トップページ

      バックカントリースキーのトップ

2012年 バックカントリーの記録 まばゆい屏風岳
日時 : 3月23日(金) 8:15〜11:10 (2時間55分)
山域 : 蔵王連峰 不忘山
天候 : 晴れのち曇り
スキー : DYNASTAR LEGEND8800 168cm + Voile Switchback
ブーツ : CRISPI CXP LIGHT
移動距離 : 約8.5km

【動機】
3月、雪質が悪いこの時期、山への気持ちが毎年低下するが、ストレスと運動不足の解消が緊急課題。午後から天気が崩れることを考慮すると、近場の手軽な山が最適に思える。

【行動記録】
白石スキー場へ至る車道に雪は皆無。営業が終了したスキー場の駐車場はガラガラで閑散としている。従業員はいる様子で、設備の整備やらレストハウスの清掃やらをするのでしょう。無人の駐車場で出発準備完了。板を担いで、雪のあるゲレンデボトムまで一歩き。幸い天候は上々で、山頂方向には青空が広がっている。ツイてる。

8:15 840m
シール登行開始。静かなゲレンデ内を進む。序盤の緩斜面で息を整えたい。ミッドシェルを脱ぎ、頭にはバンダナ巻いてクールビズ体制。風が弱く、薄日が差す快適なコンディション。程なくして、上部のリフト乗り場を通過。急斜面のBコースを避け、Aコースへ。固めの雪面にシールが食い付いてグリップ良好。適度な斜面を登っていくと、後ろから雪上車が近づいてくる。従業員が2名。リフトの点検にでも行くのか?暫くすると、ゲレンデトップで折り返して戻ってきた。あれれ?

スタートから25分、ゲレンデトップを離れていつもの藪コースへ。先月の山行時よりも積雪は多い雰囲気。特に苦も無く藪エリアを通過する。標高1200mあたりから斜度が増してくる。全般に雪面は固くモナカの箇所もある。所々にシュカブラもあり、帰りの滑りは期待薄な感じ。斜度がきつくなるとシールが食い付かない。ジグを切って山頂へと伸びる尾根を目指す。固い雪面にエッジの効きは悪く横滑り。

1570m付近で尾根に乗る。南屏風岳と水引入道が現れる。南風は強めに吹いているが、天候は何とか持ちそうだ。ミッドシェルを着用し、フリースのキャップを被る。尾根上には古いスキーのトレースやツボ足のトレースが交錯している。デコボコの尾根上を進んでいつものポイントにスキーをデポ。ツボ足で5分程度進めば、見慣れた山頂は目の前。

10:10 1705m
不忘山頂着。予定よりも大分早く着いた。空は薄曇りになってきたが、屏風岳鑑賞には十分。風は結構強いが気温はさほど低くないので、写真を撮りながらゆっくり休憩15分。思えば、ここから白い屏風岳を眺めるのは数年振り。雪崩れなければ滑ってみたい斜面ランキングNo.1。パウダーなら。

下山開始。スキーを回収し、暫くシールのまま下る。1600m付近でシールを剥がして斜面にエントリー。積雪が増えたお陰でブッシュの勢力は衰えたが、固いガリガリ斜面では慎重にアルペンターンで行くしかない。攻めの滑りは到底無理で、安全滑降。中間部の斜面も雪が悪く、騙しの滑り。斜度が緩んだらゲレンデトップまでは往路のトレースを忠実に辿る。藪をすり抜けゲレンデ内Aコースに出ると、やっと滑られる雪になる。気持ちよく滑り下りて行くと、単独のカラフルな山スキーヤーが登ってきた。これから山頂まで行くのかしら??なまった大腿筋が悲鳴を上げ始める頃、ゲレンデボトムが見えてくる。

11:10 
ゲレンデボトムに到着。板を脱いで、駐車場まで歩いて終了。思ったよりもあっけなかった。
 
ゲレンデボトムからスタート
Aコース 雪上車が追い越す
不忘山 1170m付近から
不忘山頂から屏風岳と水引入道 
 
不忘山頂から南屏風岳
 
GPSログ