トップページ

      バックカントリースキーのトップ

2011年 バックカントリーの記録
日時 : 1月29日(土) 8:15〜12:55 (4時間40分)
山域 : 吾妻連峰 家形山
天候 : 曇り時々晴れ のち 小雪
スキー : DYNASTAR LEGEND8800 168cm
              + VOILE SWITCHBACK
ブーツ : CRISPI CXP LIGHT
移動距離 : 約14km

家形山、一切経山付近には、小粒ながら快適なパウダー斜面が点在している。勿論降雪後が前提となるが。積雪は十分と思われるため、五色沼目指して出かける事にした。どこを滑るかは現地の状況次第ということで。

【行動記録】
高湯料金所先の除雪終了点には、既に1台駐車済み。出発準備中、スキー用のソックスに履き替えてくるのを忘れていたことに気付く。もしかすると靴擦れしたりするかもしれないが仕方がない。

8:15 845m
行動開始。まずは夏道へと向かう。前日までに結構な入山者があったと見えて、上へと太いトレースが伸びていて、ありがたく拝借する。まもなくでスカイラインへの分岐点。スカイライン方向にはトレースが伸びていない。試しにスカイライン上まで出てみるが、トレース跡は無くなっていた。たまには夏道を登っても悪くないので、戻ってそのまま進むことにする。単調な急登が微妙にきついが、出発から30分程でスカイラインに合流、横断する。昨夜の風の影響か、ここから先はトレースが消えたり現れたり。クラストした雪で時折沈み込むが、スキートップは出ているので進行に支障は無くペースは順調と言える。進行方向の空は青く、何とか天候は持ってくれそうな予感。気温は低いようだ。

山鳥山で少し水分補給の休憩をとる。ここからは先行トレースが細くなる。ストックの跡からすると、先行者は一人のようでまだ新しい。どこかで追いつくのだろうか?このままラッセル無しで上まで行けるかもしれないが、周囲の雪の状況からして斜面の雪が良いとは到底思えない。滑りに関して、期待感は極めて薄い。

10:03 1550m
KO山荘分岐を通過。いつもならここで一息入れるが、休まずそのまま進む。大根森方向への尾根登りに入ると、まもなく先行トレースが折り返していた。そうなるとトレースの無い斜面を登ることになるが、雪はクラストしていてラッセルはない。順調に高度を上げていく。大根森手前の尾根上で水分補給しつつ家形山の北東斜面を観察する。どこを滑るか考えながら。

五色沼の大岩着。例によって西風が強く長居は出来ない。ニットのビーニーを被っていても耳が切れるように痛む。ちょっとの写真撮影後、板を小脇に抱えて家形山の鞍部を目指す。まずは家形山のピークを踏みたい。鞍部で再び板を装着し山頂へと登り詰める。シールの食い付きは良く、難なく山頂へ。

11:00 1873m
家形山のピーク。蔵王方面には青空があるが、西の磐梯山や中吾妻方向には雲が掛かり、やはり天候は西から下り坂。先を急ぎたい。北東斜面のエントリー地点を目指す。GPSの画面を眺めながら雪の凸凹の樹林帯を右往左往。いつものエントリー地点に到着。

斜面に下りて積雪を探ってみると、明確な弱層な無いようなので滑降の準備に掛かる。東の空はまずまず視界が良いので眺めを鑑賞したいところだが、残念ながら小雪が舞ってきた。さっさと滑って下ったほうが良さそうだ。

滑降開始。1ターン目で何故か右足の金具が外れる。何とか体勢を立て直して流れ止めを外し、再度板を付け直す。斜面の雪はクラストしていて思った通り快適ではなかった。アルペンターンを交えて安全下降を心掛けるが、退避箇所と思っていたダケカンバの木の手前でコケる。見上げるシュプールはギザギザの稲妻形。

標高1640m程度まで下降してから往路の尾根方向へとトラバース気味に進路を変更する。途中小さな沢形を何度か通過しつつ尾根を目指すが、シールを貼ったほうが速そうだ。シールを貼れば往路復帰は早い。往路のトレースを発見。ここまで下りてくると日差しもあった。12時を回っているので、腰を下ろして昼食を摂る(毎度のパン食)。

シールを剥がして下山開始。登りの時は無かった先行者のシュプールが伸びている。KO分岐先の折り返し地点付近で行き違ったのかもしれない。先行シュプールのお陰で、平坦な湯の平から山鳥山付近も軽いストック推進で楽々通過。途中、登りの方ともすれ違う。旧吾妻ゲレンデに入り、いつものリフト傍の斜面へと入る。クラスト斜面で少し足に力が入るが、まずまず快適に滑れる。先行者のトレースを最後まで利用させて貰い、スカイラインをストック推進で進む。硫黄の香りが強くなると出発地点は近い。

12:55
出発地点に到着。見覚えのある車が。よく見ると、同じ会社のWさんのものだった。山で会えなくて残念。

板を脱ぐと、右足金具のワイヤーの片方が外れていた。ツアーモードにしないと外れない構造の筈だが、どこでどの様にして外れたのか、分からない。スキーモードに戻すとき、外れかかっていた?今後の注意事項。
 
夏道をトレース
大岩より家形山
家形山から一切経山と五色沼
滑降開始地点から大根森方向
滑降斜面
 天候は下り坂
 
GPSログデータ