過去の相談  内側通気層の効果

こんな断熱もあり? 投稿者:ぎもんぼー 投稿日:2004/02/18(Wed) 17:12    
marksikame.gif 工務店に、下記のような工法を勧められましたが、どうでしょうか?
部屋内から順に、9.5ミリプラスターボード・胴縁・通気層(柱間は、約45ミリ。胴縁部分は15ミリ)・断熱材75ミリの板状のもの・外胴縁・外壁材(サイディング)。
工務店が勧めるには、外壁内通気層は通常の工法とよく似ているが、断熱材とプラスターボードの間の通気層(柱間は、約45ミリ。胴縁部分は15ミリ)に空気を循環させる構造です。循環方法は、パッシブなものです。夏は屋根裏の軒から排熱して、冬は南面の温まった空気を家全体に循環させるそうです。
はたして・・・・?効果はあるのですか?


Re: こんな断熱もあり? 飯塚 - 2004/02/19(Thu) 22:39 No.328  

marksikame.gif やはり、ぎもんぼーさんの考えていらっしゃるとおり、「はたして・・・・?」というものなんじゃないでしょうか。その工法、フランチャイズか何かで、システムが確立している工法かもしれませんね。でも、フランチャイズ工法だから大丈夫なんてことは全くないわけで、ぎもんぼーさんが疑問を感じている時点で、工務店の説明不足、理解不足を感じますし、無理して採用する程の工法では無くなっているように思うんですが、どうでしょう。

お金持ちなら別ですが、もっと安くて確実な方法で施工された方がいいんじゃないでしょうか。すきま風が入るような昔ながらの住宅は、ほっといても軸組間に上昇気流が発生します。この気流を放置すると、いくら暖房しても室内は暖かくならないし、壁体内の結露の原因となります。だから、この気流はせき止めて悪さをしないようにしましょうというのが近年の一般的な傾向なんですね。気流を様々な工夫でコントロールするより、せき止めた方が簡単だし、安上がりです。「2重通気」なんて単語だけ聞きかじりで頭の中に入れてしまうと、内側の通気はとらなきゃいけないのかなんて気分になりますが、通気はあくまで外側(外壁部)のみに設けるのが標準ルールです。


ベストな断熱方法??? ぎもんぼー - 2004/02/21(Sat) 12:13 No.329  

marksikame.gif 飯塚さんの考えるベストな断熱方法とは何ですか?

私の要望は、まず薬剤によるシロアリ防除工事はしたくない。しかし保証はつけたい。となると、基礎パッキン工法(城東化学工業)の採用。断熱材は、ノンフロンの断熱材で環境にやさしいほうがいい。外断熱にも・・・・・疑問が一杯???やっぱり土壁しかないの?と思ってしまいますが、何か、ほかに工法はありますか?

外断熱に対しての疑問点で、1つどうしても教えていただきたいことがあります。柱の間に柱の厚み程度の空気層が出来ますよねえ。その空気層の空気は半永久的にそこにいるのですか?それと、室内からプラスターボードを通り抜けた水分は、どこに行くのですか?外断熱もやっぱり他の工法と同じように結露を起こすのではないのですか?
なにとぞアドバイスください。


Re: こんな断熱もあり? いいづか - 2004/02/25(Wed) 01:00 No.330  

marksikame.gif 金融公庫の仕様でも、腐朽に強い木材を利用したり、通気層を確保したりすれば、薬剤を使わないで済ませる事が出来ます。床下が少しもったいないですが、立ち上がり一体打設のベタ基礎で、仰るようにネコ土台式で床下通気をを確保した充填断熱とすれば、シロアリ対策としては万全です。ベストとはいえませんが、これで十分だと思います。土壁は単独で用いるなら、蓄熱性能は期待できるものの、断熱性能は?なので、間仕切り壁などに利用した方がいいと思います。

柱の厚み分の空気は確かに非常に間抜けです。仮に間口3間奥行き6間の総2階の家を想定すると、約7uの面積(大体4畳半分に相当)を無駄にしている計算になりますね。

冬場を想定した場合、水蒸気は、水蒸気圧の高い方から低い方に、つまり室内側から外部側へと移動します。プラスターボードを通り抜けた水蒸気は半永久的に中空層内にとどまっていることはありません。
外張り断熱の場合は、内部結露はある程度気楽ですが、断熱材の外側に透湿しにくい材料があると、その境界面で結露が発生する恐れがあるので、外壁材のすぐ裏側部分には、充填断熱と同じように通気層を設けるべきだと思います。

なんて面倒くさいことを一般の方が考えていたら、それだけで他のこと出来なくなってしまいますね。家づくりにおいて考えるべき事は他に山ほどあります。こういうことは信頼できるプロ(まあ、これが最大の問題ですが。ここで質問下さる方はどうも信頼できないパートナーを見付けるのが上手(笑)な方ばかりなので。)にまかせて、建主はもっと本質的なことを考えた方がいい家ができるんじゃないか、というのが最近の私の考えです。


Re: こんな断熱もあり? ぎもんぼー - 2004/02/26(Thu) 22:21 No.331  

marksikame.gif 「プラスターボードを通り抜けた水蒸気は半永久的に中空層内にとどまっていることはありません。」とありますが、じゃあいったいどこに行くのですか?壁内にとどまり、木材の含水率が上がったりしませんか?
そういうことになれば、「外張り断熱の場合は、内部結露はある程度気楽ですが・・・」というのはあまりに無責任な意見なのではないかと思います。
ちなみに、ネオマフォームなどは抜群の透湿性があるのですか?


Re: こんな断熱もあり? ぎもんぼー - 2004/02/26(Thu) 22:24 No.332  

marksikame.gif どうもなかなか信頼できるプロに出会えなくて・・・・
壁内の柱などの環境をよく保ちたいというのが、今の私の希望です。


Re: こんな断熱もあり? いいづか - 2004/03/01(Mon) 02:58 No.333  

marksikame.gif 抽象的なご質問に対し、無料相談の範囲内で精一杯回答したつもりだ
ったのですが、なぜか「無責任」という手厳しいご批判を頂いたので
補足します。

「気楽」というのはあくまで比較論です。内部結露についてのみ見た
場合、構造用合板などの面材が断熱の内側にある外張り断熱の方が、
面材が断熱の外側にある充填断熱より有利であるという意味です。
一般的にフェノールフォームには抜群の透湿性はありません。大体合
板の2〜3倍くらい透湿しにくい材料です。「しにくい」のであって、
透湿「しない」わけではありません。
外張りであっても、充填であっても、正しい材料の使い方・層構成を
した場合は、内部結露は発生しませんので、冬は内部から外部に向か
って水蒸気は透湿していきます。
プラスターボードを通り抜けた水蒸気がどこに行くのか、と聞かれれ
ば、「外部」です、としか言いようがありません。内部結露が発生す
るような誤った層構成をとれば、冬期間、木材は次第に水分が蓄積し
てゆく可能性もありますが、きちんと施工された外張り断熱で、問題
となるほどの含水率の上昇が観測されたというような話は聞いたこと
はありません。

我田引水的な施工者の話などで訳が分からなくなったときは、西方設
計さんのHPや、「「外断熱」が危ない」などで、できるだけ体系的
な断熱の知識を勉強されるのが良いと思います。


無題 投稿者:ぎもんぼー 投稿日:2004/03/06(Sat) 08:30 No.335  

marksikame.gif わかりやすくご説明いただきまことにありがとうございました。
いいづかさんの言ってる事と、今回の工務店の言ってることが一致してまいりましたので、「こんな断熱もあり?」の工法で建築する予定になりました。
誠にありがとうございました。