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現地観戦記 2008(平成20)・・・三浦体制 2年目

2008年のクラブスローガンは Progress

期待のボランチとして獲得したアルセウが開幕前に退団するアクシデント
キャンプ終盤に入って主力の相次ぐ故障
ベストメンバーが組めない開幕戦の相手は2007のJ1王者
それでも知将三浦俊也監督がきっとJ1残留へチームを導いてくれるはず!
残留への目標勝ち点は40!


 

3/15(土)
第2節 コンサドーレ札幌 1−2 横浜・マリノス
 
現地観戦通算成績⇒170戦-73勝-61敗-36分け
札幌ドーム 〔SB自由席 AWAY側上段〕

後半07分:ダヴィ
後半41分:大島秀夫
後半42分:大島秀夫

昨年12月1日にJ1昇格とJ2優勝を同時に決めて以来のドーム観戦。天気は小雨がぱらつく寒い1日。
何とか集まった25000人強の観客。優勝を狙うマリノスサポも大挙詰めかけた。
11時のJRで札幌へ出て、まずはスープカレー(MAJI・U柊)で昼食。
その後は立ち読み等で時間調整し、ドーム着はキックオフ50分前の15:10。
1人なのでHOME側に座れないこともなかったが
ホーム開幕ということで、華やかなゴール裏の写真を撮るため、AWAY側の上段に席を取った。
鹿島アントラーズとの開幕戦(AWAY)はスピカで観戦したが
その試合に比べると中盤で自由にパスを回されたりというのもなく、少しは戦い易いように見えた。
前半終了間際にダヴィが倒されて得たPKをクライトンがはずしてしまい0−0で前半終了。
後半7分、ダヴィが先制ゴールを奪い、その後もピンチはあるものの流れはコンサドーレという雰囲気。
山瀬功治はさすが日本代表だけあるなぁと感心する動きだが
最後の最後でゾーンDFの網にかかったり、或いはシュートミスがあったり
更に鹿島戦で、あの小笠原のPKをストップした佐藤優也のファインセーブでコンサが逃げ切りそうな感じ。
だが私はこのまま終わることは、まずないだろうと数人にメールを送信している。
案の定、後半41分にコーナーキックから大島秀夫にドンピシャで決められ同点。
気落ちしたところにマリノスの勝利への執念が重なって
その1分後再び大島にこぼれ球を押し込まれ 土壇場で逆転を許してしまう。
この時点で私はワンセグを見ながらドームを後にし、白石行きのJRバス停へ向かう。
ショッキングな逆転劇ではあったが、優勝候補を土俵際まで追い詰めることができたのは
この先へ向け少し明るい光が差してきたと言って良いのかも知れない。

 

3/15(土)
ヤマザキナビスコカップ 第2節 コンサドーレ札幌 2−1 川崎フロンターレ
 
現地観戦通算成績⇒171戦-74勝-61敗-36分け
室蘭入江 〔SS指定席 HOME側中段〕

前半03分:寺田周平
後半29分:鄭容臺
後半40分:西嶋弘之


ここ数年、室蘭へはJRを利用することが多かったが、今回は「こうがしゃ」というスープカレー店に寄りたいのと
昨年末に納車された新車(ホンダLIFE)で遠乗り+高速走行(道央自動車道)をしてみたかったので、久々に車で向かった。
恵庭ICから高速道路に入り、登別室蘭ICで一般道に戻って、あとは電子地図で調べた通り進み
予定通りの11時過ぎ、「こうがしゃ」に着いて昼食にした。
食後は近くにある清滝不動尊にも足を延ばし、不動明王の前で勝利祈願。
競技場周辺に着いたのがキックオフ1時間前ということで、駐車場はフェリーターミナルの方になってしまったが
これが案外競技場から近くて便利だった。
さて試合の方は開始早々の失点をものともせず、後半に追いつき、残り5分で逆転するという劇的な勝利で
今シーズン初めて勝ったのと同時に、Jに昇格した98年以降、14回戦って1度も勝てなかった川崎Fをついに倒した。
帰りは順調に進み、新車の高速走行も、なかなかスムーズなことがわかった。
現時点において、ほとんど疲れていないのは乗り心地が良かった証拠である。

 

4/2(水)
第4節 コンサドーレ札幌 0−2 川崎フロンターレ
 
現地観戦通算成績⇒172戦-74勝-62敗-36分け
札幌ドーム 〔SB自由席 HOME側上段〕

前半7分:鄭大世
後半4分:鄭大世

一昨年のように札幌市内勤務だと仕事が終わってからでも余裕でドームへ行けるのだが
昨年4月から、自宅が在る恵庭市内勤務となり、平日のドーム行きがやけに遠く感じてしまう。
今回は職場から大急ぎで帰宅。JRで札幌駅まで行き地下鉄東豊線を利用して18:40にドーム到着。
キックオフからしばらくの間はハンバーガーを食べながらの観戦となる。
JR白石駅からシャトルバスが出ているが、夕方は道路が混むため
下手するとキックオフに間に合わない可能性もあり、地下鉄福住駅経由で向かったのである。
平日ナイトゲームということで油断していたら、意外にも14000人超えの観客数で
ゆったり座れる席を探しているうち、SB席でもゴール裏B席の境界線近くを何とか確保。
私には珍しく、最初からHOME側である。
試合内容は、どちらも何度かチャンスがあったし、さほど遜色は無いように見えたが
結局はジュニーニョと鄭大世という一流FWを揃えた相手の個の力にやられてしまった。
この日はダヴィが負傷で出られず、中山・石井の2TOPとなったが、あまりにも迫力に欠けた。
前半12分に石井謙伍、後半中盤に岡本賢明と、それぞれ決定的な場面があったが
決めることが出来なかったのは試合の行方に大きく響いた。
この試合で、負傷リハビリから西谷正也がピッチに戻って来たのは今後へ向け明るい材料だ。
後半42分、GK高木が鄭大世を倒し1発退場。
既に3人の交代枠を使い切っていたコンサドーレは、曽田が人生初と言うゴールキーパーに。
危険な位置からのFKは壁に当たり、その後は1本のシュートも打たれることなく3点目は与えずに済んだが
非常に珍しいシーンを見ることが出来た。
他の人のブログでは「完敗」とか「一方的にやられた」という記事が目立ったが
ここ2試合で連続逆転勝利を上げ、フロンターレにも室蘭で勝っていることで
余計結果への不満が沸いているのだと思う。冷静に見れば強豪相手に、そこそこやれていたのでは?

 

4/12(土)
第6節 コンサドーレ札幌 2−1 ジュビロ磐田
 
現地観戦通算成績⇒173戦-75勝-62敗-36分け
札幌ドーム 〔SB自由席 前半:AWAY側上段 後半:HOME側上段〕

前半43分:ダヴィ
前半44分:柴田慎吾

後半02分:河村崇大

これまで1度も勝利したことのないジュビロ磐田を倒した瞬間、少し涙が出た。
最近は安定して10度以上の気温だった札幌が、今日は最高気温5度と寒く、 冷たい雨も降った。
福住駅で降りると川合孝治さん親子が歩いていた。背も高いし風貌的に私は直ぐわかる。
駅のエレベーターでも一緒になった。先に乗っていた私はそろそろ扉が閉まると思った時
川合さん親子が乗り込んでくるのに気付き、開くボタンを押した。
まぁこちらが1人なので声をかけるのも気が引けてしまう。
実はこれまで何度も見かけている。
 ※ 川合孝治 ・・・ コンサドーレ創設の1996年にFWで大活躍。翌年移籍。
キックオフ1時間少し前の12:20にドーム着。
AWAY側だが、なかなか良い席がキープできたところで昼食を仕入れに行った。
試合は一進一退だが、ボールを持ったらシュートまでいこうとするジュビロはさすがだなと思った。
足の負傷で2試合欠場のダヴィが前半43分にCKをヘッドで押し込むと
その1分後、これもセットプレーからの連続攻撃から最後は柴田慎吾がこぼれ球を蹴り込んだ。
後半2分の失点で1点差とされたが、集中を切らさない守りで磐田の反撃を最後まで押さえた。
感激の試合後は、早々に帰宅してHPのアップをやりたいところだが
そのまま職場の歓送迎会(ススキノ)に参加し、21:12に帰宅した。

 

4/26(土)
第8節 コンサドーレ札幌 0−1 アルビレックス新潟
 
現地観戦通算成績⇒174戦-75勝-63敗-36分け
札幌ドーム 〔SB自由席 前半:AWAY側上段 後半:HOME側上段〕

後半18分:松尾直人

13:30キックオフにつき、昼食をどこで食べるか少し迷ったが
再びスープカレー横丁を訪れ、インド料理専門店に入りスープカレーではないカレーを食べた。
数年前から夫婦で観戦(ドーム限定)している中学校のクラスメイトは
今年1度も姿が見られないので観戦していないかと思いきや、今年はSAに陣取っていると聞き
こちらは今日の試合、前半は電光掲示板の下に座ると伝えておいたのだが
席につき双眼鏡でSA席を探すと、クラスメイト夫婦も双眼鏡でこちらを発見し互いに手を振り合った。
今日の試合は前半34分にダヴィが1発退場してしまったのが余りにも大き過ぎる出来事だった。
この試合うんぬんより、相手を頭突きで倒してしまうような退場で
出場停止が何試合になってしまうのか先行きが不安である。
1人少ないコンサドーレだが、今シーズン調子が上がらない新潟相手ということもあり
ほとんど互角といって良い内容。クロスの蹴り損ないが間違ってゴールに吸い込まれてしまうという
アンラッキーな失点で敗れたこともあって全く負けた気がしない試合だった。

 

5/6(火)
第11節 コンサドーレ札幌 1−3 東京ヴェルディ
 
現地観戦通算成績⇒175戦-75勝-64敗-36分け
札幌ドーム 〔SB自由席 前半:AWAY側上段 後半:HOME側上段〕

前半05分:レアンドロ
前半21分:ディエゴ
前半33分:フッキ
後半10分:クライトン

久々に開場後あまり経っていない時間に到着すると、北ゲートは結構長い列。
南ゲートに回ったら、列はあったものの比較的すんなり入場できた。
S席寄りの通路側という絶好の位置をキープした。しかも前の席は座高の低い人だったので視界良好だ。
昼食のサンドイッチ(コンビニ購入)を食べ終えた頃、前の席にいたカップルの知人(大柄)が遅れて現れ
よりによって私の前席の人と入れ替わってしまい、すっかり視界が妨げられてしまった。
どうしても視界良好の席が希望だったので、結局電光掲示板の真下へ移動。
ここでも試合開始直前に家族連れが前に座ったが、視界の妨げにはならなかった。
それにしても一体ナゼ私の前に、いつも極端に座高の高い人が座るのか不思議である。
朝刊に予想スタメンが載っていたが、クライトンが今日もFWとなっていた。
情報操作であってほしいと願ったが、やはりクライトンが最前線。
ヴェルディのブラジル人3人が立て続けに1ゴールずつ決める一方
コンサドーレは、クライトンが前線では彼の良さを生かすことができず
前節AWAY京都戦に続いて、前半のシュート数は0。
後半スタートから大型ルーキー宮澤裕樹(室蘭大谷)が投入され
クライトンは本職のボランチへ下がると、途端に試合展開が一変。
守りにもウエイトを置く必要が出てきたヴェルディは、好き放題に攻めていた前半のようにはいかず
後半45分間はコンサドーレの分厚い攻めが主体となり
時々フッキやディエゴに危険な場面をつくられるけどギリギリ凌ぐという流れで進んだ。
結局クライトンの1ゴールしか決まらず試合は1−3で敗れ4連敗。
順位は17位と変わらないが、16位との勝ち差が5と開いてしまい
メンバーが揃ってきた18位ジェフも、これから少しずつ上げてくると思われ
何となく昨年の横浜FC同様の成績になってしまいそうな可能性が高くなってきた感がする。

 

5/17(土)
第13節 コンサドーレ札幌 1−3 名古屋グランパス
 
現地観戦通算成績⇒176戦-75勝-65敗-36分け
札幌ドーム 〔SB自由席 前半:AWAY側上段 後半:HOME側上段〕

前半16分:宮澤
後半05分:マギヌン
後半24分:玉田
後半33分:ヨンセン(PK)

試合前にスープカレーを食べると負けることが多いと分析するMM氏の案を尊重し
それは夕食にとっておくことにして、ドームの席で集合することにした。
12時到着予定の私は12:25にドーム入り。
札幌駅APIAのうどん屋で30分も待たされたMM氏は試合開始直後に辿り付いた。
それから直ぐ宮澤がJ初ゴールを決めるという感動的シーンを目にした。
だが後半に杉本という俊敏な選手を投入した名古屋は
前半とまるで別のチームに見えるような動きを見せ、あっさり逆転負けを喫してしまった。
最下位の千葉は負傷から主力選手が戻って来ると2連勝で
次の節でコンサドーレが最下位に転落する可能性が出て来た。
2位名古屋を倒せば自信にもつながるし、いい感じで長い中断期間を迎えられると思ったが
あれよあれよと点を重ねられてしまう。
試合終了後はカラオケで鬱憤を晴らし、夕食は予定通りスープカレー。
19:30ようやく家に帰って来た。

 

5/25(日)
ヤマザキナビスコカップ 第4節 コンサドーレ札幌 1−2 ジェフユナイテッド千葉
 
現地観戦通算成績⇒177戦-75勝-66敗-36分け
函館千代台 〔SA自由席 前半:AWAY側上段 後半:HOME側上段〕

前半21分:新居
前半37分:平岡

後半01分:新居

何週間も前から函館へ遠征すべきか否か、幾度も気持ちが変わる中
3日前になって車で行こうと決めかけた。
だが金曜に所用経費を見積もったところ、車だと値上がりして160円近くになったガソリン代や
高速道路(恵庭〜八雲)の通行料(片道3500円)、更に駐車料金を加えるとJRより割高。
夕方、最寄りのJR駅で安いキップが入手できたら遠征するという結論に漕ぎ着けた。
その結果、往復特急指定席付きで11000円のキップをGET。
そして本日。7:31の普通列車に乗り、南千歳で北斗に乗り換え。
前日買い込んだコミック本と息子が貸してくれたPSPで3時間ちょっとの往路を過ごす。
函館は雨が降りしきっていたが、試合まで時間があり、市電で十字街まで行き
元町教会〜ハリストス正教会〜金森倉庫と巡って、13:20頃、末広町から市電で千代台へ。
13時にメインスタンド席でbirrlaさんと一緒のリラさんから今どこにいるかとメールが入り
「金森倉庫で食事中」と返信。このノンビリした行動は後日birrlaさんに笑われる結果となる。
降りしきる雨の中を歩き回って、ズボンも靴の中も、そしてリュックもずぶ濡れ状態。
競技場で最初は赤い雨衣を着ていたが、直ぐに傘にした。
最上段のコンクリート壁に寄りかかる形で観戦。
傘をささないと、ブログに試合速報を入力する時、携帯電話が濡れてしまうのだ。
後半はHOME側へ移動し、前半同様の体勢で観戦。ようするに最後まで立ち見だったのである。
この日、私にとって最大の関門は帰りのJRで席が確保できるかだった(自由席)。
だから試合終了後は大至急函館駅へ向かい、16:10分に着いた。
すると16:48始発のスーパー北斗17号が既にホームへ入線しており、何とか窓側の座席をキープ。
もう10分遅く着いていたら……座れないということは無かったが通路側しか空いていなかっただろう。
行きよりも所要時間が30分ほど早い振り子特急だったので19:50には家に到着した。
次の列車(北斗19号)だと帰宅は21:30、その次(最終・スーパー北斗21号)なら22:55に帰宅となる。
これを入力している今の時刻が22:52なので、そろそろ最寄り駅に到着する頃だ。
それからHP更新を始めることを想像すると、やはり大至急帰って来て良かったと思う。

 

6/8(日)
ヤマザキナビスコカップ 第6節 コンサドーレ札幌 0−3 柏レイソル
 
現地観戦通算成績⇒178戦-75勝-67敗-36分け
札幌ドーム 〔SB自由席 前半:HOME側上段 後半:AWAY側下段〕

前半15分:ポポ
後半39分:ポポ(PK)
後半ロスタイム:フランサ

前日同様、9時台のJRで札幌へ行き、YOSAKOI ソーランを鑑賞していた。
札幌駅南口会場の、前から2列目という絶好の位置で、11:06登場の新琴似天舞龍神を待っていた。
だが残念なことに演舞のヒロインである着物の女性達が不在。完全な手抜きだと思った。
私同様、不満に感じたギャラリーは多かっただろう。
少しして会場を脱出。あまりの暑さに、UNIQLOで半袖ポロを購入し早速着替える。
大通会場まで歩き、あの人ごみの中で中学校の同級生とバッタリ。少し立ち話をした。
最近ファイターズの試合を観戦するようになったとのこと。趣味を持つのは良いことだ。
帯広名物の豚丼(800円)を食べたが肉が結構硬くて少々ガッカリ。でも味の良さはさすがだ。
気持ちをYOSAKOI からコンサドーレモードへ切り替えて札幌ドームへ向かう。
キックオフ5分前にSBのAWAY側に到着すると、視線を感じた。
視線はコンサブログをやっているbirrlaさんからのものだった。今日は知人によくバッタリ会う日だ。
数分間立ち話をした後、佐藤優也がAWAY側ゴールにいるのに気付きHOME側へ移動。
かなりS指定席に近い絶好の位置を確保したが、例によって座高の極めて高い人が前に座ってしまい
柏ゴールのペナルティエリアがスッポリ見えなくなったので、右横へ1列移動した。
後半はAWAY側の下段へ移動。たまに低い位置から見るのも迫力があっていいものだと思った。
西谷が何度も決まっておかしくないようなシュートを放つ。だが1本も入ってくれない。
それが響いて終盤に引き離され0−3というスコアで休み前に勝っておきたかった試合を落とした。
帰りは半袖じゃ寒いだろうと、長袖に着替えてドームを出たが
YOSAKOI の熱気がドーム周辺まで来ているのか、まだ暑かった。

 

7/5(土)
第15節 コンサドーレ札幌 2−2 清水エスパルス
 
現地観戦通算成績⇒179戦-75勝-67敗-37分け
厚別 〔SS指定席 AWAY側上段〕

前半12分:西澤
前半29分:ダヴィ

前半44分:マルコス・パウロ
後半29分:池内

旧友Rが仕入れてくれた格安チケットをもらうため、まだデパートもOPENしていない9:30に札幌駅南口で待ち合わす。
その後は本日封切りの「ギララの逆襲…洞爺湖サミット危機一髪」をスガイの映画館で鑑賞。
更に昼食に近くのスープカレー屋へ寄ってから厚別競技場へ移動。
今年初めての厚別は相変わらずの強風だったが、この風がなければ観客にとっては低温サウナ並みの暑さだったに違いない。
しかし選手達にとっては非常にやっかいな風であっただろう。
AWAYゴール裏の半分近くを占めた清水大サポータの声援を受け、序盤に先制される苦しい展開。
ダヴィのヘッド炸裂で追いついたものの、前半終了間際に引き離されてしまう。
いつもだと後半、更に加点され1−3とか1−4などのスコアで敗れてしまうパターンだが
長期中断明けのG大阪戦から少しチーム状態が良くなっている。後半29分に池内のヘッドで同点に追いつくと
一進一退のハラハラするゲームはそのままドローで終わった。
J2降格を避けるためには是が非でも勝ちたい試合だったが、負けるよりはマシだろう。
中断明けの試合で京都に逆転勝利し、水曜のナビスコ杯では鹿島とスコアレスドローを演じた清水相手に
2度のビハインドを跳ね返してのドローは、チームに勢いをつけてくれるものとプラスに考えたい。
この引き分けにより、2006年9月以来の厚別不敗神話は継続した(天皇杯を除く)。
また、ホームでの清水戦が全て1点差以内の接戦になるというジンクスも、6年ぶりの対戦ながら継続された。

 

7/16(水)
第17節 コンサドーレ札幌 0−0 大分トリニータ
 
現地観戦通算成績⇒180戦-75勝-67敗-38分け
厚別 〔S指定席 HOME側上段〕

ホームでのナイトゲームは4月2日のフロンターレ戦以来、今シーズン2試合目。
暑い1日になるかと思いきや朝からどんより曇っており、私が厚別に着いた頃には小雨がぱらつきはじめた。
今日もB自由AWAY側からバックスタンドへは通り抜けできないようになっていて
S指定まで行くのが非常に遠く感じた。
試合は前半がコンサドーレ、後半は大分がそれぞれ攻勢に見えたが、互いの守りが堅く、スコアレスドローに終わった。
私個人としてはJ1中位の実力を持つ大分相手に遜色ない試合が出来たドローはポジティブに考えたい。
新さっぽろ行きシャトルバス乗り場へ向かう途中HOMEゴール裏席を歩いていると私を呼ぶ声。
立ち止まって振り向くと、リラさんとbirrlaさんだった。勝てなかったことで少し気落ちしていた感じの2人だったが
「強い大分とのスコアレスドローは今後へ向けて悪くない結果」 という私の発言で少しは元気付けることが出来たかどうか。

 

7/20(日)
第18節 コンサドーレ札幌 1−1 ヴィッセル神戸
 
現地観戦通算成績⇒181戦-75勝-67敗-39分け
厚別 〔SB自由席 AWAY側上段〕

前半22分:ボッティ
前半ロスタイム分:ダヴィ(PK)

水曜にナイトゲーム(vs大分)観戦、金曜・土曜は円山球場で高校野球観戦で少し疲労があったせいか朝9時まで寝ていた。
いつもなら観戦前に札幌の街で用を足したり食事したりのあとスタジアムへ向かうのだが
今回はサンピアザで昼食したのみでシャトルバスに乗り込んだ。
キックオフ1時間前に着いたが、SBのAWAY側もかなり客席が埋まっていた。
私自身は観戦に適した席をキープできたのだが、キックオフ時間ぎりぎりに着いた人は、もうほとんど空席がなく
ボランティアの人が焦りながら何とか席を案内しようと必死な姿が目に入り
しかも4人とか5人とかの家族連れがキョロキョロしながら階段を上がって来ると
一緒に座れる場所なんかほとんど絶望的で、そういう光景を見ていると
他人事とは思えない私は、なかなか試合観戦に集中できなかった。
そこへ南区の妹から 「明日お墓参りに行きたいが……」 というメール。行きたいけど疲労蓄積の上で長距離運転は辛い。
だが行かないのは申し訳ない気持ちだし、行くのも体が辛いしというジレンマで、スタンドで1人精神的窮地に陥っていた。
コンサドーレは前半終了間際にPKで追いつき、いい感じで後半に入ったが
10分に高木が退場。更に35分には芳賀が2枚目のイエローで退場という展開的窮地に陥った。
しかし9人が体を張ってゴールを死守した結果、1−1のまま試合は終了し、厚別不敗神話は今日も継続された。
気を取り直した私は、明日、よほど天候が悪くない限り、実家の両親・妹と墓参りに行くつもりだ。

 

8/9(土)
第20節 コンサドーレ札幌 1−2 大宮アルディージャ
 
現地観戦通算成績⇒182戦-75勝-68敗-39分け
厚別 〔SB自由席 AWAY側下段〕

前半02分:アンデルソン(PK)
前半09分:ラフリッチ
後半11分:デニス・マルケス(PKこぼれ球)


昨夜、北京五輪の開会式が行われ、この日は女子柔道48kg(谷 亮子)や水泳予選
更には13:30過ぎから甲子園で駒大岩見沢の試合(2回戦)もあり、競技場へ足を運ぶより
家でテレビの前から離れられない人も多かったと思う。
夏休み期間の土曜日にしては観客数が9682人にとどまった。
今回はコンサドーレオフィシャルブログ仲間の皆さんと一緒に下段で観戦した。
札幌に里帰りしていた模索ダンサーさんとの初対面も実現した。
16:00というやや遅めの開始時間と、真夏の割に気温がそんなに上がらない予報だが
薄着でも問題なかった。席が直射日光だったというのもあった。
試合の方は、開始早々にPKで先制した後、早い時間帯に追加点を奪ったと喜んでいたら
謎のオフサイド判定によりノーゴール。直後、逆襲からセットプレーで失点。
結局逆転負けを許し、18位の千葉と勝ち点で並ばれてしまった。
直ぐ上の順位にいる横浜MもG大阪を倒したため、勝ち点差が3から6に広がった。
試合後の選手挨拶回りでゴール裏サポーター席から乱入する若者がいたり
大宮サポ席に「早く帰れ!浦和に吸収されちまえ!」と叫ぶ女性がいたり
J2降格が現実味を帯びてきた(まだまだわからないと思うが)せいなのか
何だか後味の悪い結末となった今日の厚別だった。
なお、柔道の谷 亮子は消極的な攻めで苦戦が続き、準決勝で敗退。それでも銅メダルは獲得。
駒大岩見沢は岩手の盛岡大付を8−3で撃破し2勝目を挙げた。

 

8/17(日)
第21節 コンサドーレ札幌 1−2 京都サンガF.C.
 
現地観戦通算成績⇒183戦-75勝-69敗-39分け
札幌ドーム 〔SB自由席 AWAY側上段〕

前半18分:ダヴィ
前半04分:渡邉
後半44分:フェルナンジーニョ


シーズンチケットを購入すると2試合分の無料チケットが郵送される。
今日はその無料チケットで旧友のG君に札幌ドームにおけるJリーグ初観戦を体験してもらった。
G君とは98年9月12日に厚別で一緒に京都戦を観戦したことがある。
その時は村主を指して「ムラヌシじゃなくてスグリかよ!?ってよ!
一体どれがで、どれがで、どれがだっつーんだよ!」と怒っていた(笑)のを思い出す。
同じ京都戦だから今日も勝つかも知れないと望みを託したが、冴えない逆転負けを喫する結果に終わった。
ススキノの東急イン付近でG君の外車に拾ってもらい一路ドームへ。
軽い昼食後は、いつも夫と仲良く観戦しているHMさんと3人で長時間の談合。
試合開始前には自分の席付近で、ブログ仲間さん2名と少しだけ立ち話。
ハーフタイムにも長い階段を上がって訪ねてくれたブログ仲間さん2名と立ち話しつつG君を紹介したり
試合の結果を除けば、私の夏休み最終日は色々な人とトークが出来て充実した現地観戦だった。

 

9/20(土)
第25節 コンサドーレ札幌 2−3 ジェフユナイテッド千葉
 
現地観戦通算成績⇒184戦-75勝-70敗-39分け
厚別 〔SA自由席 前半:AWAY側上段 後半:HOME側上段〕

前半14分:ボスナー(PK)
前半41分:ダヴィ
後半01分:巻
後半29分:アンデルソン
後半ロスタイム:谷澤


よく晴れ渡ったが相変わらず風が強い厚別公園競技場。 今日はJRを新さっぽろで下車しドニチカキップを購入。
まずは大通まで行き、大通公園のフードフェスタで恒例のステーキ丼(石狩市)を食べてから
南北線で一旦さっぽろへ。用を済ませてから大通へ戻って東西線に乗り換え大谷地へ。
昨年6月2日、大谷地から徒歩で競技場へ向かい京都に2−0で勝ったというゲンを担いで
1年3ヶ月ぶりに大谷地から風に吹かれながら歩いてみた。そういえば席も同じSAだ。
私はこの試合からコンサドーレが3連勝するだろうと希望的観測をしていた。
3連勝すれば、Fマリノスや磐田が不調な成績の場合、降格争いが混沌となるのだ。
しかしその希望も前半15分の箕輪1発退場で薄れてしまい、脱力感さえ覚えた。
ところがPKで与えた失点を、前半終了間際のゴールで帳消しにし
後半開始早々にまたリードされたものの、29分アンデルソンのヘッド炸裂で再び追いつくという展開。
1人少ないことを忘れそうなコンサドーレの頑張りに競技場全体が盛り上がる。
逆転勝利を狙ったコンサドーレだったが、ロスタイム3分が過ぎようかという時に痛恨の失点……。
10人になっても最後まで戦う気持ちを出し続けた選手達に残酷な結末が待っていた。
本当に良く頑張っての惜敗だが、今の状況で勝ち点3を逃した事実はJ1残留への望みが更に厳しくなったということ。
数字的に可能性を残してはいるが、現実的に考えれば極めて難しい。
とはいえ、応援する気持ちは揺ぎ無い。心配なのはチーム消滅だけだ。

 

9/28(日)
第27節 コンサドーレ札幌 1−2 FC東京
 
現地観戦通算成績⇒185戦-75勝-71敗-39分け
厚別 〔SB自由席 AWAY側下段〕

後半09分:池内
後半25分:赤嶺
後半35分:大竹


ここ数年のような猛暑の夏にはならなかったが、25℃以上の残暑がつい先日まであった札幌。
しかし9月24日以降は急激に秋の寒さへと変貌している。
上空に寒気が残る今日は、晴れ渡った朝から12時過ぎには急激に暗い雲に覆われ雨が降り出した。
そんな天気もあって、珍しくゆっくり家を出た私である。新さっぽろデュオ2の5Fにあるサイゼリアで昼食し
13:35発のシャトルバスに乗車し10分後厚別到着。キックオフは14:00。
今シーズンからAWAYゴール裏を抜けてバックスタンドへは行けなくなったため
メインスタンド〜HOMEゴール裏を通ってバックスタンドのAWAY側SB席までが非常に遠く感じる。
前半をスコアレスで終え、後半に先制しJ1今季HOME2勝目を上げるかと期待したが
さすが絶好調のFC東京だけあり、最後に逆転を許してしまう。
ここ2試合、終盤にドラマがあっただけに、まだ何か起こるような期待感もあったが
今日は何事も起こらず試合終了。16位との勝ち点差が13に開き、残り7試合で入替戦に回るのは絶望的。

 

他チームの前日の試合結果により、コンサドーレは29節で柏レイソルに敗れると
その時点でJ2降格が決まってしまう。
7月13日に千葉を3−0で圧倒した後は、3分け10敗と3ヶ月以上勝ち星がなく
降格は時間の問題と言われていたが、ついに10月19日、その日を迎えてしまった。

 

10/19(日)
第29節 コンサドーレ札幌 0−2 柏レイソル
 
現地観戦通算成績⇒186戦-75勝-72敗-39分け
厚別 〔SA自由席 前半:AWAY側上段 後半:HOME側上段〕   試合詳細

前半37分:菅沼
後半43分:アレックス


一旦札幌駅まで行き、昼食をどこで食べるかあれこれ考えながら大通方面へ歩いて南下。
結局中心街では食べず、そのまま地下鉄東西線で新さっぽろへ。最近の寝不足により座席でウトウトした。
JR駅近くに在るカレーライスの老舗コロンボで昼食。
強風の厚別に着いたのはキックオフ30分前。とりあえずSAのAWAY側上段に席をキープ。
降格も優勝も可能性がほとんどないレイソルは1戦1戦勝利を目指すだけの気楽な立場。
それは試合前のレイソルサポ席の明るさからも充分伝わってきた。
コンサドーレがJ1でこういう余裕ある試合前を迎えられるのはいつの日になるのか……。
負ければ降格が決まる試合は2失点で敗れたが、2点ともゴールラインを割ったか割らないか微妙。
特に終了間際の2失点目は、帰宅後にビデオ検証するとラインにギリギリ残っていたように見えた。
これをゴールにされたジャッジにより、試合終了後は何だかシラーっとした雰囲気もあった。
ホームのゴール裏サポ前を淡々と通り抜けようとする選手達に「何かないのか!」の声。
これで西大伍が1人サポ席中央へ歩み寄り、大勢の警護やカメラマンに囲まれていたが
頭を下げているのが見えた。
選手達の悔しさは相当激しいものであり、そのシーンを見て涙が出そうになった。
大宮戦終了後と同様、再びコールリーダーが下へ飛び降りたが直ちに押さえられた。
 

 

11/8(土)
第31節 コンサドーレ札幌 1−2 浦和レッズ
 
現地観戦通算成績⇒187戦-75勝-73敗-39分け
札幌ドーム 〔SS指定席 HOME側上段〕

前半13分:ダヴィ
前半28分:田中達也
後半09分:エジミウソン


R氏からSS指定席券を2枚もらい、MM氏を誘って観戦した。ドームのSS席は2002年以来だ。
吹雪模様だとか予報が出ていたが、帰宅する20時過ぎまでは雨も雪もほとんど降らなかった。
しかしさすがに気温は低い。そんな中でもレッズサポーターは大挙札幌入り。
JR車内でも札幌駅界隈でもレッズのタオルマフラーを首に巻いた人をかなり見かけた。
木多郎(西武店)で昼食後、地下鉄でドームへ。席についてメガネを忘れたことに気づきショックだった。
試合そのものは普通な感じで特記事項もないぐらいだが、コンサドーレの応援を中心になって行ってきたUSが
前節フロンターレ戦から応援自粛を呼びかけている。この日もドーム入口でチラシを配布していた。
何かをやろうという気概は感じるが、さすがに応援自粛をゴール裏全体に呼びかけても協力はあまり得られず
試合前から自主的にコンサドーレコールなどが出ていた。
一方レッズサポもエンゲルス監督やフロントを標的に応援を自粛しているらしいが、とてもそうは見えなかった。
結局中途半端な感じの応援自粛に関して試合後のブログは結構賑わった。
USの変わりに自主応援した人、USに同調し応援しなかった人
自主応援のコールリーダーが下手だと中傷する人、それに対し反発する人などなど。
ドームでのレッズ戦だったが入場者数は28000人と少なく、レッズサポが大挙駆けつけなければ
いつもより少し多い程度のものだっただろう。
帰りはMM氏と恒例のカラオケに寄ってストレス発散をしてから帰途に着いた。

 

12/6(土)
第34(最終)節 コンサドーレ札幌 0−1 鹿島アントラーズ
 
現地観戦通算成績⇒188戦-75勝-74敗-39分け
札幌ドーム 〔SB自由席 HOME側下段〕

前半35分:野沢拓也

数日前の予報では猛吹雪だったが、それほどのことはなかった。
確かに朝から雪は舞ったが、吹雪というレベルではなく、私が福住駅とドームを往復する時は雪も止んでいた。
前回のレッズ戦に比べオフィシャルHPによるチケットの売れ行き状況は今ひとつだったが
後半20分頃に発表された入場者数が26000人を超えていたので驚いた。
レッズ戦とほとんど変わらないくらい入ったということだ。確かにAWAYのB席も鹿島サポで埋まっていた。
この試合、鹿島は○で優勝。△でも得失点差で間違いなく優勝という状況。
ただしコンサドーレが番狂わせで鹿島を倒した場合、2位の名古屋が勝てば名古屋の初優勝。
もし名古屋も△以下となれば、川崎Fが3点差で勝てば大逆転優勝となる。
しかし同時キックオフの他会場の様子を聞いていると、後半途中でどうやら鹿島の優勝はほぼ決まりという雰囲気。
0−1のまま鹿島が追加点を取れずに(得点王マルキーニョスが決定機で何度もはずしまくり)試合は進み
ひょっとしたら1−1に追いついてドローというのもありそうだったが
逆に0−1で終われば接戦とか善戦という印象が残るのに、何となくロスタイムに2点目を奪われるような空気もあった。
だが終盤に入ってリスクを負わず時間消費を重んじた鹿島に助けられたのもあって試合は0−1のまま終了。
コンサドーレの選手達がアグレッシブに戦っていたのも最小失点で終わらせることが出来た要因かも知れない。
これぐらい積極的なアクションサッカーがやれるのなら、シーズン当初からそうしていれば…… と思ってしまうが後の祭り。
鹿島の優勝セレモニーとコンサドーレのサンクスウォークを見てからドームを出ると地下鉄を降りるまで混雑の中だった。
久々にスープカレー(GARAKU)を食べてから帰宅。

 

12時から一斉にキックオフとなったJ2は、既に広島と山形がJ1自動昇格を決めているが
今日の最終節で仙台が草津を1−0で倒し、入替戦に進むこととなった。

一方混沌のJ1は、鹿島の優勝に終わったが
札幌と共に自動降格するチームとして最も危ない位置にいる千葉が
FC東京に0−2とリードされる窮地から、立て続けに4つのゴールを決め
奇跡的にJ1残留を果たした。
前半に福西をレッドカードで失った東京Vは川崎Fに0−2で破れ
札幌同様1年でJ2へ逆戻りとなった。
また、大宮に0−1で敗れた磐田が、屈辱の入替戦出場となり
仙台とJ1残留を賭けて対戦することになった。