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2013年 バックカントリーの記録 ホームマウンテンへ
日時 : 1月6日(日) 8:15〜14:07 (5時間52分)
山域 : 吾妻連峰 五色沼
天候 : 雪時々晴れ間あり
スキー : ATOMIC DRIFTER 164cm + Voile Switchback
ブーツ : CRISPI CXP LIGHT
移動距離 : 約13km

【動機】
年末年始の大量降雪で山の積雪も相当増えたと思われるが、果たしてどんなものか。偵察がてら、吾妻の通い慣れた山域へと出掛けてみた。

【行動記録】
高湯料金所先の除雪終了点へ。駐車車両はなく、まだ本日の入山者はいない模様。轍の様子から察すると、前日は入山者が多かったようだが。

8:15 840m
シール登行開始。スカイラインからのスキーのトレースも1本見えるが、いつもの通り夏道を辿る。夏道にはぶっといトレースがありラッセルいらず。本日のスキー板は今シーズン導入したATOMICのDRIFTERで長さは164cm。山での使用は今日が始めて。シールはG3を選んだが、抵抗の少なさは相変わらずの好印象。反面、登りでのグリップはBDのアセンションに若干分があるように感じる。傾斜が急になるとズリズリと後退する場面も。旧スキー場へのルートは避け、真っ直ぐ夏道を登る。ここ2ヶ月程の運動不足の割にはペースは悪くない。樹林帯の雪は比較的柔らかいが、風があたるポイントは当然クラストしている。上部の雪はどうか。天候は風雪模様で、五色沼の縁にある大岩へ行けるか(行く気がおきるか)どうか微妙なところ。スタートから1時間少々で山鳥山へ。小休止。天気が良ければ真正面に見えるはずの家形山は濃い雲の中。ここからトレースは消えるが、ウインドパックされた雪でラッセルはない。アップダウンの少ない湯の平までのルートを辿って井戸溝への登りへ。震災時に倒れた巨木は根を露わにした体勢で横たわったまま。

9:58 1550m
慶応山荘分岐点。相変わらず目指す稜線方向は見えないまま。腰を下ろして大休止。パンを齧ってエネルギー充填完了。積雪がまだ少なめなので、行く手を阻むブッシュが気になる。ルーファイに気をつけないと立ち往生するので。大根森手前の尾根あたりまで来ると日差しも出始める。風は強めに吹いているが、何とか稜線に立てそうだ。ブッシュの濃い大根森の登りをクリアすれば大岩は近い。日も差して家形山も見えてくる。

10:45 1805m
大岩着。相変わらず風の強い場所だ。写真を撮る余裕はあるが、次第に体が冷えてくる。滑降開始地点へと急ぐ。風を避けてツリーの裏の凹地でシールを剥がす。滑降開始。当然序盤はクラスト斜面。滑りながら尾根をトラバースし北へ回り込むと徐々に雪も柔らかくなってくる。昨年までのメイン板に比べて一回りファットな新板は、悪雪にも強い印象。前日のものと思われるシュプールが所々うっすらと残っている。斜面を滑り降り、小沢を越せば慶応山荘だが、埋まりきらない沢を越えるのは一苦労。汗をかきながら山荘に辿り着いた。久し振りに休んでいくことに。Oさんが鹿肉の大盛りカレーをご馳走してくれた。市販のルーを使っていない拘りのカレーは上手かった。1時間半程で慶応山荘を後にする。空からは粉雪が落ちてくる。湯の平から山鳥山まではスキーでの歩きがメイン。傾斜が出ると一気に旧スキー場のトップへ。降った雪と風で飛ばされた雪で斜面の雪は意外にも悪くない。ブッシュが濃い意外は問題無し。新板も浮力十分、コントロールが容易で言うこと無し。バニーハット前からスカイラインへ。またまた歩きでペースダウン。トレースのある夏道に入れば快速で出発地点へ。

14:07
出発地点に到着。もう一発大量降雪が欲しい。山スキーシーズン到来ですね。
KO山荘分岐 ATOMIC DRIFTER
目指す稜線と大根森
大岩へ 日が差してきた
家形山
いつもの滑降斜面
 
一切経山と五色沼