トップページ

      バックカントリースキーのトップ

2010年 バックカントリーの記録 春スキー
日時 : 4月10日(土) 10:58〜14:36 (3時間38分)
山域 : 吾妻連峰 西吾妻山
天候 : 晴れ 時々 曇り
スキー : FISCHER BIGSTIX7.6 165cm + G3 TARGA
ブーツ : CRISPI CXP LIGHT
移動距離 : 10.6km

【動機】
磐梯吾妻スカイラインが開通し、浄土平周辺の滑降も頭にあったが、友人と訪れる予定もあるし、今日はどこに行くか。積雪の期待出来そうな西吾妻方面へと出掛けてみることにした。

【行動記録】
例によって、自宅でゆっくりしていたら、出発は9時近くになってしまった。10時15分、デコの駐車場に到着。春スキーシーズンのためか、駐車料金は無料だった。レストハウス下の駐車場へ誘導され出発準備。デコのエスカレーターの存在を初めて知ったのでした。

ゴンダラ乗り場は渋滞中で、待ち時間は5分+αといったところ。春スキーシーズンをなめていた。こんなに人がいるなんて誤算。出来れば今日は17時迄に帰宅したいのだが。

ゴンドラに乗り込む。西吾妻山からは、二十日平への下降ルートを考えていたが、積雪の予想外の減少を確認。やはり中の沢の横断には不安がある。下りルートについては、登りながら考えるとしよう。

10:58 1400m
ゴンドラ降り場からシール登行開始。右手の第4クワッドリフトは運休中。リフト下を利用し登りに入る。ツボとスノーシューの先行トレースがある。

南風が入る本日は気温が高く、日差しも暑い。インナーの上に薄手のフリースでは、放熱不足でオーバーヒート気味。面倒なので、とりあえずそのまま登り続けると、額から汗が流れ、目にしみる。汗が滴り、板の上にもポタポタ。サングラスの内側も汗で濡れる。暑い〜。茹で上がりそうだ。

11:15 1580m
第4リフト降り場脇を通過。フリースを脱いで、水分補給。少しは快適になった。先行者のトレースを追ってみる。GPSに前回のログが残っており、ほぼ同じ軌跡をトレースしていることを確認。斜登すると、緩んだ雪のせいでズルっと横滑り。下部は木々が込み合っていて、右に左にライン取り。木々からは、すっかり雪が落ちて、春モード全開です。熊も冬眠から目覚めているに違いない。過去に至近距離での遭遇経験があるので、怖くなりホイッスルを鳴らしながら進行する。

12:00 1981m
西大巓山頂。大分バテた。水分と栄養補給。南西からの程良い風でクールダウン。先着のボーダーが奇声を発しながら東斜面へと飛び込んでいく。ビデオ撮りをしている様子。とりあえず、こちらは周囲の眺望を堪能する。視界は抜群で、360°の大パノラマ。少し長めにまったりする。

汗が引いたところで、シールを剥がして滑降準備。持参した液体ワックスを念入りに塗り塗り。効くかどうか。

12:20 
東斜面へと滑り出す。メンテを怠った板の滑りが悪い。シャーベット状の重い湿雪で、ブレーキが掛り、手を付いて停止。適当にごまかしながらユルユルと下降。スキーヤーの技術の問題が大きいが、あまり快適な雪面ではなかった。ちょっと休んでからシールを貼り、西吾妻山を目指すことにする。

12:37 1880m
行動再開。斜面をトラバースし、西大巓と西吾妻山のコルを目指す。コルから西吾妻山への登りは、雪面が凸凹で歩きづらいイメージがあったが、雪が緩んだこの時期は凸凹が均されて歩き易い。快適に進める。やや遠くに見える若女平へのツアールート起点となる吾妻神社も屋根に雪は無い。春だ。

13:08 2035m
ピークのはっきりしない西吾妻山の山頂付近を通過。南斜面への滑降開始地点を目指す。中吾妻から東吾妻方向の眺めがいい。

板を脱いで腰を降ろし、マップを広げる。問題は中の沢の横断ポイント。パンを頬張りながら考える。やはり下部の渡渉はリスクが大きいだろう。沢が深くなる手前の1650m付近を横断することに決定。暫く南東尾根を滑り降りてから西にルートを取るプランで行ってみよう。

13:32 2010m
滑降開始。南東尾根の東側のオープンスロープが誘惑するが、予定のルートを下降。コンパスとGPSでこまめに進行方向と位置を確認する。標高1800m辺りからは、ギルランデ気味に西へ西へと滑り降りる。

13:44 1630m
中の沢を横断。この標高なら横断に問題は無い。滑らない板は、トラバース時には有利。暫く斜面をカニ歩き気味に斜登してからシールを貼る。

斜面をトラバースし、デコからの往路へ合流するつもりだが、中の沢方向への落ち込みがきつくなる。少し高度を上げながら進む。デコの場内放送が遠くから聞こえて来る。

14:15 1680m
西大巓の南尾根上に到着。シールを剥がして下降開始。まもなく第4リフト降り場へ到着。貸切の斜面を気持ち良く下降する。ゴンドラ降り場付近に来ると、多くのスキーヤーとスノーボーダーが見えてくる。

緩斜面は板の走りが悪い。向かい風の影響も大きい感じ。ゲレンデ内を無難に滑り降り・・・・。

14:36 1010m
デコのレストハウス前に到着。
西大巓から西吾妻山
磐梯山と桧原湖
 
 西大巓東斜面
西大巓を振り返る
西吾妻避難小屋 奥に飯豊連峰
西吾妻山から東吾妻山方向
中の沢の横断ポイント 1630m
 
GPSログデータ