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2013年 バックカントリーの記録 惜しい
日時 : 2月17日(日) 7:10〜12:12 (5時間2分)
山域 : 吾妻連峰 東吾妻山
天候 : 概ね晴れ
スキー : ATOMIC DRIFTER 164cm + Voile Switchback
ブーツ : CRISPI CXP LIGHT
移動距離 : 約13km

【行動記録】
この時期、蒲谷地を起点にしてほぼ毎年訪れている東吾妻山。天候次第では前大巓まで足を伸ばしたいところ。それも視野に入れて少し早めに自宅を出発。レークラインに入ると思った以上の積雪で、蒲谷地集落付近も除雪中であった。集落終点付近のスペースに駐車して出発準備。

7:10 880m
シール歩きにて行動開始。長丁場なので、携帯プレーヤーを持参したが再生できず。どうやら電池切れだった模様。昨夜充電したつもりだったのだが。天候は晴れ模様だが、あいにく風は強い予報が出ている。冬型が残り、日中いっぱいは状況に大きな変化は無さそう。林道を進み、カラマツの樹林に入ると傾斜が出てくる。ラッセルは思ったほど深くない。この登りルートは今回が5度目のようで、何となく地形は頭に入っているのでペース配分が作りやすい。標高1400mの平坦地を抜け、1600m付近の急傾斜へ。木々が密な上、地形剥き出しの雪面で、ルーファイが難しい。ちょっと油断すると、シールが滑ってズルズルと後退。横枝に掴まったりしながら何とかクリア。少し疲労を感じたので、少し長めの休憩を入れる。キンキンに冷えて凍り気味のドリンクがはらわたに沁みる。風の影響か標高を上げるほどにラッセルは浅くなる方向。稜線が近付くと更に風が強まる。山頂付近の風はどの程度か。時間的に余裕があるので、予定の前大巓を目指したいが、強風に阻まれそうな気配。1900mを越えると次第に傾斜が緩む。低潅木の迷路を避けるため、東寄りのラインをトレース。2月も半ばとなれば、ツリー回りの凸凹も小さく楽々進行できるが、ここから山頂までがダラダラと結構長い。浄土平方向の写真を撮ったりしながら進むと、当然ながら大幅ペースダウン。背の低い樹氷地帯を抜けると山頂の標柱が見えてきた。と同時に、風の強さも2段ほどアップし強烈。向かい風に耐えながら山頂向けてシールで進む。頬が凍りつきそう。

10:41 1974m
東吾妻山頂着。寒い。急いでアウターを着用する。とりあえずカメラを出して記念撮影を。前大巓、一切経山方向も強風が吹き荒れているとみえて、雪煙が上がっている。とりあえず風下に退避する。時間が早い分残念だが、前大巓は諦めたほうが良さそう。少し悩んだが往路を戻ることに決定。contour製のシールワックスは滑り抜群で、往路トレースを利用すると追い風にも助けられスルスルと進んでいく。予定していた南東側のオープン上部でシールを剥がして滑降準備。シールの糊が滑走面に微妙に残っているようで、ゴシゴシと除去、滑り降りる。風に叩かれたパック斜面だが、まずまず楽しんで斜面のボトムでストップ。トラバースして南斜面へと抜け出す。ここからは往路を目指して斜滑降気味に下降していく。雪の条件が良ければ、景場平方向へ滑り降りようかと考えていたが、雪はあまり良くない。1700m付近で往路に合流。密な樹林をクリアして1400m平坦地方向へ。この辺りからは雪が軽くなり、滑りを楽しめる。更に下っても雪は良く、アルペンターン中心とはいえ、快適に滑り降りて行く。下部の林道は登りトレースを利用する。ワックスが効いているのか、軽いストック推進で前進可能。

12:12
出発地点に到着。
もう少し風が弱ければ・・・。
    
1400m平坦地から東吾妻山頂方向
1900m付近から高山と景場平
浄土平方向
前大巓〜一切経山方向
南東側のオープン