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2012年 バックカントリーの記録 南蔵王の積雪は少なめ
日時 : 2月3日(金) 9:45〜12:40 (2時間55分)
山域 : 蔵王連峰 不忘山
天候 : 小雪
スキー : DYNASTAR LEGEND8800 168cm + Voile Switchback
ブーツ : CRISPI CXP LIGHT
移動距離 : 約7km

【動機】
日本付近は強い冬型の気圧配置が続き、次々に大寒波が到来。日本海側は記録的な豪雪になっている模様。例年、南蔵王の積雪は少ないが、白石スキー場の積雪量も漸く150cmを越えたとのこと。リフト回数券消化のため、不忘山へのツアーを計画。

【行動記録】
白石スキー場のリフトを利用する。上部のリフトはちょっとした修理作業を行っているとのことで、リフト乗り場で待たされる。座って待つこと15分程度でリフト運転開始。漸くゲレンデトップに到着して出発準備(シール装着)。平日なので、山スキーツアー客は自分一人。当然先行トレースは無い。

9:45 1120m
行動開始。軽い新雪の中、ラッセルでスタート。先月の山行では下部の濃い藪に悩まされたが、大分積雪が増えたお陰で奴らの勢力は衰え気味。ルートの自由度は少しだけ高くなった。歩きやすいラインを探ると、自然と赤布のあるルートを辿ることになる。それは狭いピッチで結わえられており、素直に案内どおり進んでみる。

前回の山行時は天候が悪かったが、今回はどうなるか。時折薄日が差し、不忘の山頂もチラッと覗いたりする。風も弱めなので少しは期待が持てるのかもしれない。標高を上げるにつれ、徐々に新雪は深くなるが、ラッセルは脛程度。やはり宮城蔵王の雪は月山や山形蔵王のおこぼれ雪か。今年の豪雪が無縁に見える南蔵王。

今回も夏道沿いの直登コースで山頂を目指す。斜面を確認し、帰りの滑降プランを練りつつGPSにポイントを打ちながらジグを切って高度を上げる。徐々に風雪が強まる傾向のようで、上部の尾根付近では雪煙が舞っている。

1580m付近で尾根に乗る。風は強めだが、まだ山頂は微かに見える。本格的に荒れる前に山頂を踏んで早々に下山したいところ。山頂手前でスキーをデポ。雪が深く思うように進めず喘ぐ箇所もあったが、距離はしれたもの。まもなく山頂へ。

11:45 1705m
不忘山頂着。今日も視界は悪く、当然南屏風岳方向は見えない。西風が強くなってきた。写真を撮ってすぐに引き返すのみ。時折突風が吹き、一瞬視界を奪われる。スキーのデポ地点に到着、シールのままスキーで下降し、滑降開始予定点へ。藪もだいぶ埋まり、長く1本滑れるラインがある。シールを剥がしてラインを見定め滑降開始。

雪は軽く、一気に滑り降りる。藪に阻まれたら広い東斜面方向へトラバース。往路トレースに合流し、登りでめぼしを付けた斜面にエントリー。滑ってはトラバースの繰り返しになるが、雪は軽くストレスは小さい。もう少し斜度があればもっと楽しいのだが。

気持ち良く滑れるのは、1250m付近まで。ここからは斜度が緩み、往路のトレースを利用する。板の滑りは良く、所々歩きも入ったが概ねスムーズにクリア。ゲレンデ上部に出る。圧雪斜面をクルージングしてゲレンデ下部を目指す。

12:40
無事レストハウス前に到着。スキー訓練の自衛隊員がハウス前に溢れていた。

回数券がまだ6回分残っており、今後どう消化するか考え中。天候次第では南屏風岳まで足を伸ばしてみたいのだが・・・。
1250m付近から 不忘山方向
山頂手前でスキーをデポ
山頂到着
尾根をツボで下降する
上部の滑降斜面 快適
 
GPSログ