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2012年 バックカントリーの記録 雲海に浮かぶ山
日時 : 4月21日(土) 10:15〜14:40 (4時間25分)
山域 : 吾妻連峰 西吾妻山
天候 : 晴れ
スキー : BLACKDIAMOND FRANTIC 167cm + TARGA G3
ブーツ : CRISPI CXP LIGHT
移動距離 : 約10.5km

【動機】
南会津方面にでも行こうかと考えていたが、毎度遠出嫌いで重い腰が上がらず、箕輪山行きを計画。箕輪トンネル付近は小雨の悪天候だが、トンネルを抜ければ良いお天気。箕輪山西面の山頂付近は雪解けが進み、黒々としている。急遽、西大巓と西吾妻山に目的地を変更。裏磐梯のデコへと向かう。駐車場(本日無料)は予想に反し大変な混み具合。

【行動記録】
例によってリフト券2枚(ゴンドラ1回分)を購入し、ゴンドラへと乗り込む。二十日平付近の尾根の積雪は大分減っている様子で、帰りのルートに迷うところ。ゴンドラ降り場付近でシールを貼って出発準備。日差しは強く気温が高い。念入りに日焼け止めを塗る。

10:15 1390m
シール登行開始。今期は運転終了の第4クワッドの下を直登する。暫く登ると、2名のスノーボーダーが勢い良く滑り降りてきた。第3クワッドは動いている模様。暑さで息が上がる。滝のような汗がポタポタと滴り落ち、序盤からガクッとペースダウン。道具は軽いが、ノーマルのテレビンディングは歩きづらさが際立つ。スタートから20分弱でゲレンデトップを離れ、熊鈴をぶら下げて樹林帯に進入。暫く登ると、ツボのトレースに出会う。トレースを忠実に追うと、いつものルートよりもやや尾根沿いを進むことになる。なかなか呼吸が整わず、ペースが安定しない。休み休み進むが、何とか先行の二人組の登山者に追いつく。二人は親子で、お父さんのほうは75歳とのこと。昔はスキーをしていたが、骨折してからは登山だけにしているとか・・・etc。それにしても、よく話すお父さんです。ニセ大巓近くまで来ると、ボードを担いだ先行者が見えてくる。更には奥から奇声も飛び交う。西大巓の斜面を滑っている模様。ニセ大巓のピークを避けて、西から巻いて山頂へ。スノーボーダーの若い集団が見えてくる。

11:40 1981m
漸く西大巓に到着。スノーボーダーは総勢10名程度で2グループ。片方は栃木から来たとかで、今日は滑り倒す予定とのこと。若者は元気で結構。すっかりへばったおじさんは、座って大休止。貰い物の賞味期限切れのカロリーメイト(チョコ味)を頬張ると、またしても喉が渇く。追い抜いた親子登山者も到着。あちらこちらで声を掛けまくるフレンドリーなお父さん、若さを保つ秘訣かも。ボーダー達は勢い良く斜面にドロップしていく。30分も休憩したので、シールを剥がして東斜面へ。斜面の途中でストップ。シュプールと深い縦溝の荒れた斜面は快適ではないが、それなりには楽しめた。このまま中ノ沢を下ろうかとも考えたが、まだ時間もあるので西吾妻山を目指すことにする。シールを貼って斜面をトラバースし、西吾妻山への鞍部に出る。先行トレースを素直に追いかけるが、締まった雪面はどこも快適に歩け、ルートは自在。西吾妻小屋を横目に見ながら山頂へ。付近の積雪は減り、背丈程度の潅木帯と化していた。

13:15 2035m
西吾妻山頂付近を通過。南東尾根方向へと移動。東斜面の滑降も考えていたが、上部はデコボコで状況は良さそうに思えない。もっとも、斜面下部は見えないが。風を避けて休憩。東の空の雲海を眺める。東吾妻山や一切経山は見えているが、浄土平付近はどうか?シールを剥がして滑降開始。密林の樹林帯に入る。テレマークターンは不可。アルペンで下るのも厄介な斜面。早々に二十日平を諦め、中ノ沢方向へ進路修正。どんどんトラバースして中ノ沢へ。西大巓を眺めると、次々にボーダー達が斜面に滑り下りて行く様子が見える。1690m地点で中ノ沢を横断し斜面をトラバースする。シールを貼らずに往路の尾根に合流出来た。ゲレンデトップに出て少し休憩し、板にワックスを塗って下降開始。緩斜面では板が滑らずストックで漕ぎまくる。暑い。

14:40
デコのレストハウス前に到着し、ツアー終了。
西大巓から西吾妻山
東斜面から山頂方向
遠くに安達太良連峰
西吾妻山から西大巓
西吾妻山で休憩中
 中ノ沢から西大巓方向
 
1690m 中ノ沢を横断 GPSログ 
 
雲海に浮かぶ蔵王連峰