2003

HOME最終戦は
2年続けて感動勝利

新居・相川・岡田ら若手の元気なプレーは
来シーズンへの夢を膨らませた!

2003 J.LEAGUE DIVISION2 第43節
11/16(日) 13:00  HOME:札幌ドーム

コンサドーレ札幌 VS モンテディオ山形
前半
後半

10分:アンドラジーニャ

34分:砂川

前半
得点


28分:星

4分:曽田


44分:新居

後半
得点
 

フォーメーション(先発)

 

 

 

アンドラ

 

 

 
   

砂川

 

堀井

   
和波        

 

森下
 

 

三原

 

今野

   
  田畑       曽田  
           
      藤ヶ谷      

フォーメーション(最終)

 

 

相川

 

新居

 

 
   

 

砂川

 

   
和波        

 

岡田
 

 

三原

 

今野

   
  田畑       曽田  
           
      藤ヶ谷      

 

立ち上がりからスピード溢れる攻撃を見せ観客を沸かせるコンサドーレ。
 

前半10分

誰かは確認できなかったが、コンサの選手が周囲の山形DFを振り切ろうと激しい動き。

その際前方に弾き出されたボールが、運良く山形DFラインの裏に抜けていった。

素早く反応したアンドラジーニャがそのままドリブルで持ち込んで強烈なシュートを放つと

見事に山形ゴールに突き刺さった。胸のすくような先制ゴールだった。

「来年も俺に任せろ!」 と言わんばかりのパフォーマンスに見えたのは私だけだろうか。



アンドラジーニャはホームゲームで3試合連続先制ゴールを決めた。 この後、退場しないか心配・・・。

 

その後何度か決定的場面を迎えるが詰めが甘いのかツキがないのか、追加点を挙げるには至らない。
 

前半27分

スローインを受けた山形選手にコンサ2人がプレスをかけるが

スローインを入れた選手にボールが戻ると、一気にペナルティエリアへの接近を許した。

今度は3人のDFが詰め寄ったものの、少しゴールから離れた位置でフリーの星大輔にボールが収まった。

星は1度トラップしてから左足で思い切りシュート。それがゴール左隅に決まってしまった。

ここはゴールを決めた星のシュートを褒めるしかない。
 

前半33分

DFが出した長めのパスがアンドラジーニャに渡った。

そして、右前方の堀井にボールが通される。

そこからスルスルと山形陣内深く侵入した砂川へ絶好のパスが出た。

すると砂川が蹴ったセンタリングなのかシュートなのか微妙で不思議な弾道のボールは

なんと!そのまま山形ゴールに吸い込まれていった。

アウトサイドにかけて狙ったのだろうか?いずれにしても貴重な勝ち越し点が入ってくれた。



柏では途中出場が多かった砂川も、コンサでは貴重な戦力だ。
  
 

前半35分

和波の素早い動きから絶好のチャンス到来!

ドリブルで抜けた和波からゴール前に張るアンドラジーニャにパスが通った。

しかしシュートする前にDF古川と激しく接触し転倒。

痛がるアンドラジーニャに山形の選手数名が詰め寄り、何やら審判に激しく抗議。

「前半でゴールを決めたアンドラジーニャはそのあと退場する」 というシーンが

HOMEで2度続いたので嫌な予感がしたが、何事もなく一安心。

 

前半39分

またまた大きなチャンスが訪れた。堀井が山形GK桜井と接触したが笛は鳴らずプレーオンのまま。

こぼれたボールを堀井が落ち着いてゴールに蹴りこむが、ポストに当たって得点ならず。

前節に続き今日も決定的場面に決めることが出来ない堀井は頭を抱え悔しがる。

 

後半4分

やや遠目の位置から三原が直接FKを狙ったが、惜しくもGK桜井のファインセーブに遭う。

しかし次のCKのチャンスで大きな3点目を入れた。

三原の狙い済ました速い弾道のCKはゴール前に張るアンドラジーニャの頭にドンピシャだったが

それはGKの横に立っていたDFに当たってしまう。

しかしそのこぼれ球を曽田が右足で押し込み、3−1とリードを広げた。

ゴール裏で熱狂するサポーターに向かって雄叫びを上げる曽田。

あの得点感覚はストライカーの血が流れている証拠かも知れない。

「見たか!」 と言わんばかりの表情が印象的である。

 

直後、森下に替わり岡田が右サイドに入った。


HOME最終戦でこの観客数・・・。でも応援のボルテージは高い。
 

後半26分

堀井がベンチに下がって新居がFWへ。
 

後半40分

6月6日以来になる相川進也が 、アンドラジーニャと交代でピッチ入り。大歓声が沸く。

コンサの将来を担うと期待された
AAコンビが、ようやく万全の体調で2トップを組んだ。


キレのある動きで来期残留をアピールしたアンドラジーニャと
ようやくピッチに帰って来た相川進也に大きな拍手が沸いた。
 

後半44分

早くもAAコンビでゴールを決めるシーンが訪れた!

和波がボールを持って徐々にペナルティエリアへ接近。山形イレブンの足は目に見えて止まっている。

エリアのライン上で相川が足元にボールを呼んでいる。

パスをもらった相川は山形守備陣4人に囲まれながらも巧みにボールを右へ流す。

あたかも新居がそこへ来ることがわかっていたような感じだ。

今年、シーズンを通して互いに切磋琢磨しながら能力を上げていくことが叶わなかった新居は

「長いこと待っていたよ!」 という感じで冷静に4点目のゴールを決めた。

心底うれしそうな相川の表情と、新居の安堵の表情が印象的。

更に2人に駆け寄るイレブンの表情に暖かさが伺える。特に今野が非常にいい笑顔。

相川も新居も、来年は負傷等せず順調に1年を過ごしてもらいたいと強く願う。


 

まとめ

今日のアンドラジーニャは非常にキレがあった。

今日だけではなく、このところ万全の体調をキープしていたのかも知れないが

何せ出ては直ぐに退場するものだから、じっくり見ることができたのは久々である。

出来ることなら来年も攻撃の軸として頑張ってもらいたい。

ついでにウィルも来てくれたら・・・。大分では遂にレギュラーをはずされたようだ。

相川の投入で、新居が生き返ったように見えた。

新居・相川・岡田ら、活きのいい若手に、アンドラジーニャを含む外国人助っ人と

砂川・三原らの中堅どころが絡めば2005年のJ1復帰も見えてくるような気がする。
 

試合終了後、1年間の応援に対する感謝を込め

選手・スタッフ(選手の子供さんも)・コンサドールズらがピッチをゆっくり1周。

サンクスウォークで2003年のホームゲームの幕が閉じた。

こちらからも選手達への1年間の労をねぎらいたいと思う。


ちょっと照明暗過ぎないかな?