粉を蒔く時はこのように持ち、中指でチップさせてパラパラと粉を蒔き落とす。
古式のエアーブラシといったところか。
「蒔絵」は粉を蒔く事から言われているように、この筒で様々な粗さの
粉を蒔く。筒の口に張った紗の目の大きさで蒔かれる量や面積を制御する。
 また、蒔く粉の粗さを一定にし、ゴミを取り除くフィルターの役目も果たしている。
素材も様々。一番右は鶴の羽芯、葦、乾漆、竹、等。「紗」も色々。 
粉筒拡大。蒔く粉に合わせて紗の粗さが異なっているのがわかる。筒は軽くて丈夫。


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