き詰めました。
床下から全室にいけて初めて分かったことが、床下の異常な湿気、フローリングの板にはカビが生えていて、床下の土にもカビがありました。白蟻の道の跡もありました。
 2〜3ヶ月また様子を見てくれといわれましたが、私は病院でアレルギー性結膜炎、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、等診断されこれ以上被害にあうのが耐え切れずその後退去することにしました。
今年の2月からまた新しく入居されてる方がいるそうですが、その方も大家と同様湿気、カビ等何もないとおっしゃっているそうです。
今思えば、鍵をもらい、はじめて部屋に入ったとき全部屋の床下は真っ黒い汚れ(細かいすすのような汚れ)でおおわれていました。入居してすぐに二人とも原因不明の咳に悩まされました。
 
今振り返ると、異常な湿気、カビの原因は何だったのだろう?
5月の時点で原因も調べることもなく、床下の状態を見ることも無く床下換気扇を付け工務店の話していた説明は正しかったのか?
床下が異常な湿気の中、床下換気扇は通気口がふさがっている床下の状況で正しい取り付け方だったのだろうか?
住まいとアレルギーはなんら関係があるのでしょうか?
初めから床下の状態を調べておけば、私達の被害も少なくてすんだのではないか?
以前住んでいた大家は何もなかったといわれていますが、約8ヶ月の空家の間で雨戸を閉め来ていた家でこのような状況になるのでしょうか?
入居当時いったい何が原因だったのか考えられることがあれば、アドバイスいただきたいと思います。

今は引越しをして湿気もなく快適にすごしています。いまだにトラウマになってクローゼットはあけっぱなしですが。
床下の状態、基礎がいかに大切かと今回のことで知ることができました。今後家を買うときに同じことにならない為にも考えられる原因等アドバイスいただければ幸いと存じます。細かい経緯は抜けていますが取り急ぎ要点だけまとめました。
 お忙しいと思いますがよろしくお願い致します。トラウマが早く直りますように


Re: 異常な湿気 いいづか - 2003/10/28(Tue) 22:17 No.251  

marksikame.gif 八木さん、こんばんは。はじめまして。普通にきちんと考えて建てればそうはなりません。トラウマになっては困るので、現象等をを簡単に解説します。

木造住宅基礎の作り方のはおよそ2種類の方法しかありません。一つは、換気口を設けて十分に床下の通気を確保する方法です。この場合通常は土上部にコンクリートやフィルムで防湿処理を施します。もう一つは基礎外部で断熱し、床下空間を室内と同じように扱う「基礎断熱」とよばれる方法です。

おそらく、このアパートは基本的には前者の方法によるものと思われます。前者の方法では、外周基礎及び内部基礎に必要量の四角い換気口か、換気用のスリット(「ネコ土台」と呼ばれます)を設けなければなりません。外周基礎に換気口(又はスリット)を設けて、内部基礎に換気口(又はスリット)を設けないのは明かなルール違反です。冬期の床下結露の原因になりますし、床下の防湿処理をしなければ、夏期には土壌水蒸気が、床の周囲の隙間から、壁内や室内に流入することになると思います。

文章から想像すると、夏でもひんやりということは、もともとアパートは日当たりも通風も悪いのだろうと想像します。この条件と、欠陥とが重なって、カビや結露の原因となったのでしょう。

内部基礎に換気口を設けなていなければ、北東から南西に風が抜けるように期待した、床下換気扇の設置はもちろん意味がありません。はっきりとは言えませんが、低温となった床下に強制的に高温多湿空気を入れることで、床下の湿度状態はより悪くなった可能性もあります。

基礎をはつる(構造的に問題のない範囲でという条件付きですが)のは、対策として極めて有効ですが、調湿材の施工は、水蒸気の発生源(=問題の原因)をほったらかしで、吸湿しても意味がないのであまり効果的だとは思えません。むしろ、ポリエチレンフィルム敷き詰めた方が良かったのだろうと思います。


ps:この掲示板では、「欠陥を避ける方法」についてはある程度扱かわざるを得ないと思いますが、今後あまり「欠陥住宅」そのものを扱いたくありません。上もそうですが、回答は個別の欠陥に終始しており、一般性を欠いています。従いまして、何かご質問等ありましたら、今後はメールにてご連絡頂ければと思います。
この掲示板は、「欠陥を避ける方法」をある程度身につけた人が、いよいよご自分の夢に向かって踏み出そうとするときの、高度な悩みを解消する掲示板にシフトしていきたいと思ってるんです。


Re: 異常な湿気 いいづか - 2003/11/04(Tue) 21:27 No.256  

marksikame.gif 八木さん、メールありがとうございました。難しい話じゃなくて、少しほっとしました。