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2013年 バックカントリーの記録 ウロコ板で雪上ツーリング
日時 : 3月9日(土) 7:37〜14:54 (1時間50分) + α
山域 : 裏磐梯 イエローフォール 他
天候 : 快晴
スキー : MADSHUS EON 185cm + Rottefella Super Telemark
ブーツ : SCARPA LOGAN
移動距離 : 約6km + α

2月中旬が見頃と言われる裏磐梯のイエローフォール。今年も少し時期が遅めだが、ウロコ板を携えて出掛けることに。高温続きで雪も腐り気味なので。

【行動記録】
自宅を10時頃出発。漸く週末に青空を望めたと思ったが、残念ながら風は非常に強い。土湯峠越えのR115では車が強風に煽られ、恐る恐る運転。トンネルを抜けると少し風が弱くなる。裏磐梯スキー場の駐車場は結構車が多く、他県ナンバーが目立つ。雪がグサグサの駐車場で出発準備。

【第一部】
12:11 940m
快晴のゲレンデボトムから行動開始。雪はザラメ化して春の雪。駐車車両が多い割にはゲレンデの人影は疎らなのは、お昼時だからか。お陰で空いているので、ゲレンデ中央付近を登行。初使用のウロコ板の登行性能はどうか。下部の緩斜面ではしっかりウロコが食い付くが、上部に行くにつれて直登ではズリズリと後退する場面がある。斜登で高度を稼ぐ。当然、最上部の急斜面は避けて、狭い迂回ルートへ。時折ボーダーが滑り降りてくるので、邪魔にならないように退避。ボトムでは弱かった風だが、ここらまで来ると少し強まる。ゲレンデトップを抜けるとすぐに樹林帯となる。

人気?のコースなので、雪上には無数のトレースが残る。ウロコ板の得意な緩いアップダウンの続く樹林を抜けると、徐々に視界が開けて氷結した銅沼に辿り着く。蒸気の立ち上る斜面を右手に見つつ銅沼上を縦断し、進行ルートは緩やかに左へ。正面に雄大な櫛ヶ峰を眺めつつトレースを辿るとまもなく目指す黄色い氷曝が見えてくる。

13:11 1180m
1時間ジャストでイエローフォールに到着。スノーシューの先客が三名。彼らが下山後写真撮影。イエローフォール上空を航空機が通過するのを待ってみるが、タイミング悪く叶わず。腰を下ろして簡単に食事を摂った後下山開始。

帰りは火口原方向へ。夏道沿いを下る予定。こちらのコースはトレースが少ない。広く気持ちの良い雪原と化した火口原を通過してゲレンデへと向かう樹林帯に突入。夏道を外して沢形を行くと、ルート復帰で雪庇の乗り越えに少し手間取る。夏場歩いたことのあるルートなので、何となく見覚えがある雰囲気だが、先行トレースも何となく迷走気味に見えるので、GPSを確認しながら慎重に進む。

樹林を右往左往した末、ゲレンデに合流。ウロコ板の滑りはどうか。フラットソールの細板と違い、どこか難しい。テレマークターンがしっくり来ないのは、ダブルキャンバーの影響だろうか。

14:01
出発地点に到着。
           
快晴のゲレンデボトムからスタート
 ゲレンデトップから桧原湖方向
盛期を過ぎたイエローフォール
火口原から櫛ヶ峰方向
 
【第二部】 桧原湖
帰宅予定だったが、まだ日も高いので予定変更。昨年歩けなかった桧原湖上を歩いて、磐梯山の写真でも撮ろうと湖岸を目指す。サイトステーションへ、と思ったが、湖南の遊覧船乗り場から楽に湖面へ下りられそう。除雪山盛りの駐車場に車を停めて出発準備。水分をたっぷり摂って、カメラだけ持参し湖面へと降りる。

GPS無しなので、時間は不明。まずは桧原湖中央を目指してまっすぐ進む。モービルが結構頻繁に行き来しており、氷厚は全く無問題のよう。安心して自由なラインで進める。西風は相変わらず強いが、やや収まり加減。真っ青な空と真っ白な雪の反射で周囲は眩しい。わかさぎ釣りのテントがチラホラ。原発事故の影響で釣り客は減っていると思われるが、震災前と比べてどの程度なのか。

軽く板を滑らせて、沖へ約1.5km(推測)程度移動。島と思われるこんもりとした岩のある丘に上がって、ここから折り返すことにする。

帰りはやや東岸寄りをトレース。小島が多いのか、緩いアップダウンが連続する。折角の良い天気なのでもう少し徘徊したいが、水も持参していないので早々に引き上げることにする。

出発地点に到着し、着替えて帰宅。
遊覧船乗り場からスタート
点在するテント 西吾妻山と中吾妻山
 
桧原湖上から磐梯山方向
 
GPSログ