西湖の今昔物語

四つ角の下


農協の脇に、牛乳をためる場所があった。もかしたたら見たことがあると思う。かすかに記憶の中に、牛乳のにおいと、ともに残っている。路線バスの、終点がここだった。「西湖終点」というバス停だった。 農協の道から、お宮と、火の見櫓が見える。西湖も寂しくなり、ススキがだいぶのびている。こんなに見通しのよい場所だったのが、今は、やっとお宮の屋根が見えるだけになった。昔お宮では、数々の行事があったり、子供たちの声が聞こえていたのだろう。うっつんおっちゃんの写真ブックにマンドリンクラブの写真があったな。お宮で演奏をしたのだろう。お父ちゃんと、ひさえのおばさんの子供の頃の写真もあった。中心地だったのだろう。お宮で、お祭りをしたいな。 西湖にバスがきたのはいつだったのだろうか。富士急のバスは、前にボンネットがある。舗装されていないけど、すごく広かったなー。今は車が一台通るくらいの舗装があり、雑草だらけになっている。四つ角の上の方にも、だいぶ家がある。何か、不思議な感じがする。四つ角には、人が多くいる。バスに乗る人なのか、バスを見に来た人なのか。 バスの代わりに、マイカーをおいてみました。今西湖の、この四つ角にこんなに人が集まるのは、お正月ぐらいかな。

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