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2010年 バックカントリーの記録 二日酔い山行
日時 : 4月4日(日) 11:50〜15:45 (3時間55分)
山域 : 安達太良連峰 箕輪山
天候 : 晴れ のち 上部は曇り
スキー : FISCHER BIGSTIX7.6 165cm + G3 TARGA
ブーツ : CRISPI CXP LIGHT
移動距離 : 9.7km

【動機】
朝から快晴で、絶好の山スキー日和。当然、山に行きたいが、昨日の飲み会で少々飲み過ぎて二日酔い気味。出発時間も遅くなり、近場の山へアルコール抜きも兼ねて出掛けてみた。

【行動記録】
箕輪スキー場の駐車場に着くと、結構な車の数。晴天とはいえ、シーズン終盤の春スキーでこの人出は意外。さすが人気のスキー場。レストハウスでCリフト1回券を購入し、クワッドリフトに乗り込む。リフト終点でスキーにシールを貼り、出発準備完了。

11:50 1380m
シール登行開始。風はあるが、日差しが強く暑い。アウターは勿論だが、ミドラーも不要。インナー1枚で行動可能。まあ、ゆっくり行こう。今日は長年使用しているフィッシャーの板と、歩行モードの無い金具の組み合わせ。さほど違和感もなく、道具が軽い分だけ快適に感じる。

山頂へ向けてのルートはブッシュの連続。うまく処理しないと行程は捗らない。やや北寄りのルートを取れば、ブッシュが薄いと予想する。
このエリアには、5年程前から毎年訪れているが、今年の積雪不足は深刻、ブッシュの背が高い。右へ左へ逃げながら進むが、脚に絡み付く。ブッシュの枝の上をシール登行。雪面もデコボコで歩きづらい。

12:40 1728m
箕輪山頂。山頂にいるのは、ツボの登山者の1パーティと、山スキーヤーの1パーティ。数枚写真を撮り、水分補給。一切経山の噴煙がいつもよりも盛大に立ちのぼっているように見えるのは気のせいか。時間があまり無いので、すぐに行動再開。

特にルートは決めていないが、まずは東尾根上の滑降を予定。シールのまま滑降開始点を目指すが、山頂付近は低灌木と笹藪に覆われており、全く雪が無い。やはり近年の雪不足は深刻か。何とか滑降開始点に到着。尾根上は雪の状態もいい。シールを剥がして滑降の準備。

13:00 1710m
滑降開始。雪の汚れも無く、板の走りがいい、なかなか快適な滑降。尾根上を滑り降りると一旦平坦になるが、もう少し下降してみよう。西鴉川へと落ちる北東斜面方向へと下ってみる。

13:10 1535m
北東斜面の見える地点で下降ストップ。少し戻って風の無い木陰へと移動。昼食を取ろうと腰を降ろすが、傾斜がありバーナーを使うには不向き。シールを貼って上部の平坦地へと移動することにする。少し南へ巻きながら登ってみると、またもブッシュに行く手を阻まれる。少し戻って山頂直下の平坦地に到着。

13:35 1635m
腰を降ろして昼食タイム。鍋焼きカレーうどんを持参。バーナーで煮込んで食す。コレうまい。のどかな山だが、南の空には前線と思われる濃い雲が見える。少し天候が崩れるかもしれない。

14:00 
行動再開。東鴉川源頭方向へと滑り込んでみることにする。少し登って滑降の準備

14:13 1660m
滑降開始。被っていた帽子が飛ぶ。止まって登って回収。この斜面も快適。同じライン上にある3本のシュプールを追うように下降する。

14:20 1460m
東鴉川源頭部。落ち込みの手前でストップ。これ以上は下降不可能。再度シールを貼って鉄山方向を目指す。避難小屋から箕輪山の西尾根方向へと伸びるルートを下降してスキー場へ戻る予定だが、まだ時間もある。鉄山の北斜面を登ってみることにする。

日射しのおかげで、だいぶ雪は緩んでいる。シールの食い付きはいいが、次第に傾斜が急になる。シールを諦め、ザックに板を固定してツボで登る。所々固い部分もあるので、キックステップは入念に。ピック付きのストックとアイゼンを持参すれば良かったと後悔。

15:05 1695m
北斜面を登り切る。良かった天候が急に悪化しだす。みるみるガスが立ち込め視界が悪くなる。急いで鉄山避難小屋脇を通過し、戻りの下降開始点へと移動。馬鹿にされたように視界が回復する。弱い気圧の谷でも通過したのか。箕輪山と吾妻連峰の眺めが良い。

15:22 1650m
下降開始。ルートは広い雪渓状になっていて、気持ち良く下降出来る。沢形に出会ってから、西尾根へ向けて進路を変更。笹やブッシュがやや邪魔だが、進行に支障は無い。西尾根からスキー場へと落ちる沢形斜面には先行者のシュプールがある。上部のリフトを使えば、ツボでもアクセス出来るお手軽コースなので、最近は入る人も多いのでしょう。

15:35 1450m
滑降開始。立木の薄い斜面部分を狙って滑り降りる。気持ちがいい。下部に行くにつれ、スキーが滑らない雪質になる。沢形を忠実に下降すると、スキー場のリフトが見えてくる。Cリフトのみの運行だと思っていたが、全リフト動いているのか。

スキー場のコースに合流。こっちのコースも結構な賑わい。天気も良く、シーズン最後の滑りにはもってこいの日曜日。

15:45 1045m
ホテル前を通過し、R115の下をくぐり抜け暫く進むと出発地点のCリフト乗り場に到着。アルコールもすっかり抜けた感じ。短時間だったが、結構楽しめた本日のコース。
箕輪山頂から高山〜東吾妻方向
山頂直下の滑降斜面
鉄山方向
東鴉川源頭
再登行
鉄山北斜面をツボで登る
箕輪山方向 
鉄山避難小屋
箕輪スキー場 ホテル前 
 
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