蛙の遠眼鏡

2003年05月31日

駆け足行紀 福島県小野町・郡山市(初日)
この日は台風の影響で朝から関東でも天気はグズつき小雨模様。8:00に出発。とりあえず東北道・佐野藤
岡IC.まで。それにしても北関道はいつになったら出来るのだろう。時間短縮になるのに。

東北道は関越道に比べて運転がしやすい。三車線道路のせいばかりでもないだろう。思うに、「トンネルが
ない」のと「架橋が少ない」ためだ。だって関越道はトンネル出たらとたんに高さ100m近い架橋なんてざら
にあるから、横風強い日なんか怖くて走れやしない。
10:30、白河を越える。芭蕉が「白河の関越えんと」
なんて気合入れていたけど、今はあっという間にみち
のくへ。
このときお世話になったOBのOさんから、面白い話
を聞いた。
「白河って不浄と清浄を分ける地名なんだよ。京都
の白河もそう。東北の人間はくんなってことだよ。『勿
来』なんて最たるもので、『な来そ』でしょ。」
はぁ〜、なるほどね。

郡山をパスして東北道から磐越道へ。ここから小野
町までは30km弱。山間に入るたび雨が強くなったり
弱くなったり。郡山JCT.から三つ目のIC.が小野町。
ここに着いたのが11:30のこと。ぶっ通しで走って
三時間半。ひゃ〜ぁ、遠いな。

小野町のIC.を下りてまず第一声。
「どこここ?」
見渡す限りの山々また山。民家がまず見当たらな
い。びっくりです。市街地を探し走ること15分。やっと
町並があらわれ、それらしくなってきました。ちょっと
ほっとしたのが正直なところ。
まずは以前お世話になった「小野町ふるさと館」へ。
ここにある図書館で資料を漁る。やっぱり地元じゃな
いと資料はないのよ…アレ、充実していない(汗)。う
を〜っ。仕方ないので例の「矢大神社」の場所を聞く
ことに。
「すいません。『矢大神社』の場所を教えてください。」
「え、アレ?神社ね。どこだっけね。○○さんちょっ
と。」
は?知らないの?
「え、アレ?神社ね。どこだっけね。」
出てきた人まで同じ反応。
「確か、行ったことあるんだけど、どこかなぁ。」
あやふやながら地図を書いてもらい、それを頼りに
神社を探すと…ナイ。まったくナイ。それらしいものは
あったが見当はずれ。近所の人に訊こうと思った
が、近所もない。がっかり。
あきらめて郡山に戻る。明日もう一度訪ねることにし
よう。ともかくOBのOさんのところに。Oさんのご実家
は地元のお寺さん。とにかくデカイ。
「今日は泊まるところは。」
「決めてません。」
「じゃ、ウチとまれ。」
はい、喜んで〜。
「調べ物はどう。出来た。」
「今一つで。」
「O先生なら知ってるかもな。会わせてあげよう。」
へっ、そんな、そこまでして戴いていいんですか?
Oさんに連れられていったのは病院。O先生はここで
今は悠々自適の生活をされている。小野町出身とい
うことでいろいろと話をお聞きできて大満足、大収穫
であった。
(このO先生の先祖は佐竹家に仕える武将であった
とか。)
その折、矢大神社のことを話すと、
「小野町に暮しながら、小野の篁の神社を知らんと
は、けしからんねぇ〜。」
と笑ってらっしゃった。今年御年97歳。お元気であ
る。
このあとは例の如く呑んだくれて(いいのか?寺でそんなことして!)、一日目は終了。
そんなにあちこちはいけないです。郡山に行くだけで大変でした(汗)。
(絵はすべて現地で描いたままなので、汚くてごめんなさい。あまり写真も撮れなかったので…。)