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2012年 バックカントリーの記録 ウロコ板で裏磐梯を徘徊 三部構成
日時 : 3月1日(木) 
  イエローフォール  9:53〜11:45 (1時間52分)
  五色沼周辺    12:10〜14:18 (2時間8分)
  桧原湖近辺    14:55〜15:25 (30分)
山域 : 裏磐梯
天候 : 晴れのち時々曇り
スキー : KARHU LOOKOUT + Rottefella 3ピン(借り物)
ブーツ : SCARPA LOGAN
移動距離 : TOTAL 約14.5km

【動機】
裏磐梯イエローフォールへは今迄行ったことがなく、今シーズンこそ天候の良い日を選んで訪れるつもりでいた。折角なので、五色沼周辺の散策もセットで出掛けてみることにした。

【行動記録】

第一部 イエローフォール
裏磐梯へと土湯越えで車を走らせる。道中、眼下に広がる雲海を撮影したりして、裏磐梯スキー場到着は少し遅くなってしまう。裏磐梯スキー場は、平日休業の模様。リフトは使えないが、慣れているので気にしない。出発準備完了。

9:53 930m
裏磐梯スキー場のPから行動開始。天気は晴れの予報だが、やや高曇りといった空模様。風は無く穏やかだが、イエローフォールの写真を撮るのには青が足りない空かもしれない。

本日は、BFからお借りしたKARHUのウロコ板を使用。久し振りの革靴とのコンビで軽快なセット。ウロコ板を使用するのは初めてなので、どの程度の斜度まで直登出来るのか分からない。ゲレンデ下部は傾斜が緩いので、まず問題は無いだろう。既に山スキーの先行者がいるようで、ゲレンデ上部へ向けて真っ直ぐにトレースが付いていた。

板を滑らせてゆったりと進む。ゲレンデ中間部で、早くもツボの2人組が下山してきた。大分早く登り始めたようです。この辺りから徐々に傾斜が増してくる。進路はやや傾斜の緩い向かって左のコース。この斜度だとウロコがグリップせずズルズルと後退。コース幅を広く使って斜登行で進んで行く。上部リフト降り場への狭い迂回路は登行限界斜度。逆ハ歩きを織り交ぜて何とかゲレンデトップに到着。

ここからは緩い登りの林間コース。暫くすると銅沼に到着。目の前に櫛ヶ峰が見える。トレースが付いているので迷うこともない。磐梯山の北西尾根の斜面からは所々蒸気が上がる。軽いアップダウンのコースはウロコ板の得意分野。快適な歩きで進んで行くと、黄色い氷瀑が見えてきた。あれがイエローフォール。先行の山スキーヤーが帰り支度中。

10:50 1200m
イエローフォールに到着。山スキーヤーさんに聞くと、今年は例年よりも大きいようだ。と言っても、もう少し大きいものだと思っていたので、少し拍子抜けしたが。まずは水分補給と思いドリンクを取り出すと、イエローフォールの真上をやや低空で旅客機が通り過ぎて行った。カメラを出していれば、最高のシャッターチャンスだったのに。気を取り直して写真撮影開始。構図を変えながら撮りまくる。気温が高いため、既に解け始めていて、ジトジトと音を立てながら雫を落としていたのが少し残念。大体満足して少し早い昼食。また低空の旅客機が来ないかと監視しつつ結構粘ってみたが現れず。

11:20 
下山開始。往路を戻る。ゲレンデトップでは、先程の山スキーヤーさんが食事中だった。ここからの裏磐梯の眺めは素晴らしい。結構穴場の良いスキー場かも。滑降開始。久し振りの細板革靴のテレマーク。シーズンも進み、テレマーク筋が出来上がっているので太腿は大丈夫。滑りもまずまず快適。ちょっと斜度が緩い。

11:45 
出発地点に到着。

ゲレンデ下部からスタート
銅沼上を行く
イエローフォールに到着
 遠くに飯豊連峰
 ゲレンデ上部から桧原湖方向
 
第二部 五色沼散策
裏磐梯ビジターセンターのPへ移動。東端の毘沙門沼から西端の柳沼までを往復する予定。先程よりも少し装備を絞って出発準備完了。ここも勿論ウロコ板を使用。

12:10
行動開始。まずはビジターセンター脇から裏手に回り、毘沙門沼へ向かう。毘沙門沼への斜面を慎重に下る。目の前に磐梯山と櫛ヶ峰が見えてロケーションは悪くない。もっと良い場所があるだろうと思い、写真は撮らずに移動。凍結は所々。未凍結部には、白鳥やカモがチラホラ。写真を撮るには木々が邪魔だが、エメラルドグリーンの水面はやはり美しい。

基本的にトレッキングコースを移動する。コース上にはトレースがあるので、忠実に進む。なかなか景色の良い場所が現れない。右も左も林、林、林。これは第二部の選択を誤ったかも。それでもきっといい場所があるに違いないと思いながら、西端を目指す。

少し踵の擦れがきつくなってきた。もしかすると皮が剥けてきているかも。革靴のゲレンデ滑りでは、過去に一度もトラブルは無かったのだが。弁天沼、るり沼と、大小様々な沼の間をすり抜けて、大きな感動も無いまま終点の柳沼傍の土産物屋らしきのPに到着。かなりガッカリしたが、それでも実際に見ると聞くでは大違い。五色沼周辺の散策はこんなものと分かっただけでも良しとしよう。無雪期に毘沙門沼でボートを漕ぐのが一番楽しいかも。実際、過去に姪とボートに乗ったときは楽しかった。

帰り道、るり沼の傍で磐梯山と櫛ヶ峰を眺めながらゆっくりと休憩。復路はやや下り気味のようで幾分スムーズ。踵の痛みは相変わらず。毘沙門沼からの磐梯山を撮っていなかった。ビジターセンターへの戻りには少し遠回りになるが、往路を戻って撮影。

14:18
ビジターセンターに到着。
 
弁天沼から西吾妻山方向
るり沼から磐梯山方向
毘沙門沼から磐梯山方向(戻り)
 
第三部 桧原湖近辺

第三部は予定していなかったが、第二部がハズレだったので、桧原湖上から磐梯山を撮影しようと車で移動。桧原湖の東側道路を北上する。スムーズに湖面に降りられそうな場所が見当たらず大分進んで引き返す。結局裏磐梯サイトステーションに駐車する。

14:55
行動開始。帰りにウインド仲間のPNPさんを訪ねることを考えると、時間は限られている。スノーシューのトレースに沿って進んでみる。マップを確認すると、桧原湖は大分遠い。行ける所まで行ってみる、に気持ちを切り替えて進むと、小高い丘の上にあるあづま屋風の休憩所に到着。中瀬沼の看板。スノーシューの先行者が休憩しており、おしゃべりしながら写真撮影。ほどほどにして引き返す。

15:25
サイトステーションのPに到着。
まあまあ充実したかな。
 
中瀬沼から磐梯山方向 
 
 
 裏磐梯イエローフォール


 

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