つくりかたを相談しよう  

 


■断面上の工夫

 仕上げの限定された、間仕切りの少ないローコスト住宅では、断面上の工夫は重要課題の一つです。天井高はどこもかしこも2.4mである必要は全くありません。落ち着きが求められる空間や小さい部屋は天井高を下げ、大きな部屋や高揚感を生み出す動的な空間は天井を高くするとうまくいきます。また外観も軒が低いと高級な印象を与えます。1階天井をやめて梁を露出させ階高を抑えたり、軒をさげて2階小屋裏を生かし、高さのメリハリをつけたりすれば、空間的な魅力が増す上にコストも抑えられます。

■架構・間取りの合理化

素人が間取りパズルで平面を考え、あとで帽子のように屋根を載せる、というような考え方では、残念ながら魅力あるローコスト住宅は絶対に実現しません。まず、架構(骨組み)を考えて、それから生活スペースを平面に落としこんでいく、というような逆の発想も必要になります。形態と共に、架構形式をシンプルにすれば、構造の費用が下げられますし、また、規則的に並ぶ美しい骨組みを、デザインとして活用することもできるようになります。

■大工工事を増やす

工事の種類、仕上げ材料の種類が少ないと、施工にタッチする職人の数が減り、作業効率が向上するので、人件費は抑えられます。木造住宅でいえば、大工工事でカバーする項目を増やせば、コストダウンが図れるのです。複雑な造りつけ家具などを取りやめ、大工工事で収納スペースを作る、といった方法を、試してみるとよいでしょう。

 

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