この日は台風の影響で朝から関東でも天気はグズつき小雨模様。8:00に出発。とりあえず東北道・佐野藤
岡IC.まで。それにしても北関道はいつになったら出来るのだろう。時間短縮になるのに。
東北道は関越道に比べて運転がしやすい。三車線道路のせいばかりでもないだろう。思うに、「トンネルが
ない」のと「架橋が少ない」ためだ。だって関越道はトンネル出たらとたんに高さ100m近い架橋なんてざら
にあるから、横風強い日なんか怖くて走れやしない。
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10:30、白河を越える。芭蕉が「白河の関越えんと」
なんて気合入れていたけど、今はあっという間にみち
のくへ。
このときお世話になったOBのOさんから、面白い話
を聞いた。
「白河って不浄と清浄を分ける地名なんだよ。京都
の白河もそう。東北の人間はくんなってことだよ。『勿
来』なんて最たるもので、『な来そ』でしょ。」
はぁ〜、なるほどね。 |
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郡山をパスして東北道から磐越道へ。ここから小野
町までは30km弱。山間に入るたび雨が強くなったり
弱くなったり。郡山JCT.から三つ目のIC.が小野町。
ここに着いたのが11:30のこと。ぶっ通しで走って
三時間半。ひゃ〜ぁ、遠いな。
小野町のIC.を下りてまず第一声。
「どこここ?」
見渡す限りの山々また山。民家がまず見当たらな
い。びっくりです。市街地を探し走ること15分。やっと
町並があらわれ、それらしくなってきました。ちょっと
ほっとしたのが正直なところ。 |
まずは以前お世話になった「小野町ふるさと館」へ。
ここにある図書館で資料を漁る。やっぱり地元じゃな
いと資料はないのよ…アレ、充実していない(汗)。う
を〜っ。仕方ないので例の「矢大神社」の場所を聞く
ことに。
「すいません。『矢大神社』の場所を教えてください。」
「え、アレ?神社ね。どこだっけね。○○さんちょっ
と。」
は?知らないの?
「え、アレ?神社ね。どこだっけね。」
出てきた人まで同じ反応。
「確か、行ったことあるんだけど、どこかなぁ。」
あやふやながら地図を書いてもらい、それを頼りに
神社を探すと…ナイ。まったくナイ。それらしいものは
あったが見当はずれ。近所の人に訊こうと思った
が、近所もない。がっかり。
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あきらめて郡山に戻る。明日もう一度訪ねることにし
よう。ともかくOBのOさんのところに。Oさんのご実家
は地元のお寺さん。とにかくデカイ。
「今日は泊まるところは。」
「決めてません。」
「じゃ、ウチとまれ。」
はい、喜んで〜。
「調べ物はどう。出来た。」
「今一つで。」
「O先生なら知ってるかもな。会わせてあげよう。」
へっ、そんな、そこまでして戴いていいんですか? |
Oさんに連れられていったのは病院。O先生はここで
今は悠々自適の生活をされている。小野町出身とい
うことでいろいろと話をお聞きできて大満足、大収穫
であった。
(このO先生の先祖は佐竹家に仕える武将であった
とか。)
その折、矢大神社のことを話すと、
「小野町に暮しながら、小野の篁の神社を知らんと
は、けしからんねぇ〜。」
と笑ってらっしゃった。今年御年97歳。お元気であ
る。 |
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このあとは例の如く呑んだくれて(いいのか?寺でそんなことして!)、一日目は終了。
そんなにあちこちはいけないです。郡山に行くだけで大変でした(汗)。
(絵はすべて現地で描いたままなので、汚くてごめんなさい。あまり写真も撮れなかったので…。) |