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2013年 バックカントリーの記録 快楽粉雪滑降
日時 : 2月21日(木) 9:05〜15:03 (5時間58分)
山域 : 吾妻連峰 五色沼
天候 : 雪
スキー : KARHU PFD 172cm + Voile Switchback
ブーツ : CRISPI CXP LIGHT
移動距離 : 約13km

【行動記録】
本日は先週土曜出勤の代休日。山の天候は荒れ模様のようだが、吾妻の樹林ならばということで、幾度となく通っている得意の山域へと出掛けることに。自宅発は少し遅めで、高湯料金所先の除雪終了点(まだ除雪前だったが)到着は9時近く。平日なので、当然入山者はいない様子。小雪の舞う中出発準備。

9:05 830m
シール登行開始。前日に入山者があったのか、うっすらとトレースがある。夏道へと進入。板はKARHUとATOMICを持参したが、深いラッセルを視野に入れてKARHUを選択してみた。思ったほど新雪は多くなく、ごく軽いラッセルからのスタート。今日は上まで行く予定なので、意識的に少しスローペースで登って行く。風は強い予報が出ていたが、さほどでもない感じ。もっとも稜線では爆風炸裂の可能性はある。スタートから40分少々掛かってのスカイライン横断は、やはり遅いペース。水飲み場付近はすっかり積雪が増えて、雰囲気が一変している。毎度のことだが、賽ノ河原まではひどく行程が長く感じる。トラバースして10分弱で山鳥山へ。家形山方向は全く見えない。稜線付近は大荒れと見たが、とりあえず先へと進むことに。新雪は徐々に深くなっているようだが、極太板なら沈みはごく僅か。少々重めの板ではあるが、補って余りあるラッセル能力。

11:25 1550m
KO吾妻山荘分岐。管理人のOさんは不在の様子。怪我をされたという噂だが、状態はいかがなものだろうか。5分休憩後、再スタート。すぐ先の尾根への上がり口には大きな雪庇が発達していた。手前から巻いてクリア。目指す大岩方向は降りしきる雪で見えないが、風は強くなさそう。シーズン序盤には障害となるうるさいブッシュもほぼ埋まりきった感じで、ラインを自由に選んで進める。大根森をクリアしたところで、アウターを着用し、フードを被って稜線の風に備える。一登りで大岩へ。

12:14
大岩着。風雪のせいで、残念ながら家形山も五色沼も一切経山も確認出来ない。時折薄日が射すので少し待ってみるが、回復の兆しは見えない。滑降開始ポイントへと移動。ツリーホールでシールを剥がして滑降の準備。考えてみれば、KARHUでここを訪れたのは初めて。どんな滑りが出来るか。薄日が射したり、風雪が強まったり、目指す尾根方向の視界は悪い。滑降開始。滑り出しも雪が良い。尾根へと入り、メインの斜面へと滑り降りる。雪は軽く快適。雪が良いとなれば、登り返して滑るのが常。登り返して隣の斜面でもう1本、快感。更に登って隣の斜面へと移動。どこを滑っても軽い粉雪で滑りは絶好調。斜面を巻いて東〜北東斜面へと移動すると、更に雪は良くなる。邪魔なブッシュも大方雪に埋もれて長いラインを取れる。久し振りの粉雪での快楽滑降に満足。

本日は無人のKO山荘前を通り抜けて往路へと合流。深い雪で、緩斜面ではストック推進を交えて進む。山鳥山手前で、年初にも会った山スキーのご夫婦に出会う。長い休みが取れたので、中吾妻から西吾妻へと抜けてデコに下るのだそう。それにしても、今日もでかいザックを背負っているなあ。お気をつけて。緩斜面では歩きが入るが、比較的容易に旧吾妻ゲレンデへ。いつもの斜面へとエントリー。今日は板が走る。緩斜面では板が走らないものの、斜度が出れば滑りを楽しめる。雪が舞う中、バニーハット前へ。スカイラインを辿っていく。長い下りラッセルが続くも、時間的には余裕なので急がず進む。スカイラインから往路の夏道に合流。自身の付けた登りトレース脇のパウダーをスラローム滑走。最後まで軽い雪を堪能して出発地点手前のスカイラインへと再合流。僅かにスキーを滑らせると、すぐに雪を被った愛車の姿が見えてくる。

15:03
出発地点に到着。
久し振りの粉雪に大満足。今年、あと何回パウダーを堪能できるか。
      
1570m地点から大根森方向
大岩着 家形山は見えない
毎度毎度の・・・
隣の斜面で
旧ゲレンデも快適
到着 
 
滑降エリアから一切経山方向