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2013年 バックカントリーの記録 暴風雪
日時 : 2月24日(日) 9:32〜14:09 (4時間37分)
山域 : 吾妻連峰 高山 ( 途中撤退 )
天候 : 風雪
スキー : KARHU PFD 172cm + Voile Switchback
ブーツ : CRISPI CXP LIGHT
移動距離 : 約11km

【行動記録】
朝からひどい風雪模様で山行はやめるつもりだったが、朝食を済ませたら急にソワソワして、急遽山へ向かうことに。時間は遅いが、男沼から高山を目指す計画で自宅を出発。前回訪れたのは三年前で、当時のように男沼付近まで車を入れられると思っていたが、トレースはモービルのもののみで、車は進入不可能。女沼四季工房付近に路駐して出発準備。

9:32 590m
シール登行開始。男沼方向への林道に進入。モービルのトレースを辿っていく。15分弱で男沼への入口に着くが、残念ながらモービルのトレースはここまで。モービルは男沼へと向かった模様。ここからラッセルが始まる。この時点でラッセル深さが脛程度では、山頂は遥か彼方で現実離れしている。無理のないペースでジワジワと進行する。不動湯分岐点のゲートを越えて林道奥へ。林道のヘアピンは過去の記憶を頼りにショートカットして進んで行く。

周囲は雪が降り続き、風も結構強い。時折薄日が射したりするが、天候の回復は期待出来そうもない。それでもラッセル続きでは暑く感じるのでミドラーのジャケットを脱いでみるが、時折喰らう突風で体は冷え気味。

最後のショートカット地点を過ぎ、高山へと繋がる尾根への分岐を目指すが、記憶の景色が現れない。もう少し先立ったかな?と黙々進むが様子がおかしい。GPSにも分岐が出てこないし。GPSのマップには出ていなかったかな?と思い、地図を出してみる。どうやら分岐点を1km近くも通り過ぎてしまったようだ。久し振りのオオボケ、後の祭り。引き返しつつ下山しようかとも考えたが、目の前に見える尾根が予定の夏道ルート。少し急だが疎林になっていてシール登行出来そうな雰囲気。林道から樹林に侵入して、尾根上の標高1000m地点を目指してみる。ジグを切りつつ高度を稼ぐ。正規のルートよりもこっちのほうが滑りも楽しめそうな感じで好印象。斜面の雪も悪くないし。

尾根に出ると、見覚えのある景色となる。尾根伝いに高度を稼いでいく。高度を上げるにつれ天候は悪化。ラッセルは膝程度で大幅にペースダウン。頑張れば15時ぐらいには高山に届くかもしれないが、下りもラッセルになる可能性がある。どこで撤退するか考えながらではペースが上がるはずもない。指先の冷えが気になりだす。気温は何度ほどか。風と雪は更に強まり寒い。

12:48 1240m
細尾根で引き返すことにする。天気が良ければ箕輪山が見える場所だが、今日は見えるはずもない。写真を撮ってから少し下ったところでシールを剥がす。トレースを辿れば板は何とか滑る。緩斜面では歩きが入るがそこそこに斜度があるので、林道まではスムーズに下れそうだ。斜度が出て来ると結構快適に滑れる。いい感じで誤ルートの下り斜面へエントリー。ラインを見極めればテレマークターンも可能。意図してトレースするなら、夏道ルートよりも良いと感じた。積雪が増えているのが条件だが。

林道に出てからは歩きとストック推進で我慢の滑り。標高を落とすにつれて風は穏やかになり、少しホッとする。指先の冷えも収まってきた。男沼入口まで来れば、モービルのトレースを使える。下り勾配で板は走り出す。ストックで漕ぎながら下部の林道へ出て、ほんの一歩きで出発地点へ。

14:09
出発地点に到着。
週末悪天候のサイクルにすっかり嵌り込んでいる今冬。雪が降るのは結構だが、山スキー日和の好天が欲しいところ。来週末も冬型になりそうだし、さてどうするか。

           
ゲートのある分岐点
ルート間違いで登ることになった斜面
1240m尾根上でストップ
結構快適
誤ルートの斜面 テレマークターンで
 
GPSログ