【タイヤの経年劣化】


タイヤはゴム製品です。
ご存知のとおり、輪ゴムを使おうと思ってグイッ!と引っ張った時、意図もカンタンに切れてしまった・・・という経験は誰にでもありますよね。
これと同じことがタイヤにも起きています。これが「経年硬化」、「経年劣化」です。
これは溝の深さに関わりなく、経過時間によって変わります。
つまり、溝が残っていても、年数の経ったタイヤは劣化、硬化していると言えます。
ヒビ割れ等、外観から見る事ができる事もありますが、徐々に進んでいく物ですので、気付かないうちに進行していく物と考えた方が良いのかもしれません。

劣化、硬化は条件によって大きく変化します。劣化・硬化を早める環境として・・・

【立地環境】
タイヤが硬化する要因は熱、紫外線、窒素酸化物、オゾン、水分になります。
車庫保管の車と、青空駐車で地面が土と言う条件では大きく変わってしまいます。
近所に工業地帯があるとか、主要幹線道路に近いとか・・・
クルマの排ガスや工業地帯から出る煙には様々な物質が含まれており、これが大気中の雨に浸透することで酸性雨となります。
この酸性雨はクルマにとっても人にとっても悪影響を及ぼします。
【使用回数が少ない】
あまりクルマを使用しないと、上記(雨・紫外線等)の影響により劣化が進み、クルマの重みで徐々に亀裂が発生するそうです。
【一般道よりも高速道路を多様するユーザ】
タイヤの発熱機会が多く、温度差による膨張を繰り返すことにより劣化を早めることになるそうです。
【ケミカル剤の多用】
ゴムの柔軟性はゴム内の油分にもよりますので、油分が抜けると効果は激しいです。
粗悪なケミカル剤や洗剤(ボディシャンプー)でタイヤを洗いすぎるのは良くないようです。
洗車時は水で薄めたボディシャンプーを使うと思いますが、その濃度が高すぎると洗剤等でタイヤ自信の油分を抜いてしまう・・・これが良くないのです。タイヤを洗う際は、さらに薄めて使用すると良いそうです。
既に一般的になったスプレータイプのタイヤケミカル剤の中にはこの油分を抜いてしまうのモノもあるようです。

本来、タイヤは水洗いだけで十分なんだそうです。
・・・とはいっても、黒々としたタイヤはボディラインを引き締めてくれます。ケミカル剤を使用する際は、できる限りSHOPの方にお勧め品を聞いておくといいかも知れません。

私の場合は【使用回数が少ない】にあたると思います。
何せ、週末のちょっとの距離しか走りませんから・・・
一応、人一倍メンテには気を使っていましたが、経年劣化はどうしようもありません。

私のタイヤの製造年月日を見てみることにしましょう。

各メーカーによって表記方法が異なります。
行きつけのSHOPに聞けばたぶん、教えてくれるハズです。

私の場合はブリジストン。
サイドウォールには以下の刻印があります。
 F:DMF4201  R:DMF4801
これが製造年月日です。

最初の二桁が週を表しています。そして最後の二桁が年を表します。
つまり、私のタイヤは
   F:2001年の42週目(8月)
   R:2001年の48週目(9月)
に製造されたことになります。

2001年といえば、今(この記事を書いているのは2008年)から7年も前のもの。
7年っていったら結構な年数ですよね?
「経年劣化」といわれて「なるほど・・・・」と思いました。

では、各状態についてです。
クルマの重みでヒビ!! フロント左

SHOPの方の説明によると、こういったヒビは経年劣化はモチロンのこと、駐車しっぱなしでゴムが硬化し、車両重量によってイッキに入ったヒビだとか。
ココにもクルマの重みでヒビ!! 同じくフロント左

こちらにも同様のヒビが入っています。
駐車場(屋根付き)なんですが、クルマの向かって左側には何もないので、事実上、吹きさらし状態に。これで劣化が進んだのでは?
完全な経年劣化 フロント右

クルマの右側は隣の家の垣根(1.7mくらい)があり、左側に比べると吹きさらしの影響が少なかった?
こういった細かなヒビは完全に経年劣化です。