蝙蝠
写真はアブラコウモリ(人家を棲み家とすることからイエコウモリ(家蝙蝠)が別名)の骨格標本です。
翼の関節部分の形状から幼獣(当歳子)と特定できます。
成獣でさえ片手に収まる くらいの小さな体ですが、それに輪をかけて小柄で、ヒトの毛髪ほどの細い骨から成る華奢な体つきです。
この標本を見た多くの方の疑問は… 『コウモリってしっぽがあるの?』
あるいは 『かかとに生えているのは、なに?』ということ。
そのいずれもが、 コウモリがコウモリ たる所以である"飛膜"を構成している器官であり、言わば【こうもり傘の骨】の役目をしています。
なお、安曇野には9種のコウモリが生息し、哺
乳動物では最多の種類数となっています。
|