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2011年 バックカントリーの記録 シーズンラスト
日時 : 5月26日(木) 8:55〜14:40 (5時間45分)
山域 : 鳥海山(祓川から七高山コース)
天候 : 概ね晴れ
スキー : FISCHER BIGSTIX 7.6 165cm
              + G3 TARGA
ブーツ : CRISPI CXP LIGHT
移動距離 : 約14km

シーズン締めのスキーをしたいと思っていたが、この時期滑られる場所は限られる。運動不足による約3kgの体重増の解消も兼ねて、鳥海山へ出掛けることに決定。

【行動記録】
朝早い出発で少々眠い。祓川登山口の除雪は、最上部のトイレ脇まではされておらず、下の駐車場を利用する。シーズン後半の平日だが、車は10台程度並んでいる。出発準備。

8:55 1140m
シール歩行で行動開始。5分少々でヒュッテ脇の湿地へ。板を脱いで木道を渡り、再度シール歩行。ここから次第に傾斜が増してくる。前方には、先行の登山者の姿がパラパラと見える。朝は気温が低かったが、秋田内陸は最高気温24℃の予想。日差しも強く、汗が滴ってくる、暑い。運動不足による体力低下は深刻で、息は切れ足が重い。無理の無いペースを心掛けつつ、ジワジワと高度を上げていく。

湿ったザラメ雪でシールの食い付きは悪くはないが、直登しようとすると、時折スリップして具合が悪い。水分を吸ったシールは少しダンゴも付いているような気配。積雪はおととし訪れた時よりも豊富なように感じるが、ルートによっては雪面を横切る大きなクラックがある。クラックのある斜面は避け、迂回ルートを選択し、帰りの滑りのためにポイントを脳内にインプットする。

スタートから1時間程度で七ツ釜避難小屋へ。腰を下ろして大休止。ここまでは意外にも悪くないペースだ。斜面を緩い風が吹き抜けて気持ちがいい。視界もいいので、ゆっくりと景色を楽しめる。

ゆっくり休んで体力が回復したところで再スタート。山頂までの片斜面が歩きづらく感じる。山頂直下の急登で一気にバテて、ペースダウン。足が攣りそうになりながら、何とか登り切り山頂に立つ。

11:20 2229m
七高山。数名の登山者とスキーヤーに出迎えられる。新山とその向こうに見える日本海を眺めながら一休み。このバテ具合では往路を滑り降りるのが無難な選択だが、折角遠くから来たのだからと、最初の予定通り唐獅子平避難小屋方向へと滑り降りることにする。板を担いで滑降ポイントへと移動。大岩の上に若いボーダーが座って景色を楽しんでいる。滑降準備を整えてお先に失礼と唐獅子平方向へ落ちるオープンへと滑り出す。雪はややグサグサで重たいが、大斜面の滑降は快適そのもの。斜面へ一番乗りかと思ったが、大きな弧のシュプールが1本あった。さっきのボーダーのかも。一気に下部へと行きたいが、へこたれた大腿筋はそれを許さない。途中ストップを交えながら目標地点へと落ちていく。登り返しがちょっと心配になる。

11:50 1660m
唐獅子平避難小屋。小屋の中は結構綺麗で、毛布、銀マット、ストーブがあり、何故かギターまで置いてある。小屋の脇で昼食。見上げる山頂方向は遥か彼方で、あそこまで登り返す体力があるか少し不安。

シールで再登行開始。山頂まで1.5時間と試算。無理せずゆっくりと。振り返ると小屋は近く、先は長い。山頂付近をトンビが旋回飛行している。さっき小動物が斜面を走っていたが、彼の餌食になるのかも。

山頂直下で他の登山グループと立ち話。どこから?の問いに「福島から」の返事で、顔が笑ってなかった。「放射能が移りますよ」のギャグに笑って貰えたのが救い。

13:40 2229m
再び山頂で一休み。帰りを少し急ぎたいので、早々に滑降開始。太腿筋の消耗が激しく、山頂直下の大斜面を1/3程度で滑ったところでストップすると、太腿が痙攣しだす。たまらず斜面に倒れこみ回復を待つこと5分程度。攣りが収まったところで、マッサージして再スタート。この後、攣る気配は無かったが、大腿筋をいたわりつつ時折休憩を入れ、まずまず楽しんで祓川まで滑り降りる。

14:40 1140m
出発地点に到着し、スキーシーズン終了。
祓川から七高山
雪はまだ豊富
山頂
唐獅子平避難小屋から山頂方向
もう少しの登り
 
 
GPSログデータ