2009

 

やはりドームには神様がいた!
曽田がPKで引退の花道を飾る

引退セレモニーでの心に染み入る挨拶を我々は決して忘れない!

第50節 11月29日(日) 13:00  札幌ドーム

コンサドーレ札幌 VS 横 浜 F C
3 2 0 1
1 1



GOAL!23分:ハファエル
GOAL!25分:キリノ


39分:ダニルソン
 
前半
11分:吉田




38分:ヨンデ
 



19分:古田⇒砂川




35分:藤田⇒中山

42分:キリノ⇒曽田
GOAL!ロスタイム:曽田雄志(PK)
後半
11分:エデル⇒安孝錬
GOAL 15分:三浦淳宏

20分:根占
24分:吉田⇒片山
25分:田中


40分:ヨンデ⇒三浦カズ

 


スタメン

        キリノ        

 

藤田     ハファエル     古田

 

      ダニルソン   芳賀      

 

岩沼   石川   吉弘   西嶋

 

      高原      

 控 え   荒谷  曽田  堀田  砂川  中山

 

後半42分

        曽田        

 

砂川     ハファエル     中山

 

      ダニルソン   芳賀      

 

岩沼   石川   吉弘   西嶋

 

      高原      



91分06秒、ペナルティエリアの外側から砂川がスルーパスを入れる。

ボールに追いつきたい曽田が相手DFと競走。

相手が一瞬早く追いつくが互いの脚が交錯して激しく転倒すると主審が横浜のファールを宣告!コンサドーレはPKをもらう。

ハファエルとダニルソンが曽田に抱きつき祝福する。もう既に曽田がPKを蹴る空気が十分に流れていた。

執拗に抗議する横浜。



曽田が蹴りに行く。場内に曽田コールが沸く。

92分47秒、曽田の蹴ったボールは相手GKにコースを読まれストップされてしまう。

場内溜め息……。 しかし曽田が蹴った瞬間、副審の旗が上がっていた。

蹴る直前、GKの大久保が前に飛び出していた。



93分36秒、仕切り直しのPKがゴール左隅に決まった。今度はGK大久保の読みがはずれた。

安堵の表情を見せるミスターコンサドーレ。

2度ほど後方を振り返りながらサポーター席の方へ小走りする曽田を同僚が祝福に駆けつける。




95分29秒、相手攻撃をクリアしたボールがダニルソンに渡った時

ミスターコンサドーレ曽田雄志にとってホーム戦終焉を告げるホイッスルが札幌ドームに鳴り渡った。


1回目はGKにコースを読まれストップされたが、副審の旗が上がっていてやり直しとなった。


ほぼ同じコースに蹴ったが、今度はGKの読みが逆となり、ゴール左隅に決まった!








ホーム最終戦でのベンチ入りを果たした曽田雄志。


中山元気にとってもホーム最後の勇姿を見せる一戦。


いよいよ2009ホーム最終戦が始まる!



前半23分、25分と、ブラジルからやって来た助っ人2名が相次いでゴールを決め、試合はコンサドーレが優位に進めた。

23分のゴールはハファエルがゴール正面から豪快に右足で決めた。

ミドルシュートとまではいかないかも知れないが距離は結構あり、低い弾道の鮮やかなシュートだった。

続くキリノのゴールは、前掛かりになっていた相手DFを見事なトラップで交わして

最後はGKと1対1になり、落ち着いて流し込んでのものだ。



ハファエルが豪快に決め、まずは先制!


立て続けにキリノも持ち味を出したシュートを決めて2−0とする! 手前は昨年までコンサ所属のチョンヨンデ。



しかしその2発以外、前半に関しては大きなチャンスもなかったし

一方の横浜FCもチャンスらしいチャンスが訪れないままハーフタイムに入った。



後半15分、かなりガッチリとした体型になった三浦淳宏に鮮やかなFKを直接決められ1点差となってしまう。

ここから しばらくは横浜FCの時間帯が続いた。



三浦淳宏の右足から蹴り出されたFKは高原寿康でも及ばない見事なものだった。



時折みせるハファエルのチャンス演出から、徐々にコンサドーレも息を吹き返してきた。



後半35分、石崎監督は古田に代えて中山元気を投入。

中山は昨日、自身のブログで契約更新が無かったことを公表しており、これがホームで見せる最後の勇姿となる。



後半40分、 9月27日(42節)以来となるベンチ入りを果たした三浦知良が登場すると

その2分後、 いよいよ万感の思いを乗せ曽田雄志もピッチに入った。その後は前述のとおり。



HOMEサポーターに見せる最後の勇姿


↓↓ ここからは試合終了後の状況。



セレモニーとサンクスウォークを少しでも近くで見ようと、最前列は人垣状態。



来季もコンサに残留しそうな雰囲気を秘めた ハファエルのヒーローインタビューが終わると

試合後には各年代のユースらもピッチに入り、ホーム最終戦恒例のセレモニーが始まった。

そして何よりも曽田雄志の挨拶が感動的だった。

頭脳明晰……と言っては失礼かもしれない。深い感謝の意を2万人の観衆を前でしっかり伝えきったと思う。

奥様からは花束を、そして今日がバースデーの大事な大事な長男から似顔絵をプレゼントされた。

PKを蹴る前に見せた極度の緊張した面持ち、PKを決めた直後と試合終了後に見せた安堵の表情、そして挨拶の後に涙を拭う姿。

これらは、けして我々の記憶から消えることはないだろう。

不易実行。本当にお疲れ様!ミスターコンサドーレ曽田 雄志!



ユースも含め、オールコンサドーレがピッチ上に勢揃いする中、曽田雄志の挨拶が行われた。


誰も真似できないような言葉で挨拶するミスターコンサドーレ。一冊の本にしても良いくらいの素晴らしさ。




サンクスウォークも多くのサポーターの涙を誘ったことだろう。

昨日、契約更新が無いことを言い渡された中山元気、荒谷弘樹、柴田慎吾、そしてユースからの生え抜き石井謙伍。

彼らもゆっくりと札幌ドームの天然芝を踏みしめるようにピッチを一周した。

外国人4名は残留かどうかハッキリしていないが、コンサドーレを去っていく選手達の発展を祈りたい。





さて、これでシーズンが終わったわけではない。

次週土曜(12月5日)には味の素スタジアムで東京ヴェルディ戦が待っている。

2010年に結びつけるためにも、最終節は絶対に勝利で飾ってほしい!

中山 元気をはじめ、契約が切れる4人(場合によっては曽田も)には、もうひと働きしてもらう事になるかも知れない。

ちなみに最終節を待たず、コンサドーレ札幌は今シーズンの第6位が決まった。
 


では、ここからはサンクスウォークの様子をどうぞ (^o^)


後援会選出のMVPはキャプテン上里一将の手に!


手を上げているのは来季の契約が無くなった石井謙伍……惜しい、惜し過ぎる。


荒谷弘樹と中山元気は子連れでウォーク。本当にお疲れ様!

  
柴田慎吾もチームを去ることに。  優しいパパの表情で場内をゆっくり回る曽田雄志。今日は全部持って行かれました (笑)


最後は全員並んでサポーターと共に!