「平塚K邸 住まい手の声−6  

 


■ 水回りや回遊動線について

キッチンは既成のシステムキッチンではなく造作キッチン、洗面所も大きな鏡と病院用流しを採用した造作で、浴室も青森ヒバを貼った在来浴室を採用できました。浴室の窓は透明ガラスになっています。実はこの建物の窓は全て透明なガラスで、どの窓からも緑が見えるように設計者が計画してくれています。


その水周りを抜けると和室からウォークインの納戸へと動線が続きます。納戸の奥も上部のロフトとつながる小さな吹き抜けがあり、そこの高窓から光が落ちてきて、自然と奥へ誘われます。この納戸と玄関ホールとの間にトイレがあります。トイレには2方向に建具があり、通り抜けが出来るプラン。我家は、玄関から階段ホールを通りリビング・ダイニングへ至る表動線、リビング・ダイニングからキッチン、洗面・お風呂、和室を抜けて納戸に至る家事用の裏動線とがあります。

この二本の動線を基準に、デッキや中庭なども絡めると、何通りもの回遊動線が確保されているので、子供が思わず走り回ってしまうような楽しさのあるプランになっています。実は大人でもこの回遊性は楽しいです。そんな回遊性を影で支えているのが全開しておける引き戸の存在です。ほぼ全ての建具に引き戸を採用したので、トイレ以外の建具は普段開け放って生活しています。回遊性と共に、ロフト空間など小さな空間も場所場所に散りばめられているため、忍者屋敷みたいだと何度か言われました。

バリアフリーとして床の段差もないことから、床の連続性が生まれ、回遊性とあいまって余計に家全体がワンルームのように感じられる空間になっています。さらには高気密高断熱の設計もされているので、家全体をエアコン一台で冷暖房できるくらい音熱環境が良く、小さく区切らなくても生活できるのです。段差がなく回遊性があるワンルーム空間は普段の掃除などの家事が本当に楽だったり、家の中はどこへ行ってもほとんど同じ温度で体が楽だったりと「楽々ハウス」になっています。

 

※この記事は、平塚Kさんの文章に、アイプラスアイ設計事務所で説明写真を加えたものです。複数のページありますので、下の▽マーク、リターンマークなどをクリックしてみてください。