トップページ

      バックカントリースキーのトップ

2010年 バックカントリーの記録 若女平
日時 : 1月24日(日) 8:55〜13:40 (4時間45分)
山域 : 吾妻連峰 中大巓
天候 : 曇り時々日が差す
スキー : DYNASTAR LEGEND8800 168cm + Voile Switchback
ブーツ : CRISPI CXP LIGHT
移動距離 : 約11km

【動機】
職場環境の変化による連日の残業と休日出勤で、心身共にやや疲れ気味。天元台サポートクラブ入会時のロープウェイ&リフト券の余りを活用し、若女平下りを計画。夕方寄りたい所もあるので、少し早めに下山したい。

【行動記録】
早起きして天元台に向かったため、始発のロープウェイに乗り込む。途中3箇所のリフト乗り場では長いこと待たされた上、リフト上で風に晒されて、すっかり体は冷え切ってしまう。

8:55 1820m
ゲレンデトップからシール登高開始。若女平へ向かう前に、明道沢へ滑り込んでみることにする。まずは斜登高で、標高1900m程度まで高度を上げるつもり。空にはガスが掛かっており、時折太陽が顔を出すぐらいの状況。流れる雲は速い。樹林は雪面が凸凹で、進行ペースは遅い。開いた斜面の上部へ出ようと、いつもながらやや登り過ぎてしまう。が、おかげで冷えた体も十分温まった。ん、ここらへんの下部かな?と大体の見当を付けてシールを剥がし滑降の準備に入る。

9:40 1900m
滑降開始。明道沢の中央の美味しいラインを探ろうと、ジワジワと下降する。暫く下降すると、開いた斜面は大分左方向。登り過ぎプラス進み過ぎでした。樹木の薄いラインを求めて下降するが、固いベースの上に新雪20cm程の状況であまり美味しくない。アルペンターンメインで滑り降りる。1570m地点でストップ。

10:05 1570m
シールで登り返す。滑ったトレースを利用したいが、斜度がきつくシール登高の限界を超えている。基本は往路に絡みつつ、斜登高で標高を上げていく。1800m程度まで標高を上げてからは、スキー上トップに向けトラバースする。やがて、往路トレースに合流。

11:10 1820m
ゲレンデトップを通過。中大巓と凡天岩とのコルを目指す。先行者はいない?模様。腹減った、栄養補給。浅めのラッセルをこなしコル近くへ来ると、先行者のトレースが。入山位置が違って気が付かなかったのか。梵天岩への登りで、山スキーヤーとボーダーの4人パーティに追いつく。予定ルートは若女平方向で一緒。追い抜いて先行する。

11:55 2000m
吾妻神社近くを通過。若女平へのツアールートを目指す。1930m付近でシールを剥がし滑降の準備。ついでに栄養補給と休憩も。

12:30 1930m
下降開始。やはりペースの雪は固く、ガリガリで美味しくない。先日の高温で雪が溶けて凍ったと見える。美味しそうな斜面を求めると、どうしても小和須知沢方向に寄ってしまう。斜面をトラバースして進路修正するが、なかなか尾根に乗れない。ベースの雪は固いので、チョイとツボで登ってみようか。何とか尾根に乗って一安心。尾根を外さぬ様、若女平を目指す。

13:05 1360m
若女平。座って休憩。先行者がいる模様。トレースを追えば緩斜面も楽勝だが、やや左に寄りすぎていないか?徐々に痩せ尾根方向へと向かう。痩せ尾根の通過は慎重に。が、方向を定めて一気に行くと、ウェーブが楽しめてちょっと愉快。最後の沢方向への下降も先行のトレースを追えばスムーズ。岩にスキーを擦ることもなく無事下降。藤右エ門沢を渡る。車道に出れば終了。

13:40 860m
終了点。先行の年配の山スキーヤー2人に出会う。昨夜は西吾妻小屋に泊まったとのことで、大きなザックを携帯。

板を外し、駐車場まで10分弱の登り歩きをこなす。
中大巓1930m地点 モンスター群
 明道沢 1570m
 
雪に埋もれる吾妻神社
若女平から振り返る
痩せ尾根
 
GPSログデータ