.....設計トライアル
        設計トライアルの仕組みについてQ&A方式でご説明いたします。   ■home
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Q1  設計トライアルというのはどのような仕組みですか?

 依頼先を決めるときは、案や見積で選ぶ方法と、人や組織で選ぶ方法の2通りがあると思います。前者は設計条件が最初にしっかり決っており、施主が知識豊富で、正解がある程度イメージできる時に適した方法です。後者は反対に、条件が曖昧で、施主の知識も少なく、複数案を検討しないと自分の好みも見えてこないという時に適した方法です。家作りにおいては、ほとんどのお客様は初めての体験で知識も少なく、完成イメージもぼんやりしているわけですから、後者の方法の方が合っています。

ただ、webの情報とヒアリングだけで人・組織をきめるのは、なかなかできることではありません。やはり、設計案というものは、依頼先の能力を判断する最もわかりやすいツールです。

設計トライアルは、私たちが設計者として相応しいか判断していただくために、安価な料金でお試しの1案をつくるサービスです。設計案による自己紹介と考えていただいてもいいかもしれません。



Q2  トライアル案は変えられますか?

 このトライアルの目的は設計コンペのように案を選んで頂くことではなく、設計者としてご指名頂くことです。トライアルプランの提案は設計段階では、大きく変更することができます。基本設計では、2週に一度程度の頻度で打ち合わせを行いますが、その都度ご意見を頂戴し、軌道修正しながら設計を進めます。打ち合わせ経過と共に案がダイナミックに変化していくのは、私たちならではの醍醐味のひとつです。このプロセスを楽しんでいただけたらと思います。


Q3 過去のトライアルは見られますか?

 下記をご覧ください。写真は、トライアル案(初期案)→途中経過→最終案という風に並べてみました。トライアル案の外観イメージが最後まで残ることもあれば、大きく変わることもあるということがご理解いただけると思います。案が早期に収束しそうな場合は、あえて別の可能性を試してみることも、よくやっています。間取りは基本設計の間ずっと変わり続けます。その他、案の変遷は、ブログ「検討案」のコーナーでごらんいただけます。


   
△常滑N邸 初期案は1階にだけ庇がある形でしたが、02案では風土性を考慮して2階にも庇をつける形に変更。最終形は折れ線状の大屋根で家全体を覆う形状に。

   
△下北沢K邸 南側を隣家が迫っているため、当初2階リビングでご提案しましたが、どうしても1階をリビングにされたいということで、上下階を逆転。吹き抜け上部のハイサイドライトから家中を採光する形に変更しました。最終案、道路側は多面体の表情に。

   
△世田谷M邸 建築面積が10坪しかとれないので、途中案では、2階案と3階案の比較検討も行いました。2階案の方がコストメリットがあることから、最終案は、2階+ロフトの形でまとめました。

   
△白井T邸 広大な敷地、ガレージハウスという条件から、切妻のおおらかな形状をご提案、途中、雁行形やK型の特殊な平面なども試しましたが、最初のイメージが一番強烈だったということで、切妻に元に戻って実施設計を行いました。

   
△横浜K邸。敷地道路側にオープンスペースがあったため、それを意識する形で、01案はご提案。途中、Kさんがイメージされていた、リーゼント形の形状も試し、最終形は、がけ地の眺望を生かす東西の抜けのある形状でまとめました。

   
△所沢M邸。土地探しからの相談です。当初はギャンブレル屋根が宙に浮く独特な形状でご提案。途中、切妻なども検討しましたが、とんがる屋根が目になじまないということで、最終形は台形立面の、これまた独特な形状でまとめました。

   
△世田谷S邸。土地探しからの相談です。南側を隣家でふさがれることから、当初案から吹き抜け上空からの採光を検討しています。途中段階では、階段の位置や、中庭を2階レベルに設ける場合のボリューム構成をいくつか試しました。材料の切り替え方も工夫しました。

   
△杉並B邸。斜線でヴォリュームが決まってしまうことから、途中段階では外観より、間取りに注目して、検討を行いました。当初、2階+ロフトの構成にする予定でいたが、かがまずに屋上テラスに出たいということで、2階+ペントハウスの構成に切り替えました。

   
△下高井戸M邸。土地探しからの相談です。初期案は「箱型のキュービックな住宅」というMさんの当初イメージ通りに。検討の過程で、「勾配屋根の方が良く思えてきた」ということで路線変更。最終案は南西方向の眺望を生かした特徴ある形でまとめました。

   
△荻窪H邸。土地探しからの相談です。旗竿敷地の特性を生かし、当社案は窓を縦型に集めた構成に。途中段階では、あえて横強調という方向性もないかもさぐりました。最後は元に戻って、縦ストライプでまとめました。

   
△朝霞K邸。角地という特性を生かした形状を模索。当初は総2階でしたが、駐車場駐輪場の関係などから、ピロティ型+凹型バルコニー案となり、間取りと窓との整合性をとって現在の最終案に落ち着きました。

   
△江戸川M邸。比較的歩行者交通の多い南側道路の敷地条件だったので、2階リビングの変形切妻で計画。05案で南上がりの片流れも検討しましたが、和のテイストとなじみの良い、元の形状でまとめました。

   
△松戸N邸 当初は1階リビングで、北側の道路と南側の庭をトンネル状につなぐ、カマキリ形の形状で計画。その後、リビングは2階に移り、03案で道路側から見ると四角だけど、横から見ると勾配という、ほぼ最終形に近い形状となりました。

   
△目黒I邸。重ね建ての二世帯住宅です。斜線が四方からかかるので、全体シルエット大きな変化はありません。当初は中央に窓をまとめた、中庭形で計画。 途中、窓のゾーンを東西に分けました。最終案は2階上部ハイサイドも生かした形に。

   
△練馬W邸。真四角にするために、あえて南に寄せて建てています。途中段階では、2階+ロフト案も検討しましたが、機能的な要求から3階建てに。窓を市松に配置する案も検討しました。

   
△西荻T邸。ほぼ正方形の敷地で真四角の希望。真四角の全体のシルエットはあまり変化ありませんが、窓のとり方、材料の切り替え、色のイメージは、案ごとに少しづつ変化しています。


Q4  必ずトライアルをやる必要がありますか?

 いいえ。最初から決めていただいていてるケースや、ローン用の図面・見積をトライアルと見立て、契約となるケースの方が圧倒的に多いです。

私たちは、常日頃から他の設計事務所・ハウスメーカー・工務店を研究し、自分が施主だったらどういう人・組織に依頼するかを、考えています。そして、その理想に向かって、組織・方法を組み立てています。少なくとも、デザイン・コスト・性能のバランスや、オープンにされた情報量という面では、他の依頼先と比較して、絶対に見劣りしないサービスを提供していると自負しています。

情報化が進んだ現在、お客様は比較検討しないと気がすまないと思いますが、調べれば調べるほど、私たちのホームページやブログには、他の依頼先とは比較できないほど沢山の情報量があることに気づかれるはずです。 過去のほとんどのお客様が必ずしもトライアルの形をとっていないのは、ブログやHPを熟読されて、すでに私たちを選んで頂いているからなのだろうと思います。


Q5  トライアル案の傾向はありますか?

 私たちは、ほとんどの場合最初の案は、平面が長方形かつ面積を絞った、オーソドックスな案をご提案するようにしています。一度、四角く解いておかないと、無駄だらけの平面になってしまうことが多いからです。その案を足がかりにして、次の案を考えれば、案は徐々にイメージに近づいていくはずです。


Q6  トライアルは有料ですか?

 はい。きちんと計算すれば約13万円ほどの作業(詳しくはこちらをご覧ください)となるのですが、できるだけ気軽に試していただけるように、税込み5万円とさせていただいております。
設計契約に進む場合は、この費用を、設計料に充当しますので、実質的に余計な費用はかかりません。



Q7  トライアルを依頼するときの条件はありますか?

 安価な料金で行っておりますので、同時期に同業他社と競合する、コンペ形式での利用はお断りしております。 また、案の著作権がありますので、契約に至らなかった場合、模型や図面はご返却いただいております




Q8  どのくらいの時間がかかりますか?

 1/100の図面と模型をつくります。約2週間の期間を頂いております。



Q9  どのように申し込んだら良いですか?

トライアルの申し込みや、御質問は下記のメールアドレスにおねがいいたします。内容確認の上、 3日以内に折返しメールを差し上げます。

e-mail:yutakaiizuka2000@yahoo.co.jp

申し込みされるときは、下記計画概要を簡単にお知らせ下さい。

  • お名前
  • メールアドレス
  • 現住所
  • 電話番号
  • 新居居住予定者数
  • 居住者年齢構成
  • 総予算
  • 竣工予定時期
  • 建設地住所
  • 敷地面積
  • 想定規模(u数、坪数)
  • ご質問

お電話でのご質問、お問い合わせも歓迎です。どんなケースでも、トライアルの前には、まず一度打ち合わせさせて頂いております。打ち合わせ後、アイプラスアイの仕事の進め方を理解された上で、トライアルされるかどうか決めて頂くということで問題ありません。

打ち合わせ時は、敷地の状況がわかる資料(地籍測量図、土地の重要事項説明書など)と、ご要望書、をお持ちください。


Q10  なぜ案でなく、人・組織で依頼先を決めるべきなのですか?

 お客様の希望するイメージを引き出すのには、それなりに時間がかかります。私たちの事務所でも、最初の1案で形や間取りが決まったことは、過去に一度もありません。
住宅の設計案というのは、クライアントと設計者が、コミュニケーションをとりながら、時間をかけて醸成させていくものです。いい家になるかどうかは、その醸成プロセスにかかっているといっても過言ではありません。

全部お任せでいい家ができるなんてことは絶対にないのです。 大体の間取りが完成した後も、クライアントと設計者は、沢山のことを確認しながら、家作りを進めなければなりません。ですから、お客様が依頼前に一番に見極めるべきなのは、依頼先が信頼するに足る相手なのか、きちんとコミュニケーションできる相手なのかということです。

トライアルの時はぜひ、そこを見ていただきたいと思います。


Q11  依頼前は、依頼先の何をみるべきなのですか?

過去10組のお客様が、他の設計事務所、工務店、ハウスメーカーに依頼後、下記のような理由で立ち行かなくなり、駆け込み寺的に私たちの事務所を利用されています。

・ 待てど暮らせど次の案が出てこない。
・変更要望が通らない。
・ 設計者、担当者の技術・性能についての知識が足りない。
・ リアクションが不適切かつ遅い。
・仕様を変えると極端に高くなる。
・工事費が大幅にオーバーする。

依頼先を間違えると、時間をお金を浪費します。
デザイン力はもちろん大切ですが、依頼先を決めるときは、案の作成スピード、要望に対する対応力、設計の体制(代表者がどのくらいその仕事にタッチするか)、コストや性能に対する知識・調整能力、質問に対するリアクションの早さ・正確さ、などを総合的に判断する必要があります。 結局は案でなく、人・組織を見るしかないと私は思っています。