「61.シトロアンなど」  

 

吉田様

メール頂きました。返信、近頃遅れ気味ですいません。

> @水まわり諸室「西側(吉田邸前)につくられる可能性が大です。」とのことですが、これは問題ないことですか?売主または仲介業者に文句でも言うべきものならすぐに動きますが。(←このごろ噛みつきグセが。)

これはちょっと噛みつきすぎ(笑)です。南側住戸の建築主は、水回り諸室を自由に計画する権利を有しています。どうせ噛みつくなら、例の確認書の方がいいでしょう。(ただし気合い必要)
http://www.city.yamato.kanagawa.jp/t-seibi/machi/mmz/guide/rule.htm
などをみると、おそらくこの取り決めは、任意協定にあたるのだと思います(確認して下さい)。
地区計画や建築協定などの仕組みであれば比較的安心ですが、任意協定であれば色々聞いてみた方がよさそうです。

まず、緑地の確保や、北側窓の記述などは非常に曖昧ですし、誰がどうやって、この確認書通りに建てられたかを確認するかが疑問です。また、軒高、階数などの算定も非常にデリケートです。→おそらく確認申請で使う数値で判断ということをイメージしているのだと思いますが、建築主事によって解釈が違うこの手の数値で、公正を装うのはどうかと思います。最大の疑問は、将来は誰がこの任意協定を管理するか、もし違反がでたらどうするかというようなことです。ちょっとこのあたりのことをざっくばらんに聞いてみて頂ければと思います。

なにが言いたいか見えませんね。今、吉田さんの家ではなんとか南側の採光を確保したい訳です。ところがこの確認書の6mの軒高制限のために、南が比較的大きく上がった片流れの屋根は架けられないというようなことがおこります。隣地に対する日照条件は、切妻屋根の時と変わりません。別にに誰にも迷惑かかるわけではないのに、形態が制限されるというのは、ちょっと理不尽だなあと思ってるんです。


> 「そのうち工事などでご迷惑をおかけすると思いますが、すいません。南側に家がたってしまうのもイヤでしょうけど」とおそるおそる声をかけると、「いや、私は無機質な大きい社宅の建物よりも個人の住宅が建ってくれるほうがいいので、気になさらずに」と言ってくれました。

良いお話ですね。この手の話しに弱い飯塚。

> 左利きなので今の冷蔵庫は左開き(右側に蝶番)を買ってます。

左利きでしたか。了解です。

> **寺
> 写真はズームアップ? こんないい景色でしたっけ? 

近くまでいって撮影しました。

> 東側ということは第一案で言えば書斎側ですね。

リビング側では?

> ちょっとでも取り込めれば気持ちいいですね。しかし、欲張って大きい窓にすると見たくないものまで視界に入るかもしれないので、小さい窓で額縁の絵のようにきれいな風景だけを見る手もあるのでは。

なるほど。アレグザンダーの本に「禅窓」という言葉があります。コルビュジェのレマン湖畔の「母の家」にも素敵な窓ありますね。

> 書籍など

見ときます。

> そこで、またしてもヒラメイタのですが、第1案だと2Fの格子床が貴重な陽光を受けるところに来ますよね。そこで、格子床を天地反転できるように設計するのはどうですか。そのココロは、片面は黒く塗装して、夏は銀色が天面に冬は黒色が天面にくるようにすると、蓄熱材になる!パッシブソーラーだ!妻に話すと「どーしてアンタはそんなヘンな小細工ばっかり考えるかなー」と呆れられました。いいアイデアだと思ったんだけど…。ダメ?

鎌田紀彦さんという断熱の教祖は、ブラインドの表裏で白黒に塗り分けることを考えてました。吉田案は安全面と、裏返すのが面倒なのがちょっと問題。「パッシブ遊び」は是非考えましょう。


>内部の吹き抜けの写真、すっきりした箱形の外観、平面図などにミニマルな気持ちよさ、美しさを感じたのだと思います。ちょうどシトロエンに乗ってた頃なので、

吹き抜けの写真あるのですか?会社にあった全集を見たのですが、1920年のと1922年のとも模型とかスケッチしかないんです。中身は大体こんなの↓
http://www.sant-elia.net/galleria/lecorbusier/03.htm

> 工業製品的発想とそのネーミングが理解できたような気がしたのです。(なるほどこの家は、同じフランス車でも、ルノーでもプジョーでもなくシトロエンだ、と)

その当時のシトロエンってこんなの?ですか。車に疎いので、ルノーでもプジョーでもなくってあたりのニュアンス良く分かりません。
http://www.owlnet.rice.edu/~abyrge/Le_Corbusier/

> 久しぶりに見返してみてもなかなか魅力的です。「9坪ハウス」とか「箱の家」とかも感心しないわけではないんですが、どうもコレを超えてないような気がします。

おっ、手厳しい。でも、そのあたりに吉田さんが求める住宅の姿がありそうです。「9坪ハウス」とか「箱の家」に足りないものってなんでしょう?その辺もう少しお聞きしたいところです。

> 飯塚さんは最初の方のメールに私の土地は「シトロアン」に向いてるのではないか、と書かれてましたが、それはどういう理由によるものでしょうか。

吉田さんのスケッチにもあったように、上階北にがセットバックした階段状の形態は、採光上も、駐車場上部の土地利用上も良いと考えました。コルビュジェに限らず、アドルフ・ロースなどもこういうセットバック建築やっています。最近のでは石田敏明さん設計の別荘なども良い感じです。
http://www.jutakuichi.com/data/works/h002402/index.html
http://www.interzone.or.jp/~aginc/architecture/ach.4.j.htm

飯塚

ps.メールアドレス変更了解です。ところで吉田さんのメールいつも時間の表示かなり変なんですが、コンピュータの内部時計の問題ですか?

吉田様