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2012年 バックカントリーの記録 晴天のはずが・・・。
日時 : 5月1日(火) 9:10〜13:37 (4時間27分)
山域 : 吾妻連峰 一切経山
天候 : 曇り
スキー : BLACKDIAMOND FRANTIC 167cm + TARGA G3
ブーツ : CRISPI CXP LIGHT
移動距離 : 約8km
メンバー : A氏、私

【動機】
ゴールデンウィークに入ると、山スキーヤー達の舞台は燧ケ岳、鳥海山などに移り、毎年この時期には静かな浄土平付近でスキーを楽しんでいる。天候も良さそうなので、友人A氏を誘ったら行けるとのこと。もしかすると、今シーズン最後になるかもしれない予感を抱き、浄土平へ向け出発。

【行動記録】
福島市内から見る吾妻山方向は雲の中。晴れの予報だったはずだが、天候は曇りでおまけに風も強そう。高湯料金所を過ぎ、高度を上げるにつれ天候は悪化。心にも暗雲が垂れ込める。浄土平駐車場に到着。風に流される雲は低く、蓬莱山が見え隠れしている。出発前からトーンダウンするも、登山者がポツポツとスタートしていく。やや天候回復の兆しも見えるので、我々も出発することにする。

9:10 1580m
行動開始。まずは、酸ヶ平を目指す。暫くは雪が切れているので、板を担いで夏道を歩いていく。雪が出てきたところで板を装着し、シール登行に切り替える。ここ数日の晴天と気温上昇で、思ったよりも雪解けが進んだようだ。酸ヶ平への登りで雪が切れている場所はかろうじて無かったが、蓬莱山の斜面は低潅木が露わになってきた。まだ暫くは滑れそうではあるが。酸ヶ平避難小屋の脇を抜け、一切経山を目指す。五色沼を見るのが本日の目的の一つ。2名の登山者が夏道を辿り先行している様だ。こっちは沢を挟んだ西側のルートを取る。速い流れの雲の切れ間に時折青空が覗き、五色沼も確認出来そうな気配。通称平石山と一切経山の鞍部でスキーをデポして、ツボで一切経山のピークを目指し歩く。ピーク手前の平坦地は地面がぬかるんでいて、油断するとブーツがズボる。

10:32 1947m
一切経山ピーク。ニットキャップを被りアウター羽織って、五色沼を望める北斜面側に移動。家形山は雲に隠れているが、五色沼はよく見える。カメラを出して撮影開始。雪庇は既に落ちているので、ぎりぎりまで斜面に寄る。暫く待てば、更に視界が良くなりそうな雰囲気。30分程度山頂付近に居座り、さんざシャッターを切りまくり満足して下山開始。A氏が泥濘のワナにはまる。スキーを回収、シールを付けたまま酸ヶ平小屋の上部斜面に移動。シールを剥がして1本目。ブレーキ雪で雪面も荒れ気味で宜しくない。そのまま前大巓方向へトラバースし大休止。平日とはいえ、人が疎らな周囲の状況。スキーヤーは皆無。シールを貼って暫く登れば前大巓。

12:25 1911m
前大巓ピーク。雪が解けて樹木が頭の高さを越え、中吾妻山方向は見えず。シールを剥がして板にワックスを塗り塗り。自分が先行して、下でA氏を待ち構え、カメラで動画撮り。滑降後、往路を辿り酸ヶ平小屋の分岐点へ。板をザックに固定して木道を歩き最後の蓬莱山を目指す。斜登して滑降開始点へ。いつもよりも北寄りの斜面で妥協し滑る。後は惰性で浄土平へと下るのみ。雪が切れ、残りの登山道は雪解けの水流でビショビショ。汚れたブーツの洗浄効果はある。戻る頃にはそれなりに天候も回復。予報通りの天候とならず、少し残念ではあったが、まあいいべ。

13:37
出発地点に到着。あとは鳥海山にでも滑りに行ってみるか。気が乗ればの話、だが。
蓬莱山方向 ここでスキーを履く
酸ヶ平への登り A氏先行
一切経山から五色沼
前大巓から酸ヶ平方向
鎌沼の様子
 
蓬莱山から吾妻小富士
 
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