このプロジェクトでは、欠陥の予防、性能の維持のために、いくつかの保証や調査を受けることをお勧めします。
■住宅金融公庫仕様書の利用
公庫仕様書は木造住宅を確実につくる上で、必要不可欠なものです。公庫を利用するしないに関わらず、このプロジェクトでは、原則として公庫仕様書を利用します。公庫仕様書では性能が不足と思われる事項は、特記仕様書に明記します。
■性能保証制度の利用
性能保証制度を使えば、竣工後10年間のトラブル に対し、安心できます。ただし、地盤のトラブルと、結露のトラブルは、性能保証制度では必ずしも保証されないので、別の対策を併せて考えるのがよいと思います。
■地盤調査
木造住宅であっても、 スウェーデン式サウンディングによって、地盤の状態を調査することが必要です。任意ですが保証制度もあります。
■結露について
地盤と並んで問題なのが結露です。通常、結露は性能保証制度でも瑕疵の対象になりません。設計者は結露現象について詳しく、その点においても安心できます。

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