「平塚K邸 住まい手の声−4」  

 


■ 内観について

内部仕上の特徴は、何と言っても木の多さ。床、建具、家具、壁、階段、天井とたくさんの木が使われています。しかし特別に和風でもなく、木を多用した洋風別荘でもなく、単に「木の家」というシンプルな言葉が一番ぴったり来る仕上がりになっていると思います。

それと建具も特徴的。玄関ホールと和室、吹き抜けのある階段ホールを仕切るのは、3枚の大型建具で、そのうちの一枚が格子戸になっているため、閉める建具の組み合わせで、完全に視線を遮ったり、格子越しに通したりと選ぶ事が出来るちょっと変わっているけど楽しい仕掛けです。幅一間の巨大な建具やその裏に隠された大型の姿見鏡など、工夫がたくさんなされています。



玄関から進むと一部2階となっている望楼部分の下の吹き抜け空間へやってきます。この部分は気持ちよく風が通る南北の抜けが確保されています。この階段ホールを兼ねる場所から望楼の大窓や高窓を内部から見上げると、山の樹木や空が見えるのです。さらには大窓の手前、2.5階レベルに作られたスノコ床を通して、時間帯によって姿を変えながら木漏れ日のような光が落ちてきてきます。さらには日よっては夜に屋内から月見までできます。




私たち施主の平屋という要望に対して、望楼を設けるという一歩踏み込んだ設計者の提案に感謝。この空間のおかげで、明るさだけでなく、空気がよどまず、冷房・暖房などにも効果を発揮しています。少し心配な夏場の日射に対しても遮熱ガラスを採用することで対処。覗かれる心配のない望楼なので、現在のところブラインドやカーテンも付いていない気持ちのよい空間です。

望楼は一部二階なわけですが、両親の生活は一階のみで全て可能です。風や熱気を抜くための高窓も、一階から電動開閉が可能なように工夫されています。


 

※この記事は、平塚Kさんの文章に、アイプラスアイ設計事務所で説明写真を加えたものです。複数のページありますので、下の▽マーク、リターンマークなどをクリックしてみてください。