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2012年 バックカントリーの記録 お天気のはずが・・・。
日時 : 1月10日(火) 9:10〜12:20 (3時間10分)
山域 : 蔵王連峰 刈田岳
天候 : ガスと小雪
スキー : DYNASTAR LEGEND8800 168cm + Voile Switchback
ブーツ : CRISPI CXP LIGHT
移動距離 : 約12km

【動機】
吾妻周辺の積雪は、まだまだ少ない様子。今日は天気も良さそうなので、軽く蔵王のお釜でも見に行こうかと考えたのだが、思ったような空模様ではなかった。

【行動記録】
すみかわスノーパークへと至るエコーライン上部は圧雪状態で、慎重に車を走らせる。予想よりも風が強く、山頂方向は雲の中。当ては外れたようだ。レストハウス前では、山頂行きの雪上車がスタンバイ中。こっちはこの天候下、山頂を踏めるか微妙なので、リフトを使わずに下から登ることにする。

9:10 1100m
シール登行開始。ゲレンデの隅っこの斜面を登る。30分少々でゲレンデの最上部を通過。雪上車のトレースを追いかける。正面から西風が吹きつける。風は弱めの予報だったはずだが、蔵王ならこの程度は弱風の部類かも。この時期に刈田岳を目指すのは5年振りぐらいだと思う。リフトを利用すれば、山頂までの標高差は400m足らずだし、ルート上に難所も無いので、初心者向きかもしれない。上部は無木立なので、ホワイトアウトには要注意だが。

大黒天付近でボーダーとスキーヤーが滑り降りてきた。雪上車組と思われる。続いて雪上車が2台降りてきた。樹氷、お釜鑑賞目的の年配者も多数乗っていたようだが、本日の天候ではお気の毒様。

井戸沢から一気に山頂方向を目指す。右岸寄りから慎重にアプローチする。ややもったりとした雪質。弱層は無いようなので、ジグを切りつつ標高を上げる。上部には雪庇が出来ていて、雪庇の肩から井戸沢を抜け出す。抜け出た南東向きの斜面には、ごく薄いスラブが形成されているようで、斜登するとクラックが走る。シュプールが2本あり、先程のボーダーとスキーヤーはこの斜面を滑り降りたようだ。

先に進むと、スノーシューの3人組が山頂を目指していた。挨拶をして先行する。ガスが濃くホワイトアウトに近いが、山頂は目の前なのでそのまま進むことにする。

11:05 1758m
刈田岳山頂着。このガスでは、お釜など望めるわけも無い。適当に写真を撮って、軽い食事と水分補給。シールのまま速攻で下山を開始する。先程の井戸沢を滑る予定。自身のトレースを見つけて、雪庇の肩付近でシールを剥がす。少し視界が良くなったところでドロップ。重めながら、快適な滑りが楽しめた。

帰りは雪上車のトレースを利用して快速で下降する。もう少し滑りを楽しもうと、ゲレンデに出る前に少し寄り道。目的の斜面を滑り降りると酷い藪で、シールを貼って登り返す羽目に。四苦八苦しながら藪漕ぎして何とかゲレンデに合流し、再度シールを剥がしゲレンデを下降する。すみかわスノーパークの積雪量は120cmとのことだが、所々地面が露出している状況。平日とは言え、ゲレンデで見かけたのは、スキーヤー1名とボーダー2名のみで経営は大丈夫?

12:20
出発地点に到着。少し風雪模様になってきた。
雪上車のトレース
刈田岳山頂
井戸沢からエコーライン
寄り道
 
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